昨年12月19日土曜日。いちばん美味いと私が断言する《松岡》を皮切りに、朝から《がもううどん》《たむら》《長田in香の香》と一人レンタカーで廻って讃岐うどんを堪能したシメは、なぜか〈三人太鼓deヒットパレード〉キング・クリムゾン来日公演@サンポート高松であった。 まだ鼻腔や口腔に残るいりこの芳しい残り香を愉しみながら、「21馬鹿」や「クリムゾン・キングの宮殿」、「エピタフ」に「冷たい街の情景」に「太陽と戦慄」に「スターレス」の生演奏をほくそ笑みながら眺める私を、まだいたいけな中学3年だった31年前の私がきっと、「この罰当たり者めが!」と断罪したことだろう。 その昔は日常的な海外アーティストの来日公演すら夢のまた夢だったのに、あのクリムゾンのライヴがうどんのついでに四国で観られる世になるとは、悦ぶべきか哀しむべきかいまいちぴんとこない今日この頃なのだ。 それにしてもかつての来日公演は、いろん