公明党の高木陽介選対委員長は2日、BS11番組の収録で、今夏の参院選で自民党や日本維新の会などが、憲法の改正要件を緩和する96条改正を目指す勢力の拡大を目指していることに関し「公明党が敵に回ったら、自民党は政権を取っていない」と牽制(けんせい)した。 党内きっての武闘派で知られる高木氏が96条改正に慎重な党の立場を強調したものだが、選挙協力の打ち切りまでちらつかせる露骨な“脅し”ともとられかねない。 高木氏は「自民党が連立を組み替えてまでやれば、次の衆院選で自公の選挙協力はない」と明言した。さらに昨年の衆院選を例に「選挙区で(自民党候補の)大半を推薦したが、(次回は)1選挙区2万~4万票がなくなる」と述べた。