ことし1月に八潮市で発生した大規模な陥没事故では、転落したトラックを運転していた74歳の男性が死亡しました。 埼玉県は、ことし3月、有識者による「原因究明委員会」を設置して陥没の原因と再発防止策を検討し、4日、3回目の会合を都内で開きました。 冒頭、委員長をつとめる城西大学の藤野陽三学長が「これまで現地調査や専門家への意見聴取などを進め、下水道管が損傷したメカニズムについてさまざまな可能性を推定し、議論してきた。4日の会議では、道路陥没を起こした要因や背景などについても検討を進めたい」と述べました。 そして、委員会としての中間の取りまとめを公表し、陥没が、硫化水素で腐食した下水道管に起因するものだという考えを示しました。 また、道路がどのように陥没したかについては、3つの可能性を示した上で、管の小さな隙間から土砂が流出して地中に空洞が発生した後、 ▼時間をかけて路面近くに達して陥没が起き、
