北京(CNN) 中国西部、新疆ウイグル自治区の学校や地方政府機関の一部で、イスラム教のラマダン(断食月)期間中に断食が禁止されていると伝えられる問題で、トルコ政府などが批判の声を上げている。 ラマダン中の断食はイスラム教の重要な宗教行為とされ、夜明けから日没までの時間帯に行われる。 トルコ外務省は今週「(ウイグル族が)断食やそれ以外の信仰行為を禁止されているとの報道について、トルコ世論は悲しみをもって受け止めている」との声明を出した。同外務省は駐トルコ中国大使に対し、「深い憂慮の念」を伝えたという。 これに対し中国外務省の報道官は1日、記者団に対し「トルコ側にこうした報道に関する説明を求めた。トルコ外務省の声明にも懸念を伝えた」と述べた。 中国政府高官は、宗教の自由を保障する同国憲法に言及して、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒に対する断食禁止の強制は行われていないと主張する。 だが同自治区