福島第1原子力発電所で、港湾内の放射性物質が海へ拡散するのを防ぐため設置された「シルトフェンス」(黄色い浮き、2013年9月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/TEPCO 【10月3日 AFP】東京電力(TEPCO)は3日、福島第1原子力発電所で新たな汚染水漏れが見つかったと発表した。汚染水は太平洋に流出した可能性があるという。時事通信(Jiji Press)などが伝えた。 東電によると、8月に汚染水漏れが見つかっていたタンクとは別のタンクから、高濃度の汚染水が漏れ出しているのが見つかった。 高濃度の汚染水が貯蔵タンクから漏れ出すのは、この2か月で2度目。8月には、約300トンの汚染水が漏れ出し、一部が太平洋に流出したとみられている。 共同通信(Kyodo News)によると、貯蔵タンクは鉄鋼製の板をボルトでつないだものだが、東電はこれを漏水しにくい溶接型のタンクに交換することを計画して