沖縄には「ジャーマンケーキ」というケーキが売られている。 ジャーマンと名がつくがドイツでのケーキではなく、沖縄では誰もが知る定番ケーキなのに、沖縄県外だと無名というなんだか不思議なケーキである。いったいジャーマンケーキとはなんなのか。 ジャーマンケーキのルーツはアメリカ これがジャーマンケーキだ ジャーマンケーキは生クリームやバタークリームを挟んだチョコスポンジケーキの上にココナッツの食感を残した「フィリング」と呼ばれる甘いペーストをけっこう分厚く塗ったものである。 名前の由来となっている「ジャーマン」はアメリカのサミュエル・ジャーマン(Samuel German)という人が考案したものだからで、ドイツとは関係がないし、むしろドイツでは売られていないとか。 ジャーマンケーキのレシピが新聞に公開されると、瞬く間に全米に広がり、アメリカでは6月11日は「ジャーマンケーキの日」として記念されてい
