公園にある、こけしのような形のアノ水飲み器。ツルリとした可愛らしい外見とは裏腹に、水の勢いはかなり凄い。 遊び疲れて喉が乾き、思い切り蛇口をひねったら、すごい勢いで口の中に水が入ってきて、思わず顔を背けたところ、水が空高く舞い上がり、あたり一面に降り注ぐという、局所的スコール現象の被害にあった人も多いことだろう。なぜ、あんなにも勢いが強いのだろうか? 公園施設メーカーの方に聞いてみた。 「水の勢いは、わざと強くしているわけではなくて、構造上、そうなってしまっているのです。ゴムホースから水を出すとき、ゴムホースをつぶして出口を狭くしてやると水の勢いは強くなりますが、これと同じで、水飲みの蛇口は普通の蛇口と比べると非常に狭いので、あのようなすごい勢いになってしまうのです」 水飲みの蛇口の直径は約4ミリで、これは普通の蛇口の直径(13~14ミリ程度)の約1/3である。理論的には、蛇口の直径が1/