アイソレーションタンクでの瞑想体験を機に、日々「瞑想っぽい」時間を取り入れるようになった。そんな中、気づいたのは自分の感覚に気づく力が研ぎ澄まされてきたこと。いつでもどこでも他人とつながりやすい時代、あえて一人になることが重要なのではないか。 もう何年も前に「アイソレーションタンク」という謎のマシンに入ったことがある。マシンは人一人が寝転がって入れるくらいの広さで、中には人肌に温められた高濃度の塩水が張られている。 ここに素っ裸になった状態で浮かんで、1〜2時間ほど瞑想をするのだ。一度タンクの蓋を閉めてしまえば、外からの音や光は一切遮断される。 アイソレーションは日本語で「孤立」「孤独」という意味で、タンクはそのままのタンク。五感から得る情報を最小限に留め、外部から隔絶された中で瞑想できる、というのがこのマシンの売りだ。 とはいえ、正直に言って当時の私は、瞑想をやりにアイソレーションタンク