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今年の十一月は一週間ほど和歌山県の山奥の熊野のあたりに滞在していたんだけど、東京に帰ってきた今も、あそこで過ごした日々は何か神話とか昔話のようなフィクションのできごとだったように感じる。そこで過ごした時間はそれくらい東京での普段の暮らしとはかけ離れていたんだけど、でもそれは同じ現代の日本に存在している暮らしだし、よく考えたらそういう暮らしも全然ありかもしれないし、いい加減東京にも飽きてきたし、ああいう場所に生活の軸を少し移してみようかと考えはじめている。 このあたりには熊野三山と呼ばれる三つの有名な神社(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)がある。昔から天皇とかが熊野詣をしたり、天皇だけじゃなく一般庶民も詣でまくっていたという歴史があって、最近では神社とその参拝道である熊野古道とがまとめて世界遺産に指定されたという伝統のある土地だ。神話っぽさを感じたのはそういう背景のせいもあるのかも
腫瘍内科医とは、がん患者のあらゆる問題に対応する「がん」の総合内科医です。抗がん剤や緩和療法、適切な治療のナビゲーターの役割もします。 2012年11月18日に放映されたNHKスペシャル「がんワクチン~夢の治療薬への格闘~」を見た。がんに対する新しい治療薬が開発されることは、大いに推奨されることであるし、我が国では、新薬開発の取り組みが遅れているため、その点を指摘しながら、患者・国民啓蒙にしたことは良い点であったと思われるが、効果未確認の治療の報道の仕方、未承認治療の治験・臨床試験の報道のあり方に関しては、いくつかの問題点があると考えられたため指摘したい。 評価すべき点 1. 我が国の新薬開発が遅れていることを指摘した点 2. 新薬開発に対して、患者・国民を啓発し、理解を深めた点 1に関しては、海外との比較例を出して、米国では、国の機関であるNIHが臨床研究、治験までもサポートし、豊富な研
今日の横浜北部はよく晴れました。しかしけっこう冷え込んでおります。 さて、近づいている衆議院議員総選挙について簡単なコメントを一言。 民主党政権の数々の失敗、というか機能不全を経ての、実に三年ぶりの衆議院議員総選挙が来月の16日に開催されることになったのはみなさんもすでにご存知の通りですが、これについて少し思うところが。 今回の民主党政権は、いわゆる「マニフェスト」と呼ばれるものを掲げて政権交代を果たしたわけですが、最近の日本で見られるようなこの「目標明確型の民主選挙」を目撃してくると、政治だけでなく、あらゆる組織のリーダーシップというものに潜むジレンマを感じることばかり。 すでに皆さんはご存知かもしれませんが、私が最初に地政学を習ったのは、伝統的な「古典地政学」を批判することに意義を見いだす「批判地政学」のルートからだったのですが、ここでとくに批判対象として出てくるのは「地政学コード」な
東京電力は26日、気温の大幅低下により電力需要が見通しより上昇したとして、他電力4社から緊急の応援融通を合計最大約100万キロワット受けたと発表した。応援融通を受けるのは、福島第1原発事故直後で計画停電を実施した昨年3月以来。 東電が同日朝段階で予想した管内の最大電力は、ピーク時間帯の午後5時台で4030万キロワットだった。だが、気象庁が19度まで上昇すると予報していた東京地方の最高気温は10度に届かず、暖房と降雨による照明で消費電力が増大。 ピーク時の予想最大電力需要を300万キロワット引き上げたため、需要に対する余力を示す予備率は2・4%と、最低限必要な3%を割り込む事態となった。 東電のこの日の供給力は、広野火力発電所5号機(福島県広野町、60万キロワット)が25日夜にトラブル停止したことなどから4532万キロワットだった。12月の需要期に向けた発電設備の定期検査が重なり、急な供給力
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