日本原子力研究開発機構は13日、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で同日午後、冷却材のナトリウムの漏えいを示す警報が誤作動したと発表した。 もんじゅは1995年のナトリウム漏れ事故以来、長期停止しているが、運転再開に向け手2007年5月にナトリウムを再注入して以降、検出器の誤作動が多発しており、今回で10回目。 原子力機構によると、検出器はナトリウムが流れる配管や設備に計約1300台設置してあるが、13日午後2時半ごろ、原子炉補助建屋内の空気冷却室の検出器で漏えいの警報が作動。運転員が調べ、誤報と判明した。 この検出器は相次ぐ誤警報を受けて昨年2月に新品に交換、同6月の点検では異常がないと確認されていた。原子力機構は「きちんと原因を調べ、早急に関係機関に報告したい」としている。 山陽新聞 http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2009/01/13/2009