【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長は3日午後、朝鮮中央テレビで金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立場として、「平昌五輪への代表団派遣問題を含め、(五輪)開催に関連した問題で南側と連携するよう、(金委員長が)板門店の連絡ルートを開通することを指示した」と伝えた。 発表は李氏が行ったものの、金委員長に委任されたことを明示し、金委員長の立場を代読する形式だった。特に李氏が発表の中で「文在寅(ムン・ジェイン)大統領」という呼称を用いたことに注目が集まっている。 北朝鮮が公式発表や談話などで文大統領の名前と大統領という肩書を共に用いたのは今回が初めて。これまでは「南朝鮮執権者」などと呼称していた。小さいことから韓国側と信頼を重ねていこうとする北朝鮮の意思が読み取れる。 また北朝鮮の最高かつ唯一の指導者である金委員長が直接関与して
