「公平」な米国求める怒り=社会主義賛美の風潮-米大統領選 2019年11月03日17時32分 選挙集会を終え、エリザベス・ウォーレン米上院議員(右手前)を囲み意見を交換する若者ら=10月24日、ニューハンプシャー州ハノーバー 【ハノーバー(米ニューハンプシャー州)時事】来年11月の米大統領選に向け、野党民主党の候補では、税制や社会保障を抜本改革して富を再分配しようという左派のウォーレン、サンダース両上院議員が勢いを見せる。広がる格差への怒りから若者を中心に社会主義的主張が根を張り、候補者指名争いを過熱させている。 【特集】「大統領当選可能性」と「脆弱性」が混在し始めたバイデン前副大統領 ◇「心の底から怒っている」 「富める者のためだけに機能する政府。それはただの腐敗だ」。東部ニューハンプシャー州にあるダートマス大学で10月下旬、指名争いトップを争うウォーレン上院議員は学生らにこう呼び掛け、