
Vol.78-4 STADIAの利点は「クラウドゲーミング」の利点、と言い換えることができる。すなわち「安く」「早く「手軽」。消費者にとっていいことづくしに見える。 ↑Google「STADIA」 だが、世の中そんなに甘くはない。なぜなら「安く」「早く「手軽」は、クラウドゲーミングの失敗の歴史とも重なるからである。 クラウドゲーミングは10年ほど前から研究が始まり、2010年代前半には一度目のブームを迎えた。現在、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが展開中の「PlayStation Now」は2015年にサービスを開始し、すでに4年の実績を持つ。だが、ユーザー数は全世界で70万人程度とされており、大ヒットとは言い難い。そして、この「70万人」が、現状では世界最大のクラウドゲーミング・コミュニティである。 なぜうまくいっていないのか? ゲームのラインナップやプロモーションの問題も大き
アップルが日本時間6月4日から開催した「WWDC」。この開発者イベントは、あくまで“新技術”、特にOSの刷新について語る場だ。とりわけ今年発表されたiPhoneやiPad、Mac、Apple Watch、Apple TVの新OSの詳細は、どれも例年以上の濃い内容で、開発者からの評判も良い。 中でももっとも大きな進化を遂げたのが「iPadOS」だ。iPhoneに搭載されたiOSから再び独立し、iPadならではの使い勝手を追求するOSに仕上がっている。 iPadの価値を大きく変えるiPadOSの全容を、WWDCの基調講演から探ってみよう。 iPhoneからの「独り立ち」アップルのティム・クックCEO。各OSの新機能の価値を順に解説した。これまで、iPhoneとiPadは同じ「iOS」という呼称だった。 元々iPadが生まれた時、そのOSに正式な名はなかった。「iPadのOS」=iPad OSだ
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