平成24年5月、京都府宇治市のマンションで、住人の会社員、出原寛さん=当時(39)=が死亡しているのが見つかった事件で、京都府警は4日、傷害致死容疑で指名手配していた住居不定、職業不詳、市川政司容疑者=手配当時(41)=の死亡を確認したと発表した。府警は容疑者死亡のまま、同容疑で書類送検する方針。 府警捜査1課によると、25年1月29日、同府八幡市の新木津川大橋の点検用通路で、点検業者が白骨化した遺体を発見した。死亡したのは24年6〜12月とみられ、外傷などはなかった。 府警は市川容疑者の行方を捜していたが難航。身元不明遺体も捜査対象に加えてDNA鑑定などを行った結果、今年1月になって新木津川大橋の白骨化遺体が市川容疑者と確認された。遺体の周辺には段ボールや毛布などがあったことから、逃亡生活中に死亡した可能性もある。 市川容疑者は、24年5月に出原さんの顔や頭に殴るけるの暴行を加えて