天皇陛下は9日、トーゴのニャシンベ大統領と皇居・御所の小広間で会見した。節電のため宮殿の利用を控えた結果で、国家元首と御所での会見は初めて。 宮内庁によると、大統領は、両陛下が見舞った埼玉県加須市の避難所を8日訪れて福島県の被災者を見舞っており、原発事故も話題になった。天皇陛下は「日本は原子爆弾の被害を受けたこともありますが、今回このような形で事故が起きたのは自分にとっても驚きでした。できるだけ早く収束することを望んでいます」などと語ったという。陛下はまた今回の被災事例を挙げ「地震が起きたら避難するということが非常に重要だと感じました」と強調したという。