「バリア」のMサイズ(直径6メートル)と恩田久義代表=岐阜県山県市で2011年11月17日、梶原遊撮影 岐阜県山県市の「キミドリ建築」(恩田久義代表)が製造しているサッカーボール型水害シェルター住宅「バリア」が東日本大震災後、注目を集めている。洪水や津波の際は水に浮かんで難を逃れるという。【梶原遊】 五角形の鉄パネル12枚と六角形のパネル20枚を組み合わせてサッカーボールと同じ「切頂二十面体」とし、力が分散されるため、衝撃に強い。五角形部分を黒く塗るとまさに巨大なサッカーボールになる。下部に重い部材などを配し、水に浮かべてもバランスが保たれる。水に浮かべる実験を繰り返し耐水性も確認してあるという。 大きさは直径9メートルのLサイズ▽6メートルのMサイズ▽4メートルのSサイズのほか最小では70センチのものまで11種類。Mサイズだと1階は約10畳、2階部分は約16畳の広さ。価格はLサイズ358