現在、日本の職場には多くの労働者が日本人とともに働いている。 出入国在留管理庁によると令和5年 10 月末現在、その数は 204万8675 人。を雇用する事業所数は 31万8775か所で、前年同時期と比べ22万5950人、1万9985か所の増加となっている。 大手企業はもとより、昨今ではコンビニや飲食店、日本の古い旅館においても労働者の姿をよく目にするようになった。そこで今回は、筆者の元日本語教師の経験から、労働者が現場で直面する「言葉や文化の壁」を紹介していきたい。 日本人が気付かない日本語の難しさ 労働者が働く産業の割合を見てみると、製造や建設といったブルーカラーの現場だけでなく、「宿泊・飲料サービス業」や「・福祉」など、人とのコミュニケーションが求められる現場が多いことが分かる。 労働者に配慮して「ひらがな」で書かれたタグ ここで労働者にとって、仕事におけるスキル以上に重要になってく
