ロシア議会下院は20日、第2次世界大戦が終結したとする9月3日のロシアの記念日を「軍国主義日本に対する勝利と第2次世界大戦終結の日」と名称変更する法案を可決しました。 法案は去年6月に提出されていたもので、記念日の現在の名称は「第2次世界大戦終結の日」となっています。 趣旨説明によりますと、ロシアに対して「日本は欧米とともに前例のない、非友好的なキャンペーンを開始した」と主張し、政権指導部への個人制裁や、ロシア中央銀行が保有する資産の凍結など、日本が行っている制裁措置を非難しています。 その上で、名称の変更は日本への対抗措置の一環だとしています。 法案は上院での承認を経てプーチン大統領が署名すれば成立する見通しです。 ロシアのプーチン政権は、欧米とともにロシアへの制裁を強める日本を「非友好国」に指定し、日本によるウクライナ支援に対しても反発を強めています。