やじろべえ@亀戸でもんじゃ焼き
日本全国の郷土料理も、それどころか世界中どこの国の料理でも食べられる稀有な街、東京。でも「じゃあ東京の名物ってなに?」って聞かれると、「うーん」と悩んでしまうのが東京っ子だと思う。
「東京名物といえばもんじゃ焼きでしょ」という人は多いのだけど、あれが東京を代表する料理なのだとは言いたくない気持ちがある。だってあれは東京東部・北部の割と限られた地域でしか食べられていないものだし、しかも食事じゃなくて子供のおやつだったんだもの。
私自身も実は、中学生か高校生くらいになるまでもんじゃ焼きは食べたことがなかった。正直いうと、ちょっとバカにしてたところもある。「駄菓子屋さんで子供が食べられるようなおやつでしょ?」と。で、そんな私が「もんじゃっておいしいじゃん!」と開眼したのが、亀戸の「やじろべえ」というお好み焼き&もんじゃ焼きのお店。
写真の手前が牛すじ&ネギ、奥が明太&もちのお好み焼き。どっちもけっこうなボリューム。牛すじネギ焼きは関西で食べるものには正直かなわないけど、でもでも充分おいしい。明太もちお好み焼きもおいしいし。
たまに地方から来た友人に「もんじゃ焼き食べてみたい」といわれたり、あるいはオフ会なんかがあったりで月島に行くことがあるんだけど、月島に行くたびにビックリするのは値段の高さ。お酒飲んだにしても、もんじゃ焼きで一人4000円とか、おかしいでしょー? お好み焼きもだけど、特にもんじゃ焼きなんて、“安くておいしい”が当たり前だと思うんだけど。
この日は四人でお好み焼き2枚&もんじゃ1つ食べたらけっこうお腹いっぱいに。一人1500円くらいだったかな。「そうだよねー。やっぱりもんじゃとかお好み焼きって、そういう食べ物だよねえ」としみじみ思ったのでした。
ちなみにこれがその日たべた「ピザもんじゃ」700円、チーズがお腹にたまるけど、おいしかったです。それにしても・・・もんじゃ焼きをおいしそうに写真に撮るのって、ホントに難しいですなあ。
★やじろべえ(WEB)
東京都江東区亀戸5-29-4 TEL:03-3682-1951 営業時間:17:00〜23:00、月曜休(ハッピーマンデーは営業)