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2019-05-08

Google I/O 2019 のメモ的なまとめ

2019-05-08 (水) 02:00、Google I/O 2019 のキーノートがマウンテンビュー・ショアライン・アンフィシアターで開催された。イベントでは AI を中心に Google Assistant 等の Google サービスや Android Q の新機能が発表された。また、Pixel 3a や Nest Hub Max などの新デバイスの発表が行なわれた。

目についたトピックをまとめてみる。

検索

Google 検索で、リンク先のページに 3D モデルがある場合、検索結果ページにその 3D モデルへのリンクが現れるようになる。リンクをタップすることで、3D モデルを表示させることができて、更にカメラを使って AR にその 3D モデルを表示できる。キーノートでは、筋肉・靴・サメの 3D モデルをデモとして表示した。

Google Lens 機能がアップデートされる。レストランのメニュー表をカメラを通して見ると、そのレストランでポピュラーなメニューがハイライトされる。

更にカメラに映っているテキストを OCR のように認識することが可能になる。認識されたテキストは、読み上げ機能にかけることができるし、翻訳機能にかけて自国語に翻訳することもできる。翻訳したテキストを読み上げるデモも行なわれた。

これらの機能は 5 月末にリリース予定。

Duplex on the Web

フォームの自動入力機能が向上する。Google Calendar などの情報を使って、推測できる項目を自動入力していく。例えば、Google Calendar に旅行の日程が入っていたら、ホテルの予約をする時に宿泊日を自動選択してくれる。車を選ぶ時、自分の好みの色が自動で選ばれる... など。

この機能は年末にリリース予定。

Google Assistant

「Hey, Google」を言う回数が少なくなる。文脈を理解して、「Hey, Google」がなくても音声コマンドを受け付ける。デモでは、音声コマンドで連続してアプリを起動したり、メールを音声入力しつつ「送信」については音声入力ではなくメールを送信するコマンドとして実行する、という様子を見せてくれた。

これらの機能はオフラインでも働くという。年末にリリース予定。

Personal References

Google Assistant は、人の情報をより細かく理解できるようになる。例えば、母親の住所・誕生日といった情報に Google Assistant がアクセスできるようになり、「母の家の天気は?」という質問に答えるようになる。または、レストランの予約情報をアクセスできるようになり、「今日予約したレストランへの経路は?」といった質問にも答える。これらの情報は Google Assistant の You タブから設定することができる。

Driving Mode

運転中に最適化された UI を提供する。運転中にアクセスしたいであろう情報が「For You」に表示される。音楽へのアクセスにショートカットが用意される。ナビ中の Google Assistant の利用も、UI が運転用に最適化され、ナビ画面を損なわない形で提供される。

Driving Mode は今夏リリース予定。

Privacy & Security

One Tap Google Account

プロフィール写真をワンタップするだけで Google Account にアクセスする機能を、Chrome, Google 検索、Google Assistant, YouTube, Google News, Google Maps に展開する。

Incognito mode (シークレット・モード?)

Google Chrome ブラウザーには Incognito Mode (シークレット・ウィンドウ) という機能がある。Google はこの Incognito Mode を YouTube と Google Maps にも提供する。

Android Phone for Security Key

Android Phone がセキュリティー・キーとして働く機能を提供する。Android 7.0 以降の端末が対象。リリースは今日から。

Android 10 Q

Foldable Display Device

折り畳みディスプレイに対応する。スクリーンの連続性を保つことに注力する。ディスプレイを開いて大画面にする時、開く前の画面と開いた後の画面は基本同じものが映っていて、作業を中断することなく続けることができる。動画を観ていたら、動画の続きが表示されるし、メモを書いていたらメモ書きの作業が続けられる。

5G

次世代通信規関 5G にネイティブ対応する。5G は 2019 年に 20 以上のキャリアが開始すると言われている。

Live caption

音声・動画にその場でキャプションを付ける機能。翻訳モデルは端末内にあるので、オフラインで動作するし、通信タイムラグも発生しない。対象となるのはビデオ、ポッドキャスト、カメラで撮影した動画。

Smart Reply

Smart Reply 機能は全てのメッセージ系アプリで使えるようになる。

Dark Theme

ダークモードがやって来る。バッテリー消費の低下が期待される。

Faster Security Update

Android の OS モジュール をアップデート可能な形で提供する。これにより、セキュリティー・アップデートがあればバックグラウンドでアップデートを取得し、再起動なしに新しいアップデート・モジュールを利用可能になる。一見、それはアプリのアップデートと同じような動きになるという。

Focus Mode

他のアプリを使えなくして、一つのことに集中できるようにする。ホワイトリスト形式で利用できるアプリを選択する。

Nest Hub Max

Google のディスプレイ付きスマート・スピーカー Google Home Hub が名前を変えて Nest Hub になる。

また Google は Nest Hub シリーズの最新デバイス Nest Hub Max を発表した。

Nest Home Hub の最大の特徴はカメラ。Nest Hub にはなかったカメラを備える。カメラ利用時には緑色の LED が光るようになっていて、デバイス背面にはカメラとマイクをオフにする物理ボタンが付いている。カメラを使うことで、Android から自宅の様子を確認したり、Google Duo からビデオ通話をかけたり、フェイス・マッチつまり顔認識を行ないユーザーに最適の情報 (カレンダーとかパーソナライズ・レコメンデーテーションとか) を表示する。カメラを使ってジェスチャーを理解することもできる。キーノートでは、手を上げてタイマーを止める様子が映されていた。

Nest Hub Max は今夏末までにアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売される。価格は 229 ドル。

合わせて、Nest Hub の価格改定が発表された。新価格は 129 ドル。Nest Hub は日本でも発売される。

Pixel 3a

廉価版 Pixel 3 となる Pixel 3a と Pixel 3a XL が発表された。日本でも発売される。価格は Pixel 3a が 48,600 円から、Pixel 3a XL が 6 万円から。3 色展開 (ジャストブラック、クリアリィーホワイト、パープルイッシュ) で、ストレージは 64 GB。Pixel 3a は 5.6 インチ・モデル、Pixel 3a XL は 6 インチ・モデル。今日から予約開始、2019-05-17 発売予定。

OS は Android 9.0 Pie で最大 3 年の OS アップデート保証となる。バッテリーはフル充電で 30 時間、15 分の充電でも 7 時間のもちになる。

キーノートでは、去年発表された Google Maps の AR 機能が今日から Pixel シリーズにリリースされることも言及された。

2018-10-10

Google Pixel Slate が発表された

2018-10-10 (水) 00:00、Google が Made by Google イベントを開催して、Google Pixel Slate を発表した。Google Pixel Slate は Google Chrome OS を搭載するタブレット。商品カテゴリーは Apple の iPad Pro 12.9 や Microsoft の Surface と同じ。

発売国はアメリカ、イギリス、カナダ。ストレージ・サイズは 32、64、128、256 GB。価格は $599 から。Google Pixel Slate Keyboard は $199、Google Pixelbook Pen は $99。今日から予約開始で、リリースは今秋。

ディスプレイ

ディスプレイ・サイズは 12.3 インチ (293ppi)。ベゼルレスではない。

タッチ・スクリーンで、Pixelbook Pen にも対応している。

スピーカー

Dual front-firing スピーカーを搭載。

カメラ

8 MP のリア・カメラとフロント・カメラを搭載。ポートレイト・モードにも対応。

セキュリティ

電源ボタンは電指絞認証センサーとしても働くようになっている。またアンチ・ウィールスを標準装備。OS のアップデートは自動で走る。

Google Pixel Slate Keyboard

本体とは別売のこのキーボードはブックカバーのような形をしていて、中央に Pixel Slate を差し込みんで接続する。キーボードは Pixel Slate から電源供給を受けるため、バッテリーなどは不要。タッチパネルも搭載している。

キーボードと反対側の面は無段階傾き調整のタブレット・スタンドになる。

あとがき

12.3 インチのタブレットは iPad Pro 12.9 の利用から想像できるのだけど、実用レベルでオフィスが使えてしまう。簡単なドキュメントの作成やメモ書き、メールの作成が可能になるレベル。

それが最低価格 $599 から発売というのだからすごい。

とても残念なことに日本での発売はない。少なくとも今回のイベントでは、初回発売国に日本は含まれなかった。Google Pixel 3 のように日本発売が 3 年以上待たされることがないことを祈りたい。

Google Pixel 3 が発表された

2018-10-10 (水) 00:00、Google が Made by Google イベントを開催して、Google Pixel 3 を発表した。Google Pixel シリーズとしては初の日本発売!

サイズは Pixel 3 (5.5 インチ) モデルと Pixel 3 XL (6.3 インチ) モデルの 2 モデル。iPhone XS と同じくベゼルレスの OLED ディスプレイで。Pixel 3 はノッチなし、Pixel 3 XL はノッチあり。

色はクリアリー・ホワイト、ジャスト・ブラック、ノット・ピンクの 3 色展開。ストレージは 64 もしくは 128 GB。アメリカでの価格は Pixel 3 が $799 から、Pixel 3 XL が $899 から。国内価格・発売日は不明。

OS

Android 最新の Android 9 Pie を搭載する。Pixel シリーズは、Android の最新 OS のアップデートを 3 年間提供されることが保証されている。

カメラ

背面カメラは 12 MP のシングル・カメラ (f/1.8)。前面カメラは 8 MP の広角 (f/2.2) と標準 (f/1.8) のデュアル・カメラ。光学および電子式手ぶれ補正は背面カメラのみ。

動画の撮影は、背面カメラが 4K@30fps、前面カメラが 1080p@30fps まで対応している。

トップショット

ベストショットを提案してくれる機能。撮影した写真の前後を動画 (?) で保存しておいて、よりよいショットのおすすめを提案したり、自分で選ぶことができる。

Group Selfie Cam

前面カメラではセルフィーの撮影に広角なカメラを利用できる。これにより、大勢のグループでセルフィーを撮ったり、大きな背景を含めてセルフィーを撮ったりすることが可能になる。

Playground

写真や動画にキャラクターを AR で融合させることができる。イベントではアイアンマンの CG と一緒にセルフィーを撮るシーンが紹介された。

Google Photos

Pixel 3 から Google Photos にアップロードされた写真は元の画質で無制限に保存される (通常の利用では画像サイズが縮小されて保存される)。この無制限アップロードは 2022 年 1 月 31 日まで利用可能で、それ以前にアップロードされた画像・動画は 2022-01-31 以降も追加料金なしで保存はされる。

認証

端末裏側に認絞認証センサーを搭載する。

iPhone XS などで流行りの顔認証はあるのかないのか分からなかった。少なくとも顔認証があるという説明は見かけなかった。

防水

Pixel 3 の防水は IEC60529 の IPX8。IPX8 は「IPX7 (最大 1m の水深で、最大 30 分間) より厳しい条件を満たす」という規定。厳しい条件の具体的な内容はメーカーが設定する。例えば Apple の iPhone XS (IPX8) は「最大 2m の水深で、最大 30 分間」と定めている。Google Pixel 3 の具体的な内容はウェブサイトで見つけられなかったので分からない。

充電

USB-Type C コネクターから 18W の急速充電に対応する。

また、Qi によるワイヤレス充電にも対応。Qi 充電端末は付属しない。

Google Pixel Stand

Google Pixel 専用の Qi 充電スタンドも発表された。価格は 9,504 円。Pixel 3 に対して 10W でのワイヤレス充電を可能にする。

Google Pixel 3 と同時に使うと、Pixel 3 に特別な (Google Home っぽい) 機能を提供する。朝は画面が徐々に明るくなり、スケジュールや最新ニュースを提供する。Pixel Stand の上に置くと自動でマナーモードがオンになる等々。

SIM

シングルナノ SIM に対応。ディアル SIM には対応していない。

あとがき

Android のリファレンス端末である Pixel スマートフォンがようやく日本でも手に入るようになる。スペックも各社フラッグシップ端末に匹敵する。Android アプリの開発者と Android を好きな人達にはたまらないスマートフォントになりそう。

iPhone XS Max が財布にもう少し優しければ、もしくは iPad の最新端末が来年まで出ない保証があるのなら、Pixel 3 も買っていたかもしれない。それだけ魅力のある Android スマホだと思う。

2018-05-09

Google I/O 2018 のメモ的なまとめ

2018-05-09 (水) 02:00、Google I/O 2018 キーノートがマウンテンビュー ショアライン・アンフィシアターで開催された。イベントでは、AI を中心に Google Assistant, Android P, Google Maps 等の新機能が発表された。噂されていた Material Design 2 の発表はなかった。

キーノートの内容は小さなトピックがちりばめられていたので、箇条書きメモの形でまとめた。

Google AI

Google AI の医療における利用シーンが紹介された。

  • 医療の現場で、心臓血管病のリスクの予見する
  • 次にどういう Medical Event が起きるかの予見する

また、テレビ討論で二人の話者が同時に話す内容を聞き分けるデモが行なわれた。

Gboard for モールス・コード

Gboard がモールス・コードに対応する。ベータ版は今日リリース。

Gmail -- Smart Compose

フレーズの予測入力を行なう。数ワード入力すると、メールで良く使うフレーズが予測される (グレイの文字で続きのテキストが表示される) ので TAB で確定してゆく。Google が知っている内容なら、住所などもスマートに入力してくれる。

Smart Compose 機能は今月全ユーザーに対してローリング・アウトされる (日本語は対象なのかな?)。

Photos -- Suggested Smart Action

写真のコンテキストを理解して、良さそうなアクションを提案 (サジェスト) する。デモは 5 つ:

  1. 結婚式の写真を撮ったら、写っている友達への「共有」を提案する
  2. Brightness の修正を提案する
  3. 書類をカメラからスキャンしたら、PDF への変換を提案する
  4. 子供の写真に対して、子供の背景を白黒にしてポップさせるエフェクトを提案する
  5. 白黒の写真に対して、カラー写真変換を提案する

いずれも「提案 (サジェスト)」ボタンを 1 タップするだけで、結果を得ることができる。特に PDF 変換と白黒→カラー写真変換には会場がわいた。

この機能は全ユーザーに対して、数か月以内にリリースされる。

TPU 3.0

機械学習用のチップ TPU 2.0 がバージョン・アップして TPU 3.0 になる。これを使うために、水冷をデータ・センターに導入したとか。

Google Assistant

Voice

6 つの新しい「Voice (声)」が追加される。リリースは今日。

また、2018 年末にはジョン・レジェンドの声も追加される。

Continued Conversation

「Hey, Google」を毎回言わなくても良い。Google Assistant との会話の初めに一回 Hey, Google を言う。後は「Hey, Google」を言わなくても、(人と会話するみたいに) Google Assistant に話しかけるだけ。数週間以内にこの機能はリリースされる。

Multiple Actinos

「全米オープンを見せて、家のライトを点けて」みたいな 2 つのリクエストに応えることができるようになる。更に「Kevin Durant がドラフトされた時のカリフォルニア州の知事は誰?」のような複雑な質問にも答えることができる。

Pretty Please

「プリーズ」を付けないと Google Assistant が反応してくれないオプション。ファミリー向け。2018 年末リリース予定。

Smart Display

2018 年 7 月に Google Assistant 対応のスマート・ディスプレイを発売する。メーカーは JBL, Lenovo, LG。

Amazon の Echo Show と同じように、ディスプレイに写真を表示したり質問の答えを表示したりできる。キーノートでは Lenovo デバイスでYouTube で動画を再生したり、料理のレシピを表示するデモが行なわれた。その他、ビデオ通話したり Google Map を表示できるという説明があった。

Food pick-up & delivery

スターバックスに Google Assistant からデリバリーを頼んだり、ピックアップの注文を行なうデモが行なわれた。

提携が予定されているのは、Doordash, Starbucks, Domino ピザ, Applebees, セブン・イレブン, Just Eat, Penera Bread, Dunkin's Donuts。近日公開とのこと。

Google Assistant in navigation in Google Maps

Google Maps のナビゲーション機能に Google Assistant が入って来る。ナビ中に音楽をかけて、みたいなことができる。2018 年夏リリース。

Google Duplex

Google Assistant が電話応対をしてくれる。「予約」(名前を聞いて、空き時間を確認して、用件を記録して、スケジュールに予約を入れる) ことまでやってくれる。数週間以内に Experimental バージョンがローリング・アウトされる。

Digital Wellbeing

JOMO -- Joy of Missing Out (なくしてしまうことの楽しみ) を Google は提供できるのではないか?

Android Dashboard

どのアプリにどれくらい時間をかけているかを視覚化してくれる。

YouTube -- Take a break reminders

少し休みを入れては? というリマインダーを作成できる。今週リリース。

YouTube -- Notification digest

複数の通知を 1 つにまとめて通知してくれる (?)。今週リリース。

Google News

Google News を刷新する。新しい Google News は、Google Play ニューススタンド・アプリや Google News & Wether アプリを置き換えるアプリになる。Android, iOS, ウェブ版が今日からローリング・アウトされる。

Google News アプリには 4 つのタブがある; 「For You」「Headlines」「Favorites」「Newsstand」。

アプリを開くと、5 つのトップ・ストーリーが表示される。Google News の新機能は次の通り:

  • Newscasts: 1 つのトピックについて複数の記事やビデオを集めて表示する機能。1 枚のカードの中に複数ソースの情報が表示される。
  • Full Coverage: 1 つのトピックについて深く知るための機能。非パーソナライズ。トピックのタイムラインを表示する。記事、ビデオ、ローカル・ニュース、FAQ、Social Commentary 等から情報を集める。
  • Newsstand: 1000 を越えるマガジン・タイトルが並んでいる。Subscribe with Google 機能で購読できる。

Andraid P

ベータを 7 メーカーの端末で今日から開始。

Adaptive Battery

アプリの利用を機械学習で判定してバッテリー消費をおさえる。30% 近く CPU のアプリ起動を減らすことができた。

Adaptive Brightness

機械学習でよくかしこくなった自動ブライトネス調整。

App Actions & Slices

App Actions は、パターンに応じて次に行なうアクションまで提案する。「○○ さんに電話をかける」「ワークアウトを行なう」「●● のチケットを買う」など。

Slices は開発者向けの API で、アプリのアクションを提供できる。「lyft」を検索すると、Lyft アプリから「自宅へ Lyft」といったアクションが検索結果に直接表示される。

ML Kit

Firebase 経由で使える API。次の機能を提供する。クロス・プラットフォーム対応で、Android と iOS に提供。

  • 画像ラベリング (Image labeling)
  • 文字認識 (Text recognition)
  • 顔検出 (Face detection)
  • バーコード認識 (Barcode scanning)
  • ランドマーク検出 (Landmark detection)
  • スマート・リプライ (Smart reply)
Shush

通知・通話が来ている時にスマホをひっくり返すと止まる。

Wind down

時間が来たら白黒モードになって、使うのを止めるようユーザーにお知らせする。

Google Maps

ナビゲーションにカメラが利用可能になる。AR を使ってナビゲーション可能。ナビゲーション・キャラクターも AR を使って表示できる。

Google Lens

カメラを使ってリアルタイムに Google Lens を実行できる。文字認識も可能になる。

2016-10-05

Google Wifi が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Google Wifi が発表された。Wi-Fi ではなく Wifi が製品名らしい。

Google Wifi は複数台連携を前提とした Wi-Fi ルーター。価格は 1 台で $129、3 台セットで $299。11 月予約開始、12 月発売。サイトを見る限り日本での発売は... あるっぽい。

特徴

Wi-Fi は 802.11 a/b/g/n/ac 対応のデュアルバンド (2.4 GHz/5 GHz)。ビームフォーミング及び Bluetooth Smart 対応。WAN ポートはギガビット・イーサネットが 2 つ。WAN または LAN として設定可。

OnHub と同じように、最適なチャンネルを自動的に選択する。

また、アプリを使ってネットワーク内で優先する端末の指定が可能。特定の端末のネット接続を止めることもできる。

あとがき

Apple の AirMac Extreme や AirMac Express などのように、リピーターとして動作もできる Wi-Fi ルーターは多い。けれど、3 台パックのような売られ方をするルーターは初めて見る。少くとも家庭用ルーターとしては初めてじゃないか。

今は家中のどこでも Wi-Fi に繋がることが求められている。リビングはもちろん、キッチン、お風呂、寝室。対象もスマートフォンだけじゃなくて、Google Chromecast だったり、Philips Hue だったり、スマートロックだったり。

そんな生活スタイルに対して、家中のどこにでも Wi-Fi が繋げられる、という Google Wifi のコンセプトは良く出来ている。

日本はアメリカほど大きな屋敷は多くないけれど、お風呂でテレビを見るとか、2 階・3 階でもネットに快適に使いたいとか、探せばニーズは見つかるような気がする。

Google Daydream が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Google Daydream が発表された。

Google Daydream は VR 用ヘッドマウント・ディスプレイ。スマートフォンを装置、ディスプレイ代わりに使う。価格は $79。対応スマートフォンは同日発表された Google のスマートフォン Pixel。Google Daydream は Pixel の発売国 (アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、オーストラリア) で予約が開始されている。発売予定は 11 月。

特徴

Daydream にはリモコンが付属する。リモコンはポインター・デバイスとして利用可能。

Daydream を使うには、スマートフォンを前面に固定する。こうしてスマートフォンを Daydream のディスプレイ部として使う。リモコンとは Bluetooth LE で接続される。

対応アプリの一例として、Google Play Movie, Google Photos, YouTebu, Google Street View などが挙げられた。Netflix や Hulu を大画面で見たり、VR ゲームアプリで遊ぶことも可能となる。

Google の新スマートフォン Pixel が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Google の新スマートフォン Pixel が発表された。

Pixel は Google の新スマートフォン。Nexus シリーズが Asus 製や LG 製だったのに対して、こちらは Google 製となる。ラインナップは 2 つ; 5 インチ・サイズの Pixel と、5.5 インチ・サイズの Pixel XL。カラー展開は 3 色; Quite Black、Really Blue, Very Silver。価格は $649 から。日本での発売は未定。アメリカでは今日から予約開始。一次発売国はアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、オーストラリアの 5 国。その後、インドが続く。

スペック

Pixel の仕様は次の通り:

  • OS: Android 7.1 Nougat
  • ディスプレイ: 5.0 インチ, 1920x1080, 441 ppi (Pixel); 5.5 インチ, 2560x1440, 534 ppi (Pixel XL)
  • 背面カメラ: 12 MP
  • 前面カメラ: 5 MP
  • メモリー: 4GB
  • ストレージ: 32 GB, 128 GB
  • サイズ: 143.84 x 69.54 x 8.58 mm (Pixel); 154.72 x 75.74 x 8.58 mm (Pixel XL)
  • 重さ: 143 g (Pixel); 168 g (Pixel XL)
  • Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac 2x2 MIMO
  • Bluetooth: Bluetooth 4.2
  • 指絞認証: あり
  • ポート: USB-C
  • SIM: nano-SIM

スペック表に現れない所では、カメラのクオリティーが高い。DxOMark Mobile のベンチスコアで 89。同ベンチスコアで iPhane 7 は 86。発表時点での最高スコアとのこと。

バッテリーは急速充電に対応。15 分で最大 7 時間分の動作が可能。

Google Photos

Pixel にプリ・インストールされる Google Photos アプリでは、「全ての解像度での (full resolution)」容量無制限な写真・ビデオ保存が可能になる。今の Google Photos の 1600x1200 制限がなくなるのかな? 4K ビデオのアップロードも可能なのかな? もしそうなら嬉しい。

あとがき

発表では「Google アシスタント」(会話型 OK, Google) の発表もあったけど、これは Android 7.1 の機能かな?

価格・スペックともにハイエンド・スマートフォンとして無難なくまとめてきた。安定のリファレンス・モデルになりそう。日本でも発売されると嬉しい。

Chromecast Ultra が発表された

2016-10-05 (水) 01:00 に Google のイベントが開催されて、Chromecast Ultra が発表された。

Chromecast Ultra はビデオ出力対応 Chromecast のハイエンド・モデル。価格は $69 (9,720 円; 税込) で発売予定は 11 月。

Chromecast Ultra の新機能

Chromecast Ultra は 4K ビデオ出力に対応した。現在、4K 出力が可能なビデオ・ストリーミング・サービスは Netflix くらいしかない。今日、Google は 11 月にも Googlp Play での 4K 動画配信を予定していると発表した。

4K 対応以外の新機能を列挙する:

  • 処理速度が Chromecast に比べて 1.8 倍になった
  • HDR サポート (動画の HDR?)
  • Dolby Vision サポート
  • イーサネット端子サポート (電源アダプターにて)

あとがき

Chromecast よりも高い動画視聴体験を提供するガジェットとして作られている。「Ultra」の名を冠するのは伊達じゃない。

4K テレビ/ディスプレイを持たない身としては、処理速度の向上くらいしか目を見張る点がない。ディスプレイに映して Google Play を観たいけれど、Chromecast で十分。そういう意味では、4K 対応機器を持ってるユーザーをターゲットにした良い製品とも言えそう。

2016-02-25

Chromecast Audio が届くまで...

Untitled

Google の Chromecast Audio が 2016-02-19 (金) に国内発売を開始した。発売日当日に注文し、2016-02-21 (日) に届いた。到着までの流れを残しておく。注文した時間は 09:32 だった。

到着までの流れ

Chromecast Audio はヤマト運輸により配送された。配送記録は次の通り:

  • 2016-02-19 19:49 ヤマト国際物流 (香港) 海外荷物受付
  • 2016-02-19 03:05 ヤマト国際物流 (香港) 海外発送
  • 2016-02-20 14:23 YGL 羽田クロノゲート支店 国内到着
  • 2016-02-20 16:00 国際宅急便サービスセンター (羽田) 発送
  • 2016-02-20 23:04 東京ベース店 作業店通過
  • 2016-02-21 08:40 台東松が谷センター 配達中
  • 2016-02-21 14:21 荷物到着

あとがき

「届くまで」エントリーは 5 本目。今までは Apple 製品ばかりだった。今回、初めての Google 製品。

羽田に着いた翌日に我が家到着という傾向は変わらない。

悔しいことに土曜日から風邪をひいていて、月曜日までノックダウンしていた。何とかセットアップを終えたのは 2016-02-23 (火) のこと。せっかく日曜日に届いたってのに楽しめなかったのは残念。開封の儀は、もう少しあとで書く。

ref.

2015-08-20

Google の Wi-Fi ルーター OnHub のスペック

2015-08-18 (火)、Google は Wi-Fi ルーター「OnHub」を発表した。一人一台のスマートフォン。タブレットにノート PC。そしてスマート家電。家庭であっても、Wi-Fi が当たり前に、そして Wi-Fi で繋がる機器が増えた今日の時勢に合わせた Wi-Fi ルーターとなっている。

混んでいる無線の帯域を自動的に避ける機能、IoT (インターネットにつながる物・家電) がサポートする Wi-Fi 以外の無線技術にも対応している点などが面白い。価格は $199。2015-08-31 に北米で発売とのこと。日本には来るのかな?

スペック

Google のサイトを見ると OnHub のスペックが載っているけど、メモ代わりに自分のブログにも書き写しておく。

  • Wi-Fi: 802.11 a/b/g/n/ac (3x3, 2.4 & 5 GHz)
  • Bluetooth: 4.0
  • ZigBee/Thread: 802.15.4 conformance (?)
  • WAN ポート: 10/100/1000 Mbps x1
  • LAN ポート: 10/100/1000 Mbps x1
  • USB ポート: 3.0 x1
  • 大きさ: 19.05 cm (高さ) x 11.68 cm (直径) (7.5inch x 4.6 inch; 円筒型)
  • 重さ: 0.86 kg (1.9 lb)
  • CPU: IPQ8064 Dual Core 1.4 GHz
  • メモリー: 1 GB DDR3L
  • ストレージ: 4 GB
  • スピーカー: 3W
  • 最大接続機器数: 128

2015-08-11

Google が Alphabet という「親」会社を作った

Google が新しい会社を作った。名前を Alphabet という。URL は https://abc.xyz/

新会社 Alphabet は Google の子会社ではない。Google の「親」会社になるという。言い換えると、Google は Alphabet という新会社の子会社となる。今後、Google 傘下にあるビジネスのうちいくつかを Alphabet の直接下に置き、Google と対等な立場に置くらしい。

新会社 Alphabet の CEO は、Google 創業者で現 Google CEO のラリー・ペイジ氏が就任する。

あとがき

Alphabet という社名は、なんというか、ググラビリティが低い。その一点だけが気にかかる。

Google が親会社を作る是非については、今のところ何とも言えないかなぁ。時が結果を教えてくれるのを待つことにしたい。

2015-05-29

ハードウェア系の発表 in Google I/O 2015

Google I/O 2015 ではハードウェア系の発表が比較的多かった。それも、最新 Android スマートフォン/タブレットや Chromebook, Nexus Player, Google Glass, Android TV といった今までのメインストリームではなく、もっと別なものが。個人開発者やユーザーが手に取れるものも少なかった。どちらかと言うと、自動車メーカーや家電企業、もしかしたら、新興のハードウェア・スタートアップ向けな情報が多かった。

そのせいか、一つ一つの発表があまり大きく取り上げられなかった。簡単にピックアップしてみる。

Project Brillo

Project Birllo は IoT 向けの Google プラットフォーム。IoT は「インターネットに繋がるモノ」のこと。例えばスマートフォンから点灯できる電球とか。国内ではスマートホーム構想なんて言って家電メーカーが色々な仕組みを提供し始めている。

Brillo は「家電メーカー」間だけで通じるような現状の枠組みをもっと広くする。

Brillo の特徴は次の通り:

  • デバイス (IoT, Android, PC) 同士を繋ぐ Protocol WEAVE の提供
  • 開発者向け API の公開 (Brillo に対応しない IoT も API 経由で接続できる)

Brillo の開発版プレビューが 2015 年の第 3 四半期、WEAVE の全機能が 2015 年の第 4 四半期にリリース予定。Brillo 対応な家電が現れるのは、早くて 2016 年初頭かな? 1 年後が楽しみ。

Cardboard

去年の Google I/O で配られた VR ヘッドセット (おもちゃ?) Cardboard。段ボールで作られてて、スマートフォンを中に入れることで VR ヘッドセットとして使えるというもの。これがアップデートされて、6 インチサイズに対応した。Nexus 6 や iPhone 6 Plus に対応する。

どこまで Google が本気なのか分からない。楽しいとは思うんだけど、本気なのかな (大事なので二回言いました)。来年も出すのかな?

JUMP

16 台の GoPro (ビデオカメラ) を円型状に配置して 360 度のビデオ撮影をする仕組み。16 台のビデオカメラで撮影した動画を繋げたり (assembly) それを再生するプレイヤーも提供する。YouTube へのアップロードも可能!

カメラは GoPro 以外のメーカーもサポートされる模様。

高層ビルや展望台などにリモートカメラが置いてあって、カメラの向きを PC から操作するサービスがあったりするけど、そういったものはこの JUMP で置き換えられていくのかな。

ぼくの働いている ChatWork では、東京・大阪・シリコンバレーのオフィスを 24 時間ビデオ通話で繋げているけど、そういった用途にも使えるかもしれない。遠距離の拠点を「近く」する工夫の一助になりそう。

仮に一万円のビデオカメラを使うとすると、カメラ代だけで 16 万円もしちゃう。ちょい家庭に入れるには厳しいかな。

自走車

サラッと Google が自走車を走らせてる様子が見えたけど。ほとんど説明なしでスルー。

気球を使った Wi-Fi 基地局

Wi-Fi の基地局を「気球」で提供するプロジェクト。スピードは 10 Mbps。気球は 100 日以上飛行できるとのこと。これは試験中なのかな? もう実用段階に入っているのかな?

あとがき

個人のソフトウェア開発者がどうこうできる話題じゃなかった。Cardboard は面白そうだけどね。Brillo に JUMP にと、商品が世に出始めたら話題性が大きいと思う。

2015-01-02

「アナと雪の女王」をデジタル配信で見た (iTunes is best, now)

2014 年大晦日、紅白歌合戦で「アナと雪の女王」が取り上げられた。主題歌 Let It Go の日本語歌も良かったし、Idina Menzel のサテライト中継出演も良かった。ぼくは映画館で映画を観ていたけど、家族の中には映画を見ていない者もあったので、家で「アナと雪の女王」を観賞しようという流れになった。

パッケージ商品 (BD や DVD) を買うほどでもないし、レンタル・ショップまで出かけたくもない (借りられるか分からないし)。

一回限りのレンタルで十分だったので、映画配信サービスを試してみることになった。

いくつかサービスを比較してみて、選んだのは iTunes Store。ポイントは 2 点。

  • Full HD (1080p, BD 相当) の映像画質
  • ダウンロードして再生できる (ネットの通信速度が遅くてもカクつかない)

本エントリーでは、iTunes Store で再生する方法を書いた後、他サービスとの比較をまとめてみる。

iTunes Store でレンタルする

まず最初に iTunes アプリをダウンロードする。Mac ユーザーは iTunes をアップデートして最新にしておくと安心。

iTunes アプリを起動したら、メニューから設定 (環境設定) を選択し「Store」タブを開く。ここで「高解像度ビデオダウンロード時に優先」を「720p」から「1080p」へ変更する。

Store_環境設定_in_iTunes

iTunes Store で「アナと雪の女王」を検索。字幕版を選んで (もしくは日本語吹替版を選んで) 「\500 HD をレンタル」を選択する。再生開始から 48 時間中なら、何度でも見ることができる (再生開始までの猶予期間は 30 日)。

iTunes で再生する

用意するものは 3 つ

  • HDMI 入力を持つテレビ
  • HDMI ケーブル
  • パソコン (Windows or Mac)

パソコンとテレビを HDMI で接続する。ぼくは MacBook Air を使っているので、Belkin の Mini DisplayPort - HDMI 変換アダプターを使って HDMI ケーブルを接続する。

上の変換アダプターはぼくが持っているのと違う。ぼくの持ってるのは少し古いかな。

Apple のサイトを見ると、moshi の Mini DisplayPort - HDMI 変換アダプターが紹介されてる。これは 4K に対応しているみたい。変換アダプターは Mac を買い換えても使い回せるので、4K 対応のアダプターを買っておくのも悪くないかもしれないね。

iTunes でストリーミング再生するために

iTunes はダウンロードした「映画」を再生する。ストレージを圧迫するけれど、一度、全てのデータをダウンロードしているからカクつくことがない。ただ、全てのデータをダウンロードするのは時間がかかる。「待つ」のはつらい。

ストリーミング再生なら、待つ必要がないけれど、ネット回線が貧弱だとカクついたり停まったりする。

iTunes ではダウンロード中に再生も可能なので、ある程度ダウンロードしたのち再生を開始すれば待ち時間最小でカクつかずに再生できる。

一応、待ち時間なしですぐに再生を開始した場合に必要な回線速度を求めておく。

iTunes の HD (1080p) 版のサイズは 3.50 GB。映画は 1 時間 42 分。

大雑把に計算するため、ここではサイズを 3.6 GB (= 3,600 MB)。映画の時間を 2 時間とする。

1 時間は 60(分) x 60(秒) = 3,600 秒。

1 秒間に 0.5 MB のダウンロードができればストリーミング再生でカクつかない。

これは 4 Mbps に相当する。

実家では 1/1 に平均 5 Mbps くらい出ていたので、ストリーミング再生可。ま、一応、お茶を用意したりする時間にダウンロードを開始して余裕を持たせたけどね。

ちなみに、iTunes の HD (720p) でもサイズはほとんど変わらないので、HD を選択するなら 1080p を事前に選択することをオススメする。

Remote App で操作する

iPhone/iPad を持っているなら、Remote というアプリが便利。

iTunes を手元の iPhone/iPad から操作できる。対応している機能は一時停止・再生、巻き戻し、フルスクリーン化、音量調整など。テレビ近くに置いたパソコンに近づく必要がないので楽。

他サービスとの比較

最後に iTunes を選ぶ前に比較したサービスを挙げておく。参考にしてもらえば幸い。

サービスタイプ1080pHDSD
iTunes Storeダウンロード500 円400 円
Google Playダウンロード500 円400 円
Amazon インスタント・ビデオダウンロード500 円400 円
Huluストリーミング
TSUTAYA DISCAS 動画配信ダウンロード?500 円400 円

どのサービスもお値段に差はない。

iTunes Store は 1080p (BD 相当) の高画質配信を用意している点がポイント。設定が必要なので気をつけて! 再生は iTunes アプリから。

Google Play は 5.1ch 音声に対応していることを明示している唯一のサービス。iOS 用アプリも出ているはビックリ。再生はブラウザー (Adobe Flash Player) から。

Amazon インスタント・ビデオ、TSUTAYA DISCAS 動画配信は特に大きなメリットを見出せないかな〜。

Hulu は海外映画・TV を得意にしていて、ここで紹介した中では唯一の定額型サービス。残念なことに「アナと雪の女王」の品揃えは 2015-01-02 現在なかった。

あとがき

パソコンを持っていて、テレビに接続して「アナと雪の女王」を観賞する、という前提で調べたことを書いてみた。初めて動画配信 (オンデマンド・レンタル) を試す人は参考にしてもらえれば嬉しい。

ちなみに、スマートテレビや Apple TV, Google Chromecast などを使うと動画配信に PC を使わなくなるので、面倒が一つ減る。

2014-11-13

Google Chromebook 日本発売開始! 簡単なスペック比較

日本では法人発売しかされていなかった Chromebook が、2014-11-11 より一般購入できるようになった。DELL 機が 2014-11-11 から、Acer 機が 2014-11-13 から、ASUS 機 (2 種) が 12 月中旬から発売される。

簡単な比較

最初、このニュースに接した時は 1 メーカーしか発売されないと思っていたので選択肢がないと思った。逆に欲しい Chromebook は一つだけに自動的に絞られた。けど、情報が出揃ってみると 3 メーカー 4 機種に渡るという (今後、HP 製の Chromebook なども出てラインナップが増えるかもしれない)。

とりあえず、機能の比較が欲しかったので比較表を作ってみた。例によって、優れている点を青字で書いた。

メーカーDELLAcerASUS
型番Chromebook 11C720 ChromebookChromebook C300MAChromebox
CPUCeleron 2955U 1.4 GHz (Dual Core)Celeron 2.16 GHzCeleron 1.4 GHz
メモリー2/4 GB4 GB2/4 GB4 GB
ストレージ16 GB16/32 GB16 GB
ディスプレイ11.6 インチ13 インチなし
解像度1,366x768
有線 LANなしGibabit
Wi-Fi802.11 a/b/g/n
Bluetooth4.0
カメラあり9.2Mなし
USB 3.0x2x1x4
USB 2.0なしx1なし
SD スロットx1
HDMI 出力x1
DisplayPortなしx1
バッテリー10 時間8.5 時間10 時間なし
サイズ (mm)294x200x25288x204x19.1329x230x20.3124x124x42
重量1.3 kg1.25 kg1.4 kg0.6 kg
価格31,980 円〜32,184 円不明不明

あとがき

こうしてみると、どのモデルも甲乙つけがたい。軽さなら Acer を、大画面なら ASUS を、バッテリーなら DELL と ASUS を、据え置きなら ASUS を、ノートで USB 3.0 のポートが 2 つ欲しければ DELL を。どれを選んで正解のような気がしてならない。

このうちの一つを来年頭には買いたいなぁ。

2014-11-11

Apple TV (第 3 世代) と Google Nexus Player のスペック比較

AirPlay をやりたい。大画面で YouTube を大画面で楽しみたい。そんな思いで Apple TV をながめてる。今年の年末あたり、第 4 世代が発売されないかと期待していたけど、何の発表もなかった。代わりに Google から Nexus Player が出た。

Google Nexus Player の日本発売はいつ? いろいろ憶測が飛んでるけど、よく分からない。ネットを漁っていると、Apple TV との良い比較が出て来た。残念なことにスペック比較表が抜けていたので、その記事を参考に作ってみる。

Apple TV (3rd) vs Google Nexus Player (1st)

例によって、機能面で優れている方を青字で書いた。

Apple TV (3rd)Nexus Player
OSiOS basedAndroid 5.0 (Lillipop)
CPUA5 1 GHz(Single Core)Intel Atom 1.8 GHz (Quad Core)
GPUPorewVR SGX 543MP2 (Dual Core)Power VR ?
メモリー512 MB1 GB
ストレージなし8 GB
Wi-Fi802.11 a/b/g/n802.11 ac (MIMO)
有線 LAN100 Baseなし
BluetoothありBluetooth 4.1
データ送信AirPlayCasting
サイズ (mm)98 x 98 x 23120 x 120 x 20
重さ272 g235 g
リモコンApple Remoteあり
HTMI 出力ありあり
音声出力光学式オーディオなし

まとめ

スペックは全体的に Apple TV が見劣る。一方で旧世代向けの規格 (有線 LAN や光出力) が残っているのは、使い方使第ではアドバンテージになるかもしれない。対応サービスに関しては、今後、増えたり減ったりするだろうし、日本と米国の状況は違うので実機を持っていないと比較のしようがない。

AirPlay と Google Cast について書けば、AirPlay が Apple 製品オンリーなのに対して、Google Cast は Android のみならず、iOS, Mac, Windows をサポートしている点が目をひく。

最後に。オーディオ好きのぼくとしては、Google Nexus Player に光出力がないのは痛い。音楽を自分のオーディオで楽しめない。AV アンプの一つでも買うかなぁ。

2014-06-26

What's New in Android (Google I/O 2014) 殴り書きメモ

Google I/O 2014 のセッション「What's New in Android」が YouTube ライブされていたので見た。司会の二人は止まることなく口を開き、1 時間のセッションを駈け抜けた。大まかな内容は掴めたけど、テキストに直せるほどの情報はメモしきれなかった。きっと後日公開されるスライドを見て欲しい、ということなのだと思う。

詳しいことは、スライドや他の人のブログに譲るとして、速報的にメモの欠片を箇条書きで出してみる。

Meterial APIs

  • ウィジェット
    • View.setElevation()
    • View.setTranslationZ()
  • アニメーション
    • Activity Transitions
    • Animation curves
    • Animated Reveal
  • アイコン
    • State Animations (StateListAnimator, AnimatedStateListDrawable)
    • Touch Feedback Ripples (RippleDrawable)

Render Thread

  • UI Thread: UI 部品を作るスレッド
  • Render Thread (NEW): 表示するスレッド

Supported Lib

  • CardView
  • RecyclerView
  • Palette
  • RoundedBitmapDrawable
  • ViewPropertyAnimator

カメラとオーディオ

  • Camera2 APIs
  • 新しいオーディオのバッファリング
  • Media Session - フレキシブルなプレイバック・コントロール
  • Media Controller

ステータス・バー

  • Theme attr: android:statusBarColor
  • 固定色 (solid color)
  • 透明 (@color/transparent)

マルチ・ネットワーキング

  • SMS
  • 特定のキャリア機能

Android L での通知

Material テーマ

  • 背景: カード型、影付き
  • 前景: dark text
  • アクセント・カラー: 小さな丸アイコンの中の色を設定 (Notification.Builder.setColor())
  • 小さなアイコン・バッチ
  • 開くビュー (Expanded views) とアクション・ボタン
  • 必要ならカスタム・ビューも OK

Media Style

  • アクセント・カラー: 背景色
  • 最大 6 個までのアクション・アイコン
  • 畳み込んだ時は、最大 2 個まで
  • カスタム・プログレスバー
  • 新しい Media Session API 対応

Hands-up 通知

以下の要件に使われる:

  • 高い優先度
  • 人を誘う
  • 音を出す
  • full screen intent

ロック画面

3 種の通知: 状態によって表示する通知情報が変わる

  • visibility_private
  • visibility_public
  • visibility_secret

通知のスマートなソート

  • カテゴリー: 電話・メッセージ・アラーム・ソーシャル
  • 古いものより、良いものを

Android Studio

ほとんどの情報が黒塗りで公開されず。笑いを誘う。

その他

  • Enterprise
  • ART (Dalvik を置き換える)
  • Android Wear (スマホ・アプリへの通知は自動的に wear にも)
  • Android TV (対応!)

Android Wear 〜 身に付けられる Android

Google I/O 2014 のキーノートで Android Wear SDK が発表された。Wearable、いわゆる「身に付けられる」ガジェットに対して Android アプリを作成できるようになる (もちろん、そのガジェットは Android ベースでないといけない)。

Android Wear として 3 つのスマート・ウォッチが紹介された。

  • LG G Watch (今日から Play Store で発売)
  • Samsong Gear Live (今日から注文受付)
  • Motorola Moto 360 (2014 年夏発売)

(日本での発売は??)

Android Wear SDK

Android Wear SDK を使うと以下の機能を持った「Wear」向けアプリが作れる。

  • カスタム UI
  • センサー制御
  • 音声操作
  • データ転送 (スマホやタブレットへ)

デモ by LG G Watch

Android Wear では「OK Google」からの音声検索、Android 通知の受信なども基本的にサポート。タッチパネル方式で、左右のスワイプでページをめくったり、上下のスワイプで通知を表示するデモが行なわれた。

対応しているアプリとして、Gmail, Twitter, Facbook、万歩計、天気予報などを見ることができた。この他、音声入力からリマインダーを設定したり、Google Keep にノートを取ったりと機能も多彩。

極めつけは Lyft を使って車を呼ぶデモまで見せた。

Android Wear SDK は、今までと一味違ったサービス提供の門戸を開きそう。

Android One 〜 低価格 Android スマートフォン発表

Android One

Google I/O 2014 のキーノートで android one が発表された。$100 を切る低価格スマートフォン。スペックは以下の通り:

  • デュアル SIM
  • SD カード
  • 4.5 インチ・ディスプレイ
  • FM ラジオ

あとがき

Android プロジェクトが初めてお披露目した時、Android スマホは低価格でスペックの低いものになると言われた。iPhone が高級スマートフォンを代表するなら、iPhone が狙えないターゲットに向けて発売されると。主に中国・インド・東南アジアなどの市場を目指すだろうと。

ところが蓋を開けてみれば、各社フルスペックで高価な Android 機がメイン・ストリームになった。Android One は、原点に戻ってターゲットを絞り直したような製品に思える。安価な Android を大勢が持つことで、世界は変わる、と言われたけれど、それは実現するのかしらん。

Android L 〜 Google I/O 2014 Keynote より

2014 年度の Google I/O 基調講演 (Keynote) は、Apple の WWDC と足並みを揃えるかのように開発者向けの発表に重きが置かれた。Android 5.0 Lolipop の発表はなかったし、Nexus シリーズの新作発表もなかった。少しばかりスマート・ウォッチやスマート・テレビといったガジェット類が紹介されたけど、発表の中心は開発者向けの SDK やサービスだった。

今年は発表内容が多い上に、一つの内容がボリュームたっぷりだった。複数回に分けて、ぼくが興味を持った点に絞ってまとめを書く。まずは Android L について。

Android L

新しい Android のスタイル。明言されなかったけど、Android 5.0 Lolipop は「Android L」なのかもしれない。リリースは今年後半を予定。プレビュー版は明日リリース。

Material Design — インターフェースの変更

L は Material Design という新しいデザインを導入する。iOS がバージョン 7 で見た目を変えてきたのと同じくらいインパクトがある。

Material Design はスマートフォン、タブレット、WEB でインターフェースを統一する。Windows の様なフラットデザインと、iOS の様な三次元効果 + アニメーションを融合させた新しいスタイル。例えば Google Now の様なカード式の見た目、更にカードをタップするとそのカードが浮き上がり少し大きくなる様に見えるアニメーションをシンプルな API で提供する。

通知センターも改良される。Google Now タイプのカード式。通知の優先度を変えられたり、通知カードを広げたり、アクション用のボタンを配置することが可能。この他、Hands-up 通知と呼ばれる「重要」な情報のみをユーザー操作に影響を与えないよう表示する機能も付いた。これはフルスクリーン時でも通知されるらしい。

ロック画面にも通知センター機能が追加される。これは、情報の種類 (プライベートか、それとも周りの人に知られても良いものか?) によって表示が変わる。通知センターと同じように全ての情報が表示されるもの。通知が来たことだけを知らせるもの。複数のパターンが用意されている。

ロック画面の解除にも新機能。Android Wear などと Bluetooth 通信することで、認証画面なしでロック解除が可能になるという。今は「時計」くらいしかガジェットが存在しないけど、この先、ロック解除を目的とした「指輪」が作られるかもしれない。

ART

Android のランタイムが従来の Dalvik から ART に変わる。ART 自身は今の Android (KitKat) でも使えるけれど、L 以降は ART がデフォールトになる。

ART に変わることで、アプリの起動時間が短くなったり、実行性能が上がったり、バッテリー消費が抑えられる。

Project Volta

Android が省電力に力を入れる。それが Project Volta。紹介されたのは 3 つの機能。

1 つ目は Battery Historian。バッテリーの利用状況を調べることが出来るツール。これでバッテリー消費の激しいサービスやアプリ、機能を見つけて改善を促すものと思われる。

2 つ目は Job Scheduler API。適切なタイミングでアプリ/サービス(?)を起動・終了させることができる。ずっと起動しっぱなし... ではなく、必要な時だけ「動かす」ことでバッテリー消費を減らすことが出来る。

3 つ目は Battery Saver。省電力モードかな。

その他

この他にも色々発表があったけど、長くなるので箇条書き。

  • 64 bit CPU 対応
  • Android Extension Pack: GPU の強化
  • 仕事用と個人用のデータを分離 (どうやるのかな?)

あとがき

Android L は、Android のスマートフォンやタブレットだけでなく、TV や Wearable にも同じ UI を提供する。機能としても、Android ファミリーの「連続性」を強く意識しているように感じた。で、どこからどこまでが「Android L」なのかが分からない。

ともかく、Android L で Google はスマホ・タブレットの世界からもっと広い「家電」へと腕を伸ばしてゆくことになりそう。普及がどれくらいのペースで進むか楽しみ。

2014-05-23

シリコンバレー訪問 第 4 日目

シリコンバレー訪問 4 日目の様子。

起床は 7 時。二日連続、朝食を Paris Baguette で摂るのは面白くないね、ということで新規開拓。Panera Bread というパン屋さんに挑戦。ベーコンとチーズと玉子のサンドウィッチを注文。意外とサイズが小さくて、朝食にはピッタシ。

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朝食後、車に乗って Trader Joe's というスーパー (?) へ。日本にはない面白い食材・調味料・食品に目を奪われる。エコバッグも販売中。小さなサイズから大きなサイズまで。一番小さなエコバッグは、なんとワイン用のエコバッグだった。


スタンフォード大学

シリコンバレーを代表する大学 Stanford University を訪ねた。大学設置は 1891 年。ヒューレット・パッカード、Yahoo!, Google, といった世界で名だたる IT 企業がこの大学から羽ばたいていった。IT の歴史とは切っても切り離せない大学。

芝生が調えられた広場から大学へと入ってゆく。


スタンドガラスの綺麗な建物。

石造りの通廊。壁面には「INFORMATION」の文字。

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物理屋としては気になる文字の入った建物。「CENTER OF TURBULENCE RESEARCH」。Turbulence は「乱流」の意味。

ロダンの「カレーの市民」(複数あるうちの一つ) もスタンフォード大学にある。

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ちょっとスタンフォードの大学生の真似をしてみる。

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大学内にあるフーバー・タワーは観光名所とのこと。約 87 m の塔。

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フーバーって、初代 FBI 長官のジョン・エドガー・フーヴァーかと思っていたら、第 31 代アメリカ大統領のハーバート・フーヴァーだった。

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塔の上から見える敷地は全てスタンフォード大学とのこと。広い!!

塔には巨大なベルも。楽譜が置いてあったけど、この曲を鳴らすのかな?



フーバー・タワーを降りたら購売へ。「Atack on Titan (進撃の巨人)」の英語版コミックスが売っていた。びっくり!

最後に大学の入り口から芝生広がる広場を撮影。良い風景。

ブレスト

お昼は中華のお店でアラカルト。

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昼食後は、インキュベーション・センター Plug and Play に戻ってブレスト。

夜は Hacker Dojo で開かれたイベントに参加 (プレゼンターは ChatWork 社長の山本敏行)。

スタンフォード・キャンパス巡りがとっても楽しくて、はしゃいで、眠い...