総務省は12月5日、「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」を改定。初めて利用する通信事業者を最大6ヵ月間、割引料金で試すことができる「お試し割」制度を追加した。12月26日から適用される。
お試し割は、その事業者を初めて契約するユーザーに対し、継続利用を条件としない場合などに最大6ヵ月間、2万円(税抜)を上限とした割引を提供できるというもの。新規契約と乗り換え(MNP)、どちらのユーザーも対象だ。
同一人物への提供回数は各事業者ごとに1回限り。複数ブランドを展開する事業者の場合、すべての提供ブランドをあわせて1回までとなる。
「A社からB社へ乗り換えたら、職場や学校で電波が入らなくなった」「乗り換えで通信エリアは広くなったが、速度が遅くて使い物にならない」といったケースは、通信事業者を問わず、2024年現在も少なくない。
通信エリアや品質がわからず、乗り換えに踏み切れないユーザーにとって、お試し割は嬉しい制度となりそうだ。