11月6日、AMDはサンフランシスコでNext Horizonと題したTech Dayを開催し、ここで7nm製品のプレビューを行なった。
具体的には7nmプロセスを利用したZen2コアを搭載する、次世代EPYCのプレビュー、それと同じく7nmプロセスを利用したVega20コアを搭載する、Radeon Instinct MI50/60のプレビューである。まず今週は、Zen 2と次世代EPYCについて説明しよう。
ちなみにこのイベントの内容はライブで中継されており、視聴が可能だ。プレゼンテーションも入手できる。
もっと言えば通常Tech Dayでは秘密保持契約を結ぶことが多い(過去には写真撮影まで禁止されたこともある)のだが、今回は一切秘密保持契約なしで即座に情報公開可能という、逆に異例の事態になっていた。それもあって筆者もいくつか会場でTwitterでメンションした。
この連載の記事
-
第808回
PC
酸化ハフニウム(HfO2)でフィンをカバーすると性能が改善、TMD半導体の実現に近づく IEDM 2024レポート -
第807回
PC
Core Ultra 200H/U/Sをあえて組み込み向けに投入するのはあの強敵に対抗するため インテル CPUロードマップ -
第806回
PC
トランジスタ最先端! RibbonFETに最適なゲート長とフィン厚が判明 IEDM 2024レポート -
第805回
PC
1万5000以上のチップレットを数分で構築する新技法SLTは従来比で100倍以上早い! IEDM 2024レポート -
第804回
PC
AI向けシステムの課題は電力とメモリーの膨大な消費量 IEDM 2024レポート -
第803回
PC
トランジスタの当面の目標は電圧を0.3V未満に抑えつつ動作効率を5倍以上に引き上げること IEDM 2024レポート -
第802回
PC
16年間に渡り不可欠な存在であったISA Bus 消え去ったI/F史 -
第801回
PC
光インターコネクトで信号伝送の高速化を狙うインテル Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第800回
PC
プロセッサーから直接イーサネット信号を出せるBroadcomのCPO Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU -
第799回
PC
世界最速に躍り出たスパコンEl Capitanはどうやって性能を改善したのか? 周波数は変えずにあるものを落とす -
第798回
PC
日本が開発したAIプロセッサーMN-Core 2 Hot Chips 2024で注目を浴びたオモシロCPU - この連載の一覧へ