2025-01-29

増田の半生報告

我ながらかなり厳しい人生を送ってきた自覚がある。

今の仕事について数年経ち、

ようやく生活いくらか落ち着いてきたと思うので、

ここに備忘録代わりにまとめておく。

増田の親父

増田の親父は地元では知られた家の人間で、

かつてはとある施設の長をしており、

母もそこで事務長として共に働いていた。

だが、父の方は肩書は名ばかりで、

仕事と言えば昼間からYouTubeや悪質まとめサイトを眺めて過ごし、

気が向けば犬の散歩をするのがせいぜいという有り様だった。

本来仕事は全て母に押し付ける形となり、

母は薄給のままその負担に耐え続けた。

だがそんな母の献身嘲笑うように親父は、

田舎の名士として当然の嗜みのつもりなのか、

若い愛人も囲っていた。

仕事中も「外回り」という名目で女とドライブに出かけたりするほど、

その関係は周囲にとって半ば公然のものだった。

もちろん母親も知っていたことだろう。

職場金もその女に相当横流ししていたようだ。

こんな人間から家庭での振る舞いも推して知るべしだ。

母の料理が気に入らないと言って、

食卓をひっくり返すなどは日常茶飯事。

増田アゴは、幼い時に父親の気まぐれで殴られて以来ズレたままになっている。

8歳のクリスマスに、アンパン一つ食わせてもらうために土下座したこともあった。

それから不倫相手の子供に財産を継がせるため

邪魔増田を焼き殺そうとでも思ったのか、

灯油を頭からぶっかけられたこともある。

あれで増田灯油の味を覚えた。

灯油は、甘いんだ。だが、明らかに身体に入れてはいけない危険な甘さだ。

アイツからまともな教育は何一つ受けた記憶はないが、

ある意味増田は親父に良い教えを与えてもらったと思っている。

絶対にああはなるまいという反面教師として、

DV不倫クソ親父の姿は今も胸に深く刻みこまれている。

増田地元

現在も住み続けている増田地元は、はっきり言ってど田舎だ。

それも、都会の人間が夢見るような温かい土地などでは決してない。

陰湿旧弊下品不条理な、いわばリアル因習村だ。

まず、犯罪発生率が異常に高い。

増田の近所だけでも、3人もの前科者が住んでいる。

(家単位でいえば9割の家が犯罪者を輩出していることになる)

地方紙を見れば毎日のように異常犯罪記事が目につく。

口コミサイトなどを見ても、「県内最悪の治安」とのコメント複数ある。

近隣からは、とあるフィクション犯罪都市の名を取って「東洋の○○○○」と呼ばれているほどの治安の悪さだ。

しかし、この評判ですらまだ正確な実態とは言い難い。

村八分を恐れて警察沙汰を避け、泣き寝入りしている被害者も多く、

実際の状態公表されている数字よりもはるかに悪いと思われる。

犯罪以外でもひどいことはまだまだある。

まともな神経をした人間なら顔をしかめるような、奇行・奇習のオンパレードだ。

雨どいにコンドームが詰められている。

燃える丸太公道の坂を転がり落ちてくる。

これ見よがしにタトゥーシール)見せびらかして歩いてた中年が、

お巡りさんに見つかって泣きながら職質を受けている。

この前の年越しの時などは、花火太鼓と怒号が一晩中響き渡っていた。

しかもこれは伝統などでは全然なく、近年になって捏造されたインチキ行事なのである

近所の住民の抗議の声も無視して、自治会が断行した「改革」だ。

その自治会では常にセクハラパワハラモラハラが横行。

権力を握っている一部の老人たちが全ての問題を決定し、

若者特に女性には実質的に一切の発言権がない。

から聞いた話だが、自治会長はプーチン習近平と同い年なのが自慢らしい。

それだけで異常な独裁志向が察せられるというものだろう。

このクソ地元に関する、地味だがひとつ印象的なエピソードとして、書店の話がある。

かつては地元には個人経営書店があり、

この荒野のごとき土地文化の火をかろうじて守っていた。

だが、近隣で最も大きな勢力を持つ不動産屋が、

有名チェーンの大型書店の誘致を計画する。

もちろんそこには文化のぶの字もなく、頭の中は金のことで一杯だった。

数少ない良心的な反対派も口先だけの地域振興で黙らせ、

不動産屋は計画を強行した。

大型書店オープン後も、個人書店はなんとか営業を続ける努力をしていたが、

大資本の力には勝てず数年前に閉店してしまった。

一方の大型書店の方も、元々この土地に本の需要など大してなく、

また、DVD・CDレンタルの方もサブスクの普及によって厳しくなり、

大企業ドライさであっさりと撤退してしまった。

残されたのは、「無書店自治体」というありがたくない肩書きだけだ。

今では代わりに自動車カスタムショップばかりが並び、

狭い田舎道に不格好で時代遅れなシャコタン改造車がひしめき合っている。

地元から本屋消滅させた戦犯この不動産屋を含め、

土地の有力者である老人・中年たちはだいたいが増田の親父と仲が良かった。

そして人格の方も似たようなもので、金と権力と女にしか興味がなく声のでかい連中ばかり。

まるで、同じ作家が手癖で書いた悪役たちのように。

書いていて憂鬱になってきた。

なんとかしてこの地獄のような地元脱出し、できれば東京に出たいとずっと考えている。

母の説得が成功して、今の仕事が上手くいってくれればいいのだが…

増田仕事

詳しくは言えないが、増田現在ある種のクリエイター業に就いている

ネットからデビューし、今は中堅と言っていいポジションだ。

だが、最初から順風満帆だったわけではない。

特に仕事を始めたばかりの頃は酷かった。

増田デビューした前後に、親父が家を出た。

不倫相手の家に転がりこんだのだ。

それだけなら正直、増田母親にとってはありがたかったのだが、

その後しばらくして親父の方から離婚調停申し立てをしてきた。

そこで提示された条件はあまりに親父に有利すぎるもので、

端的に言うと「全財産を親父に譲って家を出ていけ」という内容だ。

当然呑めるはずもなく、増田と母は戦うことになるのだが、

先に述べたように土地の有力者たちは親父の味方ばかりで、

とあるごとに母に圧力をかけてきた。

しまいには、なぜかこちら側の弁護士まで親父に肩入れし、

母に譲歩(財産放棄)を提案する始末。

この四面楚歌の状況が続いたことで、母はとうとう鬱病になってしまった。

増田も何とか母を守ろうと格闘していたのだが、自分の無力が恨めしい。

そしてDVクソ親父の魔の手は増田仕事にも及ぶ。

不倫相手の女と二人がかりで、妨害を仕掛けてきたのだ。

たとえば、少し家を留守にしている間に、

増田の部屋から仕事で使っているPCが消えていたことがあった。

無理やり押し入った形跡はなく、親父たちの仕業であることは確実だった。

親父は増田仕事について常々、お前にそんなものが務まるわけはないと小馬鹿にしていた。

PCのものは結局売り飛ばし小金を得たのだろうが、それ以上に、

増田仕事妨害することこそが目的だったのだろう。

他人呪いをかけることだけは本当に上手い男だ。

また、増田の自宅の隣は駐車場になっているのだが、

当時ここは毎晩のように違法駐車で埋まっていた。

それらの車のドライバーは、深夜だというのにエンジン音やカーステを平気で鳴り響かせ、

花火打ち上げ酒盛りをし、

大声での電話を繰り返した(内容は下品すぎて書く気になれない)

増田は防音グッズで部屋を補強したが、

それでもまともに仕事ができる環境では到底なかった。

ちなみにこの駐車場管理していたのは、あの書店潰しの悪徳不動産屋だ。

この土地では悪は全て繋がっているのだ。

これらの件のせいで増田は一時期、スランプに近い状態に陥った。

世間の目には全く仕事をしていない、終わったクリエイターに見えていたことだろう。

だが増田は、表舞台からは姿を消していたものの、決して全てを投げ出していたわけではない。

いつか再び世に出る時のために、SNS等を通じて地道に活動を続けてきたのだ。

そしてその努力と、ファン業界関係者の方々の支援のおかげもあって、

昨年には完全復活といっていい状態についに至ることができた。

復帰第一弾の作品には、ありがたいことに業界の内外から高い評価をいただいている。

増田は、クソ地元やクソ親父による「お前には無理だ!」の呪いに打ち勝ったのだ。

何も全ての問題解決したわけではない。

今も、嫉妬からAmazonレビューを荒らす(ファンに犬笛吹いて増田作品に低評価レビューを付けさせている)同業者など、

頭の痛い問題は相変わらずいくつか残っている。

それでも、以前の悪夢のような状況に比べれば雲泥の差がある。

ここに来るまで支えてくれた皆さんには感謝言葉しかない。

どうもありがとう

これからも良い作品を発表し続けることで、その期待に応えさせてもらいたい。



余談になるが、こういう個人的な体験談を書くとすぐに、

嘘松!とシュバってくる輩がいるが、

実は「嘘松」という言葉を使うやつは

ほぼ100パーセント悪質まとめサイトの住人だ。

以前、知り合いの専門家が徹底的に検証たから間違いない。

それに、「嘘松」は特定作品タイトルをもじった侮蔑語であり、

その作品ファンを傷つける言葉であるのも明らかだ。

まともな人間なら使う気にならないはずだろう。

からはてなのみんなも、

嘘松」という言葉を使ってる者を見かけたらそれだけで、

信用できない相手であると思ってもらいたい。

どんな理由があろうと、「嘘松」などという暴言を吐いていい理由にはならない。

増田は公正を愛する者なのだ

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