2023-10-11

anond:20160706062230

4000億円かかってしまったのは、結局作業が長引いたからです。

システム開発現場死ぬほど納期がうるさいのは結局これなんだよね。納期が延びればコストが嵩み、投資効果が下がる。

システム開発予算を取るのは情シスじゃなくて業務部門投資効果に対する責任業務部門が受け持っている。

プロジェクトの上の方にいる人たち(特に主幹業務部門)が経営会議で報告したり、関係各所と調整したり、追加予算承認貰ったり、責任を追及されるのを嫌がるので、とにかく何とかしろ一点張り納期に間に合わせるようにする。

で、リリースしてしまえば障害出てもシステム責任になるので、品質重視でリリース日をずらした方がプロジェクト成功のためには絶対プラスでもとりあえず納期優先で出す方に力が働きがち。

品質悪い状態で先の工程に進んで手戻りが発生した場合、先に進めば進むほどコストも嵩むが希望的観測工程は進んでいく。

上手くいってる会社は上の人たちがこの辺のメカニズム理解した上で会社にとっての利益が最大化するようガバナンスを効かせているんでしょう。

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