そもそもみずほ銀行の前身は、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の合併あたりから始まってるわけです。
合併はしたもののこいつらは仲が良くなくて、社内でどこの銀行出身がリーダーとるかで血みどろの社内政治闘争が繰り広げられてます。それを反映して、社内の電算システムも、キメラ合体させ田つぎはぎのを使ってます。どの派閥も譲らなかったせいです。当然、死ぬほど古いプログラムを切り貼りして継ぎ合わせて使ってるので、もう誰も全体像はつかめないし改造するのも難しい状況ですし、触らぬ神に祟りなしみたいな状態でした。
記憶している人もいるかと思いますが、東日本大震災直後の2011年3月にみずほ銀行の子の電算システムは大規模な障害を起こしてます。8000億円規模の決済遅延を起こして、預金者に不便をかけました。当然金融庁の調査とかも入ってるんですが、その結果として「組織の上層部が派閥闘争しすぎで、仲悪すぎて、現場も混乱してひどい騒ぎです、いい加減にせえよ」といわれます(勧告というのを受けちゃいました)。金融庁にここまで言われるなんてよっぽどです。ゴイスー。
当然みずほ銀行は、この勧告に対して対応する責任があるわけでして、いくつかの対応策を発表したわけですが、その対応策のひとつが「サーバシステム全面刷新」でした。それぞれの出身銀行が持ち寄った古く非効率な電算システムを捨てて、新しいみずほ銀行としてみんなで仲良く効率的で顧客に安心感を与えるちゃんとしたシステムを作るぞー! だから今回の不祥事はごめんなさいしてね。そういう発表でした。カシコイ!
まあ、しかし、今まで派閥闘争してたひとは1mmも反省してないので、新しいシステム開発などできるわけもないのでした。そもそも、業務の要件をまともに定義できる人もいないのです。というのも、いくつもの派閥が自分たちに都合のいいような仕様を押し付けようとするからです。というか、もはや都合がいいとか悪いではなく、敵対派閥が進めようとした作業の妨害をしたり、仕様変更したりするのが、社内での出世ゲームになっていたのでした。コワイネ。
4000億円かかってしまったのは、結局作業が長引いたからです。2011年から5年もやっていたわけですからそれも仕方ないのです。もっと早めに見切りをつければ傷口は小さくできたでしょうし、経済的合理性だけでいうのならばそれが正しいのでしょうが、前述したように金融庁勧告にたいする責任として始まったプロジェクトですので「できませんでした」じゃすまないわけです。再発防止の努力してないという話になるわけでして、その批判をかわすために今まで無駄予算をダバダバ垂れ流してました。まあ、ぶっちゃけ、銀行は去年まで過去最高益とかでしたんで、4000億垂れ流したとしても、別に経営者の報酬減ったり、行員の給料減ったりしないです(預金者の利子とかは減りますが)。つまり何の問題もありません。
SIのことはしらないけどさ 噂じゃみずほの4000億のシステムが完成しないんだとか騒いでますけど 知り合い曰く、あんなのまともな企業だったら100億でおつりがくるんだとか言...
そもそもみずほ銀行の前身は、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の合併あたりから始まってるわけです。 合併はしたもののこいつらは仲が良くなくて、社内でどこの銀行出身がリ...
よし。合併解消しようぜ。
4000億円かかってしまったのは、結局作業が長引いたからです。 システム開発の現場で死ぬほど納期がうるさいのは結局これなんだよね。納期が延びればコストが嵩み、投資効果が下...
将来報われると信じてみずほ帝国に全霊を捧げ耐え難きを耐え忍び難きを忍んで魑魅魍魎が跋扈する銀行宮廷政治を勝ち抜いてきたオッサンにとっちゃ今更話が違うとか言われたら困る...
つーかみずほについては最低限これくらいは読んどけ。 http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65766906.html
リボルビング払いってのがあるだろ あれだよ 初めから数千億だしてビル1棟サーバーにして統合システムを0から構築すれば 作業員人足単位で業務内容を見積もりするんじゃなくて監...
企業が何かを決めるときに多数決は必要ない 日本の大企業はこれを守れないからオワコン化してる