2016-03-14

奨学金を借りて大学に行った女、社会に出て3年後。

現在社会人3年目が終わろうとしている。大卒の25歳女。

日本学生支援機構から貸与を受けて大学4年間の学費生活費を賄った。

一種、二種あわせて480万円借りた。

今日までにたったの40万円しか元本が減っていなかった。

現在彼氏がいる。結婚を考えている。

彼氏奨学金もとい借金のことを打ち明けた。

少なくとも有利子の二種は完済してから結婚しようと話をした。

現在私の手取りは13万円。そのうちの5万円を毎月貯金している。賞与は年2回、合計20万円全部貯金に回す。

そうして頑張っても1年間で80万円しか貯められない。昇給も数千円単位から貯金額を増やせる目途はない。

去年の夏からようやく貯金が出来るようになった。結婚意識するようになったから。

でも440万円貯めるまで(=奨学金を完済するまで)5年以上かかる。

30歳を超える。

心配なことがある。

完済してから結婚出産の為にまた貯金をしなければならない。

また数年期間がいる。

仮にさらに3~5年、貯金するために妊娠先延ばしにしたら、33~35歳。

もしそれまでに妊孕力が低下していて、自然妊娠が困難なからだになっていたら?

不妊治療は何十万単位の金が一瞬でふっとんでいく。

こんなことになるなんて、奨学金を借りる前と借りている間の私は気がつけなかった。

学費を一銭も援助してくれなかった親を恨んだ。

学費やら生活費やら自動車学校費用から車まで買ってもらっていた人を非難したりもした。

奨学金を1円も借りずに社会に出た同期は今頃自由お金を使って遊んだり、やりたいことを叶えているのかな。

結婚して子どもを産んでいるかもしれないな。

いいなあ。純粋にうらやましいなあ。

奨学金といっても借金には変わりがない。

ギャンブル買い物依存症のひとたちのそれと質は違っていても、借金という一括りの中のひとつだ。借金借金だ。

このやり場のない思いと焦りを彼氏に打ち明けたけど、分かってもらえなかった。

やはり借金のない人に借金のある人の苦しみなど分からないという当然の結論に至った。もしかしたら愛想をつかされたかもしれないな。

というか、自分は彼に何を期待していたんだろうな。肩代わりしてほしかったのではない。そもそもこんな話すべきじゃなかったんだ。

いまここで彼氏にふられたら妊娠どうのこうのの心配もとりこし苦労となるかもしれないな、そのまえにもういろいろ自暴自棄になってたぶん自分でじぶんをころしちゃうだろうな。

奨学金を借りて大学卒業し、社会に出て行った一人の女の、ごく普通にまっとうに生きたかった私の絶望日記

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