2015-02-16

よみがえれ!edしぐさ

一文字うかがい

edコマンドはすべて1文字。行を挿入するときは"a"や"i"、行を削除するときは"d"。編集内容を保存するときは"w"、edを終了するときは"q"。edの人々は長いコマンド名にわずらわされずに暮らしていたんだ。

線引きしぐさ

書き間違えた言葉を直したいこともあるよね。たとえば"history"を"fiction"に置き換えたいときedの人々は一つずつ"history"を探して書き換えるのではなく、s/history/fiction/gのように、置き換える言葉を線で区切って並べていたんだ。簡潔さを好むedの人々らしいしぐさだね。

点打ち仕舞

edにはコマンドモード編集モードがあったんだ。テキストを直接入力するときに使うのが編集モードテキスト入力を終えるときは、"."1文字だけの行を入力するんだ。そうすることでコンピュータ編集モードの終了を伝えられるし、ユーザピリオドを打つことでモードの切替を意識できる。edではそんな人と機械への気配りはあたりまえだったんだ。

版刷り大事

edの人々が主に使っていたのはディスプレイではなく、ロール紙に1行ずつ印字するテレタイプ

今の私たちには一見すると不便に思えるつくりも、edの人々にとっては紙と時間節約する工夫の詰まったものだったんだね。

vi言葉emacs言葉

edの人たちは、宗教戦争につながる言葉を使わないように心がけていたんだよ。

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