2014-08-30

フィンランド礼賛に反論してみる

仕事からみでフィンランド長期滞在して、いろいろな人とあって話を聞いたので、さらす。

現実なんてこんなものさと思っていただければ。

※ 午後4時に退社? フィンランド人が徹底的に効率よく働く理由とはで、まるで天国/素晴らしいみたいな書き出しだったので、反論しとく。

国内産業は飽和状態

 国内産業はすでに飽和してますので、基本的に、相当優秀な方でなければ、フィンランドで生まれてもフィンランドに残ることすらできません。じゃあ、職にあぶれたフィンランド生まれの人はどうなるかって?国により強制収容されるか、EUの仕組み(EU加盟国内であれば、なんら問題なく移動して生活可能)でどんどん他の国に排斥されていくのさ。だから現在フィンランドで働いている人は、上澄みの人ばかり(要は、フィンランドで食っていけることができた人のみフィンランドに居残れるのさ。)

英語の他に数ケ国語しゃべれなければ死活問題

 若い人は当然フィンランド内部で職を得ることが難しくなっているので、他のEU加盟国や、カナダアメリカ移住して飯を食う必要がある。なので、英語は当然として、近隣の国の言葉も喋れなければ即当人にとっては死活問題となる。なので、小学生のころから語学必須科目としてガンガン詰め込まれる。高校卒業ときに何ケ国語が喋れるかが、その人の人生を決めてしまうので、皆さん相当必死です。

結論

よく、フィンランドは素晴らしい国だ!と言ってるけど、こんな実態もありますフィンランド礼賛するなら、このあたりを調べてから言って欲しい。日本だって、食えない人を全部国外退去させてれば、そりゃ見かけは素晴らしい国になるだろうよ。

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