2014-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20140321232815

自分アスペルガー症候群で、色弱

色弱だと知ったのはつい最近で、色弱検査画像を見ていたら緑の色覚異常のところで引っかかった。

色の違いを見分け、パネルグラデーションで並べる作業をやってみたら、間違いがとても多かった。

 

むかしアニメの背景を描く仕事をしていた。

イメージボードに描かれた絵を見て、それに合わせてポスターカラーで色を作っていく。

これがなんだかもうちっとも上手く行かなかった。色指定してくれていてもかなり難しい。

あるとき仕事仲間が「絶対音感があるように、絶対色感というものがあると自分は思う」と言った。

自分は色音痴なんだなと思った。いま思えば要するに色弱だ。

幼少期に色弱テストを受けた世代だけど、緑の色覚異常レアらしくて、そっちは調べなかった。

それに遺伝的に色覚異常が出るはずがないと言われていたので可能性を考えたことがなかった。

 

感情にもグラデーションがある。

色の組み合わせを学んでも、色自体が見分けられなかったらちぐはぐになるように

定型発達者感情微妙差異がわからないと苦労する。

赤いということは分かる。青寄りの赤寄りなのか、黄色よりの赤なのか識別するのが難しい。

見分けられる人でも、隣の色との関係錯覚を起こすことはあると思う。

でも根本的に見分けられない場合、注意しても他の色と比べてもわからない。

見えない色を想像で補うしかない。それでなんだか微妙に違う色を使う。

 

一部のアスペルガー症候群当事者

たぶん一般的定型発達者以上に気を使いながら、緊張しいしい生きている。

見分けのつかない微妙な色をなんとか見分けていいバランスにしようとするように

知覚できない反応の差異を、経験とその場の反応と勘でなんとか理解しようとしているから。

から「少し考えろ」とか、「想像力を働かせろ」と言われると、これ以上に?!ってなる。

 

自分にはマナーブックが役に立っている。特に欧米の歯に衣着せぬ系。

建前と実際が両方書いてあるとなお良い。建前だけ書いてあるとそれを真に受けることも多々あるから

お約束を抑えておくと安心だし、こういう発想があるのかと新鮮。

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん