2013-09-28

中学校時代、「デブから柔道をやれ」と顧問に目を付けられ、親まで巻き込んで柔道部に入れられた。

ランニングだの受け身だのの基礎練習はキツかったが、まあそれはいい。

問題は、その三年間で、柔道を以下のような行為と理解した。せざるを得なかった。

殺人衝動と攻撃衝動解放し、相手を地面に叩き付けて、審判が止めるまで相手を圧殺するか絞め殺そうとする競技」

初めての寝技の訓練で、顧問寝技乱取りをやっていた時のこと。

講師に抑え込まれて「ぐっ」だか「くっ」だか、悪態めいたうめきが口から出てしまった。

その瞬間、顧問がキレた。「てめー、指導者に向かって何だその口の利き方は!!」

寝技の訓練では抑え込みから逃げ出す練習の筈だったのに、いきなり首を絞められた。

まだ13歳のガキを、柔道経験者の大人が、いきなり絞めに来たんだ。

で、かろうじて絞めをふりほどいたら、「まだ終わってねえぞコラ!」とまた首を絞める。

息はできない、のどは苦しい、顔に血が集まって視界は白く濁り、「死」の文字が頭に浮かぶ。

逃げては絞め、逃げては絞め、ついに俺は、初めての寝技の練習で、逃げ方を習っても居ない絞め技で落とされた。

次に意識を取り戻した時、顧問は俺を睨みつけながらこう言った。

「お前がふざけてるからそうなるんだ。わかったら反省するまで立ってろ馬鹿者!」

その後、絞め技で目に血流が偏り、両目の毛細血管がブチブチ切れて内出血したが、特段休むこともなく練習に放り込まれ続けた。その時わかったよ、部活ってのは恐怖で統治して、相手に憎悪を刷り込んで戦わせるもんだって柔道ってのは審判が止めるまで戦い続ける、ルールのある殺し合いだって

そして、その後3年間、「指導」の名の下に、顧問に圧迫されながら柔道と言う牢獄に俺は放り込まれた。

その後、地域でもそこそこ強くなったけど、もう二度と柔道はやりたくなかった。

柔道から解放されて高校に入る時、もう俺は自由なんだ、って叫びそうになったよ。

顧問ビンタしてる動画があったろ? あれに実際にギリギリ絞めるとか寝技で胴体圧迫するとかを加えるのがうち中学における、柔道一般的な「指導スタイルだったよ。柔道ルールのある殺人だってことを教えてくれてありがとうT先生、俺はもうやらない。

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