内田彩が今明かす「ラブライブ!」の舞台裏「ことりちゃんと一蓮托生だなと思って…」【インタビュー】
アニソン定額配信サービス「ANiUTa」が、人気のアーティストや声優を毎月ピックアップ特集する「マンスリーアーティスト」。アニメ!アニメ!では、そのインタビュー記事の一部と撮り下ろし写真のアナザーショットをお届けします。
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5月は、内田彩さんを特集! 4週連続でアーティスト活動のこれまでと今後の展望を深掘りします。
第3弾「私達が先陣を切る!という思いだった『ラブライブ!』」では、内田にとって大きな転機となった『ラブライブ!』について話を聞いた。
【取材・構成=鈴木隆詩】
──内田 彩が『ラブライブ!』で担当することになったキャラクターは、南ことり。1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」の歌録りから、『ラブライブ!』の仕事はスタートした。
「1枚の資料をいただいただけで、最初はどんなキャラクター性を持った子なのか分からなかったんです。まだ演じたこともないのに、その子として歌を歌うのが不思議というか、バックボーンがない分、自分のやりようによっては間違った方向に転がっていってしまうような気がしたんです。責任重大というか、ことりちゃんと一蓮托生だなと思って、不安もありましたけど、すごくワクワクしました」
──まずやったのは、『電撃G's magazine』の記事を読み漁ることだった。
「こんな考え方をするんだ、こういうことが好きなんだって、ことりちゃんのことを知っていって、それを声に落とし込んでいくんです。キャラクターに肉付けしていくのは全部自分だったので、ことりちゃんとの二人三脚感が強かったですね。それと同時に、2ndシングルのセンターポジションを選ぶ総選挙が始まって、メンバーが9人しかいないのに、始まったばかりで順位がついちゃうんだと思うと、胸が痛みました。1stシングルは9人全員で歌うので、ことりちゃんをどうやって表現していこう、どうやったらファンのみなさんにこの子に気づいてもらえるだろうって考えて、9人の中に埋もれないように独特な声を出していこうと思いました。『ラブライブ!』に参加できたことが本当に嬉しかったので、スタート時の私の熱量はすごかったと思います」
──聴いてくれる人の耳に少しでも引っかかる歌声を意識したので、どんどんことりの歌は個性が強くなっていったという。
「私がそれまでのキャラクターソングで培ってきたものを全部乗せした感じです。そうなったのは、キャラクターの歌い方をセルフディレクションできた『ラブライブ!』という作品の特性でもあるし、総選挙を意識したからというもあって。ことりちゃんについては、考えて考え抜きました。それがすごく楽しかったんです」
──そして、キャラクターと同じように、現実でも歌って踊る企画が立ち上がる。
「正直、最初に聞いた時は、『本当にやるんだ。本当にやれるのかな?』と不安もありました。でも、新しいことをみんなで始めていく期待とワクワクがそれ以上に大きくて。私達が先陣になってやるぞ! という気持ちでした。初めてのイベントの時は、誰も来なかったからどうしようと思っていたんですけど、たくさんの人が来てくださって本当に嬉しかったです」
──この時も、『ラブライブ!』の可能性を、『シスター・プリンセス』と重ね合わせていたという。
「私は『シスプリ』がアニメ化された時からのファンなので、企画が始まった当初から追いかけている人のことをすごいなって尊敬していたんです。『ラブライブ!』もこの先大きくなって、最初から応援してくれていたファンの方々が誇れるようなコンテンツになっていったらいいなと思っています。実際に『ラブライブ!』もアニメ化で一気に広がって、やがて、私がまったく想像できなかったような場所までたどり着いていきました」
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>ANiUTa「マンスリーアーティスト」内田彩 特集ページ
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