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ザリガニの鳴くところ Kindle版
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2020/3/5
- ファイルサイズ1.6 MB
無料マンガ ランキング インディーズ
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出版社より

商品の説明
著者について
登録情報
- ASIN : B0859CYBKY
- 出版社 : 早川書房 (2020/3/5)
- 発売日 : 2020/3/5
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1.6 MB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 502ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 98,158位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: ストーリーや翻訳の素晴らしさを高く評価しています。壮大な自然の描写や情感あふれる情景描写が特に好評です。また、主人公カイアの心情表現も細やかに翻訳されており、全ての距離がよく描かれているという声があります。 一方で、ストーリー展開については不満の声が多くあります。一部で錯綜する場面があり、読者に余韻が残るという指摘もあります。 全体的に、ミステリー作品としては素晴らしいと感じており、読みやすさも高く評価されています。 人間関係についても分かりやすく、繊細な描写が巧みに描かれていると評価されています。 一方で、物語構成については意見が分かれているようです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの小説について、素晴らしい作品だと評価しています。文学作品を読んだという感想が多く、翻訳が素晴らしくスッと入ってくると好評です。ストーリーも訳も表現の仕方も素敵で、読み終わってしまうのが寂しくなってしまうほど面白かったようです。また、人生の奥深さを感じさせる文学作品として高く評価されています。特に主人公の女性の力強い生きざまや、人間の奥深さを感じさせる文章が魅力的だと感じています。
"ミステリー、恋愛、サバイバルなど様々な要素が織り交ぜられた深い感動と思索を誘う物語です。物語は二つの時系列で展開します。一つは幼少期に家族に見捨てられた主人公カイアが湿地帯の小屋で孤独に生きる過去の話。もう一つは、美しい女性に成長したカイアが殺人事件の犯人として疑われる現在です。..." もっと読む
"映画より先に読むことをお勧めします。" もっと読む
"...最初は忌み嫌われていた女性が、自己の人生を貫き、最終的には尊敬される女性となったことに爽快感を感じた。読後感が良い作品だと思う。" もっと読む
"...排他的社会や、アメリカに根強く残る差別問題、そして、学ぶということの楽しさと素晴らしさを得た一人の女性の力強い生きざまを描くなど、人生の奥深さを感じさせる文学作品です。..." もっと読む
お客様はこの小説の描写力を高く評価しています。壮大な自然の描写や、湿地帯の情感あふれる情景描写が好評です。大自然の美しさと余韻を残す作品だと感じています。また、ミステリーでありながら情景描写が美しく、鳥や生物の表現も魅力的だと述べています。主人公に過剰な同情を抱かせない点も魅力の一つとして挙げられています。
"...物語としての構成の巧みさ、展開の面白さも素晴らしいですが、特に好きだったのは湿地帯の情感あふれる情景描写と、そこで生きる者だけが知る生に対する深い洞察です。躍動する生と腐臭のする死、その全てをあるがままに受け入れる湿地帯。..." もっと読む
"自然に敬意を払って書かれた叙情的な成長物語の一面と、歴史や社会の側面を取り上げた推理小説の一面がある。 登場人物に感情移入しながら、目の前に浮かぶ光景と展開に引き込まれ、読む手が止まらず深夜まで読み進めました。" もっと読む
"湿地の自然の美しさ、人間の醜さ、拒絶と孤独 詩的で美しい心の動き" もっと読む
"優れた小説家がどれほど自然科学について取材して書いても、ここまで魅力的な小説は書けないだろう。長く自然を研究してきた著者だからこそ書けた、詩情あふれる文芸ミステリーと自然科学が融合した類まれな小説だと思う。 著者のストーリーテリングや詩の引用は巧みで、情景描写や比喩は見事というほかない。..." もっと読む
お客様はこの小説の読みやすさを高く評価しています。訳が素晴らしいと高く評価されており、全ての距離がよく書かれていると好評です。ストーリーテリングや詩の引用が巧みで、登場人物の息遣いが伝わる翻訳者のすばらしさも指摘されています。伏線と情報の開示が巧みで、結末が「どっち」に転んでも安心できないという意見もあります。また、主人公カイアの心情表現も細やかに翻訳されているため、日本語の美しさに気付かされるようです。
"...長く自然を研究してきた著者だからこそ書けた、詩情あふれる文芸ミステリーと自然科学が融合した類まれな小説だと思う。 著者のストーリーテリングや詩の引用は巧みで、情景描写や比喩は見事というほかない。科学者として活躍しながらも文学の研鑽も続けていたことは明らかである。..." もっと読む
"...とにかく伏線と情報の開示が巧みで、結末が「どっち」に転んでもあり得そうで、読み進める間は全く安心できないです。" もっと読む
"...良い意味で漫画、テレビドラマと考えて読めば楽しめるが、 文学作品としては物足りない。 作者は本作が小説一作目とのこと。次回作に期待したい。" もっと読む
"最近は実用書ばかりで遠ざかっていたジャンルなので、退屈しないか心配でしたが、予想を超えて楽しくまた読みやすくもあり、数日で一気読みしてしまいました。..." もっと読む
お客様はこの小説について、深い感動と衝撃を与えてくれると評価しています。静かで優しく、残酷で美しいストーリーが続き、読みながら感慨に浸ることができると好評です。また、緻密な構成や描写により、ミステリファンにも満足させる作品だと感じています。特に、「カイアが犯人」という設定にもかかわらず、読者の共感を得られる点も指摘されています。
"孤児となった少女が美しい大人の女性へ成長する過程において、成長における色々な葛藤や人に恋する気持ちがリアルに描かれており、共感を感じた。最初は忌み嫌われていた女性が、自己の人生を貫き、最終的には尊敬される女性となったことに爽快感を感じた。読後感が良い作品だと思う。" もっと読む
"...私は、大のミステリ好きなので、「ミステリ」の部分について、長々とレビューを記しましたが、「カイアが犯人」ということを気づかせない構成に、緻密さが感じられ、恐らく「ミステリファン」も満足させる作品として、ベストセラーになったと感じています。" もっと読む
"ミステリーのベストセラーと思って手を取りましたが、不幸な生い立ちの少女の一生を描いた大長編でした。 読むのに根気がいりますが、深い感動と衝撃を与えてくれます。" もっと読む
"静かで優しくて、残酷で美しい途中からやめられない。 是非黙って読んで、感慨に浸ってください。 いつまでも心から離れない大切な想い出になります。" もっと読む
お客様はこの物語について、ミステリーと自然との共生を評価しています。また、全てのストーリーに破綻がないことを高く評価しています。
"ミステリー、恋愛、サバイバルなど様々な要素が織り交ぜられた深い感動と思索を誘う物語です。物語は二つの時系列で展開します。一つは幼少期に家族に見捨てられた主人公カイアが湿地帯の小屋で孤独に生きる過去の話。もう一つは、美しい女性に成長したカイアが殺人事件の犯人として疑われる現在です。..." もっと読む
"辛い環境で少女が、大人の女性になっていく物語です。 ミステリ要素もあって、読み応えがあります。 湿地など、空気感が好きなのでたまに読み返します。" もっと読む
"ミステリー、ロマンス、成長物語… 一言でこの小説を言い表すことができないほどに様々な要素が詰まっている。 なんと言っても主人公カイアの魅力的なこと。..." もっと読む
"一人の少女の成長物語の中に、自然との共生 そしてミステリー 全てに破綻の無い物語!..." もっと読む
お客様はこの小説の物語構成について不満を感じています。複雑で、小説らしい小説だと評価しています。内容の余韻が残る一方で、安っぽいテレビドラマのようなストーリー展開だったと指摘しています。また、一部錯綜する部分も指摘されています。
"...しかし本書の場合、過去と現在が平行して進むわけではなく、一部錯綜する。それにも関わらず登場人物の紹介と湿地帯の地図が付くが目次はなし。ちょっと不親切。そこで自分が理解しやすいよう、以下目次兼カイア年表を作成。..." もっと読む
"...しかし、確信を持って、当てられたでしょうか? 私は、確信を持てませんでした。 そこには、本作品の物語構成が複雑ということが挙げられます。..." もっと読む
"一気に読み上げた。内容の余韻が残る。" もっと読む
"...だらだら長いだけで描き切っていない感があります。脇役のキャラクターに人間味を感じるのに、中心人物はよくあるパターンで安っぽいテレビドラマのようなストーリー展開でした。話題作で期待したのに残念。" もっと読む
イメージ付きのレビュー

素晴らしい作品に出会えました
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中にエラーが発生しました。ページを再読み込みしてください。
- 2024年8月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入ミステリー、恋愛、サバイバルなど様々な要素が織り交ぜられた深い感動と思索を誘う物語です。物語は二つの時系列で展開します。一つは幼少期に家族に見捨てられた主人公カイアが湿地帯の小屋で孤独に生きる過去の話。もう一つは、美しい女性に成長したカイアが殺人事件の犯人として疑われる現在です。二つの時系列が交互に展開され、ページをめくる手が止まりません。
過去の話では、少女のカイアが湿地帯の自然の中で逞しく生き延びていく姿が描かれます。「湿地の少女」として地域で差別されるカイアも、やがて思春期を迎えて恋に落ちます。現在の話では、緊張感あふれる捜査から、被告と検察の息詰まるような法廷での攻防が展開されます。
そして、終盤では、無関係に思えた過去と現在の話が見事に交錯し、物語はクライマックスを迎えます。
物語としての構成の巧みさ、展開の面白さも素晴らしいですが、特に好きだったのは湿地帯の情感あふれる情景描写と、そこで生きる者だけが知る生に対する深い洞察です。躍動する生と腐臭のする死、その全てをあるがままに受け入れる湿地帯。カイアの眼を通してそこで暮らす者にしか知ることのできない自然の真理を垣間見ることができます。
カイアの旅路を通して、自然の摂理を感じ、生きることへの謙虚さの大切さを感じることでしょう。
- 2024年9月1日に日本でレビュー済みAmazonで購入映画より先に読むことをお勧めします。
- 2024年3月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入孤児となった少女が美しい大人の女性へ成長する過程において、成長における色々な葛藤や人に恋する気持ちがリアルに描かれており、共感を感じた。最初は忌み嫌われていた女性が、自己の人生を貫き、最終的には尊敬される女性となったことに爽快感を感じた。読後感が良い作品だと思う。
- 2025年1月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入映画も興味があったが、やはり小説を先に読んでおいてよかった。
- 2024年8月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入自然に敬意を払って書かれた叙情的な成長物語の一面と、歴史や社会の側面を取り上げた推理小説の一面がある。
登場人物に感情移入しながら、目の前に浮かぶ光景と展開に引き込まれ、読む手が止まらず深夜まで読み進めました。
- 2021年10月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入先に読んだ「父を撃った12の銃弾」との類似性が指摘されていて、ネットで本書のあらすじを確認したが、やはり現物が読みたくなって購入。
二作の共通点は過酷な環境で暮らす少女の成長譚という点と話ごとに過去と現在話が入れ替わる(やがて現在に合流)点だ。
しかし本書の場合、過去と現在が平行して進むわけではなく、一部錯綜する。それにも関わらず登場人物の紹介と湿地帯の地図が付くが目次はなし。ちょっと不親切。そこで自分が理解しやすいよう、以下目次兼カイア年表を作成。
1952年 カイア6-7歳〈1 母さん〉〈2 ジョディ〉〈4 学校〉〈6 ボートと少年〉〈7 釣りの季節〉
1953年 〈9 ジャンピン〉
1956年 〈11 満杯の麻袋〉〈12 ペニーとトウモロコシ粉〉
1960年 15歳〈13 羽根〉〈15 ゲーム〉〈16 読み書き〉〈17 敷居を超える〉〈18白い小舟〉
1961年〈20 七月四日〉〈21 クープ
1965年 19歳〈22 変わらない潮〉〈23 貝殻〉〈24 火の見櫓〉〈26 岸を目指して〉
1966年 〈27 ホッグ・マウンテン・ロード〉
1967年 〈29 海草〉〈30 潮衝〉
1968年 〈31 本〉〈33 傷痕〉
1969年 〈35 コンパス〉〈39 遭遇〉〈41 小さな群れ〉〈43 顕微鏡〉〈46 王様〉〈48 旅(途中まで)〉〈プロローグ〉〈3 チェイス〉〈5 捜査〉〈8 見つからない痕跡 (途中まで)〉〈48 旅(途中から)〉〈8 見つからない痕跡 (途中から)〉〈10 枯れ尾花 〉〈14赤い繊維〉〈19 怪しい行動〉〈25 パティ・ラヴの訪問〉〈28 エビ漁師〉〈32 アリバイ〉〈34 小屋の捜索〉〈36 キツネ罠〉〈37 メジロザメ〉
1970年〈38 サンデイ・ジャスティス〉〈40サイプレス・コーヴ〉〈42 監房〉〈44 監房の友人〉〈45 赤い帽子〉〈47 専門家〉〈49 変装〉〈50 ノート〉〈51 欠けた月〉〈52 スリー・マウンテンズ・モーテル〉〈53 ミッシング・リンク〉〈54 評決〉〈55 草の花〉〈56 ゴイサギ〉
〜2009年 64歳〈57 ホタル〉
【以下ネタバレあり】
先に本書のカイアと「父…」のルーは、生育環境は異なるものの過酷な状況という点では共通している旨書いたが、彼女達の最大違いは両親の愛情を確信できるかどうかだ。
ルーの父親はれっきとした犯罪者であるが惜しみない愛情を彼女に注いでいる。母も赤ん坊の彼女を守るために命を落とした。
一方カイアの父親は貧しい飲んだくれではあるが犯罪者ではない。しかし家族に対し壮絶な暴力を振るう。母は子供達を愛していたが命の危険を感じ無我夢中我が身一つで逃げ出した。このことが彼女らの人格形成に大きな影響を与えているのは指摘するまでもない。
同じ物語内でも、やはり“ホワイト・トラッシュ”出身のテイトが、エビ漁師である父と亡き母と妹の愛情を感じて育ってきたのとは対照的だ。
また両親の愛情あるいはその欠如は、物語をハッピーエンドと感じるか、あるいはバットエンドと感じるか、個人の見解にもよるが結末の捉え方に大きく関わってくる。
私は「父…」の結末には明日への希望を感じたか、本書の読後感として物悲しさが残った。
親の愛情及び家族の欠如以外にカイアの哀しみの要因を挙げると野生児「湿地の少女」はやはり人間だったということ。
ネットの書評を読むと、カイアの本性は自然で、「生き物たちが自然のままの姿で生きてる場所」である「ザリガニの鳴くところ」近辺でしか生きられなかったという指摘が多かった。確かにその通りで、最終的に彼女自身そこへ還っていく。
それでもやはりカイアは人間だった…いや人間性を完全に捨て切れなかった。
その証拠が詩と貝殻のネックレスである。
詩は誰からも理解されないと思っていたカイアが、テイトの思うように「彼女なりの自己表現で…自分の思いを…誰かに伝えようとしていたのだろう」。
そして件のネックレス。光り物を集める習性を持つ鳥もいるが、彼女が“証拠品”を取っておいた理由、それは女たらしのチェイスがこれを肌身離さず身につけていた理由でもある。欲望だけでは説明できない。やはりそこには愛が存在していた。
貝殻は付き合い始めた頃チェイスが見つけカイアにあげたものを彼女がネックレスにして彼にプレゼントした思い出の品。危険と分かっていたものの捨てられなかったのだろう。
それを知った時のテイトの気持ちは如何なるものか。おそらく彼女の“したこと”は許せるだろう。しかしこれを“取っておいたこと”に衝撃を受けたのではないか。
自他共に認める彼女の“野生性”の最大の理解者でかつ最高のパートナーだった彼も知り得なかった彼女の心の奥底にあったもの。それを知っても尚彼女を愛する彼が取る次なる行動は如何なるものか。
カイアの眠る「ザリガニの鳴くところ」へのホタルの誘いには抗ってほしいと願う。
尚、本書にて雌が自らの光の点滅で別種の雄を誘き寄せ食べてしまうホタルがいることを初めて知ったが、NHK E テレの香川照之さん演じる「カマキリ先生」によると、雌カマキリは動くものを餌と認識するのであって必ずしも雄を食べなければならないわけではないらしい。また交尾後むざむざ餌にならぬよう上手く逃げおおせる雄カマキリも多いとのこと。
日本のオオカマキリとアメリカのカマキリでは事情が違うのかもしれないが、ご参考まで。
- 2024年9月18日に日本でレビュー済みAmazonで購入書店で平積みされていてカバーと三浦しおんさんの推薦文に惹かれて購入しました。
沼地で繰り広げられる世界に気がつけばわたしも草陰からこっそりと覗き込み、ぬかるみに囚われていました。誰が犯人か、、を求める推理小説の面白さもありますが圧倒的な孤独、人を求める切なさに揺さぶられ、本を読んで泣く ひさびさのことでした。
- 2024年7月13日に日本でレビュー済みAmazonで購入タイトルの『ザリガニが鳴くところ』とは「茂みの奥深く、生き物たちが自然のままの姿で生きている場所」という意味で、具体的には子供時代に知り合った友人テイトとの会話の中で、主人公カイアが社会福祉課の職員から逃げて隠れるためにいい場所はないか?と聞いたときにテイトが説明してくれています(文庫本182ページ)。
本書は、冒頭に湿地で一人の青年の死体が発見される場面から始まることから、殺人なのか事故なのか、殺人なら誰が犯人なのか、といったミステリーとしての体裁をとりながらも、小さなコミュニティーにおける異物を排除する排他的社会や、アメリカに根強く残る差別問題、そして、学ぶということの楽しさと素晴らしさを得た一人の女性の力強い生きざまを描くなど、人生の奥深さを感じさせる文学作品です。
ちいさな子どもの頃から周りに誰もいない湿地の家で一人で生き抜き、テイトという聡明な少年と知り合ったことで文字を習い独学で知識を蓄え、美しく成長していくカイア。
生物学に精通するにつれ自身も生き物の一つとして客観的に見る姿勢がつき、「生き延びる」ということがどういうことなのか、人の振る舞いや様々な物事を、生物の本質として受け入れることができる彼女。
本書における印象的な場面として、カイアが怒りに任せてでたらめな方向に船で海に乗り出し、偶然たどり着いた砂嘴の美しさを「いまみているものは二度と戻ってこないだろう」と気づいく、という描写があります。あたり一面に今まで見たこともない貝殻のコレクションが散らばり、海水に濡れ光を浴びて虹色に輝いている。でもそれは、潮の流れと風によってほんの短い間だけ現れた誰にも気づかれない場所。
本書にはそんなハッとするような印象的な場面がいくつかあります。
彼女が大人になりその優れた才能が開花されていく後半からは、もう一気読みです。
後半は法廷もの小説としても大変面白いです。