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無意識のバイアス――人はなぜ人種差別をするのか 単行本(ソフトカバー) – 2021/1/8
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私たちは見て判断するのではない。
判断して見ているのだ。
悪意の有無に関係なく存在する偏見、バイアス。それがいかにして脳に刻まれ、他者に伝染し、ステレオタイプを形作っているかを知ることなしに人種差別を乗り越えることなどできない。米国の学校・企業・警察署の改革に努める心理学者が解く無意識の現実とは。
【目次】
はじめに
I 私たちの目に映るもの
第1章 互いの見え方――認知とバイアス
認知の科学/人種のイメージング/ひったくり犯の青年たち
第2章 何が育むのか――カテゴリー化とバイアス
バイアスのメカニズム「/恐怖を感じる」/バイアスの伝達
II 自らをどう見出すか
第3章 悪人とは――?警察とバイアス1
ティファニーと夕食を/科学のレンズ/第一幕 目に見える男/第二幕 実際よりも大きく/第三幕 人種の働き/第四幕 丸腰でも危険/第五幕 撃つか撃たないか/別れの時
第4章 黒人男性――警察とバイアス2
警察の反応/手続き的正義/不完全な盾/公園にいた無邪気な少年少女
第5章 自由な人の考え方――刑事司法とバイアス
まだ自由とは言えない/事件が残した傷痕/まだまだ自由とは言えない/投獄された者/死に値する者
第6章 恐ろしい怪物――科学とバイアス
恐ろしい怪物の科学/非人間化の新科学
III 抜け出すための道はあるか
第7章 ホームの快適さ――コミュニティとバイアス
分離された空間/汚染された人々/空間を吸収する/移住するということ/新たな場所でバイアスと闘う
第8章 厳しい教訓――教育とバイアス
共に歩く/迫りくる格差/人種問題を避けるということ/バーニスの出世と帰還
第9章 シャーロッツビルの出来事――大学とバイアス
姿を示すということ/事件の余波
第10章 最後に得るもの、失うもの――ビジネスとバイアス
トレーニングの効果/研修の先にあるもの
終わりに
謝 辞
解 説 高史明
参考文献
判断して見ているのだ。
悪意の有無に関係なく存在する偏見、バイアス。それがいかにして脳に刻まれ、他者に伝染し、ステレオタイプを形作っているかを知ることなしに人種差別を乗り越えることなどできない。米国の学校・企業・警察署の改革に努める心理学者が解く無意識の現実とは。
【目次】
はじめに
I 私たちの目に映るもの
第1章 互いの見え方――認知とバイアス
認知の科学/人種のイメージング/ひったくり犯の青年たち
第2章 何が育むのか――カテゴリー化とバイアス
バイアスのメカニズム「/恐怖を感じる」/バイアスの伝達
II 自らをどう見出すか
第3章 悪人とは――?警察とバイアス1
ティファニーと夕食を/科学のレンズ/第一幕 目に見える男/第二幕 実際よりも大きく/第三幕 人種の働き/第四幕 丸腰でも危険/第五幕 撃つか撃たないか/別れの時
第4章 黒人男性――警察とバイアス2
警察の反応/手続き的正義/不完全な盾/公園にいた無邪気な少年少女
第5章 自由な人の考え方――刑事司法とバイアス
まだ自由とは言えない/事件が残した傷痕/まだまだ自由とは言えない/投獄された者/死に値する者
第6章 恐ろしい怪物――科学とバイアス
恐ろしい怪物の科学/非人間化の新科学
III 抜け出すための道はあるか
第7章 ホームの快適さ――コミュニティとバイアス
分離された空間/汚染された人々/空間を吸収する/移住するということ/新たな場所でバイアスと闘う
第8章 厳しい教訓――教育とバイアス
共に歩く/迫りくる格差/人種問題を避けるということ/バーニスの出世と帰還
第9章 シャーロッツビルの出来事――大学とバイアス
姿を示すということ/事件の余波
第10章 最後に得るもの、失うもの――ビジネスとバイアス
トレーニングの効果/研修の先にあるもの
終わりに
謝 辞
解 説 高史明
参考文献
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社明石書店
- 発売日2021/1/8
- 寸法13.4 x 2.6 x 18.9 cm
- ISBN-104750351237
- ISBN-13978-4750351230
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社会的に創られた概念であるのに、実体化されて差別や偏見を生んでいる「人種」「民族」をどう教えるか。学術的見地からみた正しい認識と、これまでに日本や海外で行われた授業実践の蓄積を踏まえて、教師が教えるための小・中・高の授業プランを提案する。 | 偏見はどのように形成され、人を苦悩させるのか、そして偏見低減のためにどのような可能性と実践があるのか? 偏見形成のメカニズムに関する実証データや行動観察、当事者の語りを考慮し、社会心理学の理論とヒューマンライブラリーを中心とした教育実践を詳解する。 | いまも公然と活動を続けるKKK、厳しく規制されるホロコースト否定…豊富な事例からヘイトスピーチとその対応策の世界的課題を掴み、自由と規制のあるべきバランスを探る。在日コリアンなどへの人種差別が公然化する日本にあって、いま必読の包括的入門書。 | オバマ大統領は、2人の最愛の娘にむけてこの絵本を書きました。本で紹介されるのは、社会に大きな影響を与えた13人の人物です。けれど特別な人だけが力をもつのではない、と大統領はいいます。あなたもまた、世界を変えられる大切な人間のひとりなのです。 |
商品の説明
出版社からのコメント
「解説」(高史明)より一部抜粋
社会の公正
潜在的なバイアスは、様々な形で不公正な結果をもたらすものであった。そして社会心理学の研究によれば、自分の属する社会や組織が自分を公正に扱ってくれると信じられることは、人間の社会的適応にとって欠かせないものである。逆に世の中が不公正であるという認知は、子どもから大人まで、あらゆる人々に苦痛をもたらし、社会的適応を妨げる。このことは、例えば自分が子どもだったころに他の生徒を「えこひいき」していた教師のことを思い出したり、自分より収入が多い人々が様々なテクニックを駆使して自分より安い税金しか納めないですませているかもしれないことを考えたりした時に生じる不快感を考えれば、容易に分かるのではないかと思う。
そして世界が概して公正であることは、人間の健全な発達の上でも欠かせない。「努力していればそのうち報われるよ」「悪いことをするとお巡りさんに捕まっちゃうよ」といった言葉は、多くの養育者が子どもに対して用いているものであろう。短期的な欲求をこらえ長期的な目標のために努力すること、善き人間であることがいつかは報われるものであり、そうでなければ罰を受けるものだと思えることが、我々の社会的適応を支えている。
重要なのは、この世界において、ある種の人々はこうした公正さから疎外され続けているということである。本書で解説されたように、黒人(特に黒人男性)は自分が罪を犯して警察に捕まることを心配する以前に、些細な過失や逸脱を理由に、あるいは落ち度とすら呼べない何かをきっかけに、権力から監視され、取り締まられ、拘束されること―場合によっては命を落とすこと―を怖れなければならないのである。このことは黒人たちに警察や法制度への不信を植えつけ、社会的適応を困難にさせ、社会全体にとっても損失となる。
本書では随所で、自分たちが尊重され公正な扱いを受けるという感覚を回復させることが、そうした処遇を受ける黒人個人にとっても社会にとっても好ましい帰結をもたらすという知見が紹介されていた。これは、翻って日本においてもこうした公正さから疎外されている人々がいないかに、改めて目を向けるきっかけとなるのではないだろうか。例えば、人種や民族、国籍を理由に「犯罪者予備軍」や「テロリスト予備軍」として扱われることだとか、公的支援から締め出されてしまうといったことは、自分たちが公正に扱われているという感覚を損ない、日本社会に対する愛着を損なうものだろう。そうやって疎外された人々が吐露する日本と日本人に対する不満を捉えて、「ほら見ろやっぱりこいつらは反日じゃないか」と言ってのけるような不公正が、まかり通ってはいないだろうか。
社会の公正
潜在的なバイアスは、様々な形で不公正な結果をもたらすものであった。そして社会心理学の研究によれば、自分の属する社会や組織が自分を公正に扱ってくれると信じられることは、人間の社会的適応にとって欠かせないものである。逆に世の中が不公正であるという認知は、子どもから大人まで、あらゆる人々に苦痛をもたらし、社会的適応を妨げる。このことは、例えば自分が子どもだったころに他の生徒を「えこひいき」していた教師のことを思い出したり、自分より収入が多い人々が様々なテクニックを駆使して自分より安い税金しか納めないですませているかもしれないことを考えたりした時に生じる不快感を考えれば、容易に分かるのではないかと思う。
そして世界が概して公正であることは、人間の健全な発達の上でも欠かせない。「努力していればそのうち報われるよ」「悪いことをするとお巡りさんに捕まっちゃうよ」といった言葉は、多くの養育者が子どもに対して用いているものであろう。短期的な欲求をこらえ長期的な目標のために努力すること、善き人間であることがいつかは報われるものであり、そうでなければ罰を受けるものだと思えることが、我々の社会的適応を支えている。
重要なのは、この世界において、ある種の人々はこうした公正さから疎外され続けているということである。本書で解説されたように、黒人(特に黒人男性)は自分が罪を犯して警察に捕まることを心配する以前に、些細な過失や逸脱を理由に、あるいは落ち度とすら呼べない何かをきっかけに、権力から監視され、取り締まられ、拘束されること―場合によっては命を落とすこと―を怖れなければならないのである。このことは黒人たちに警察や法制度への不信を植えつけ、社会的適応を困難にさせ、社会全体にとっても損失となる。
本書では随所で、自分たちが尊重され公正な扱いを受けるという感覚を回復させることが、そうした処遇を受ける黒人個人にとっても社会にとっても好ましい帰結をもたらすという知見が紹介されていた。これは、翻って日本においてもこうした公正さから疎外されている人々がいないかに、改めて目を向けるきっかけとなるのではないだろうか。例えば、人種や民族、国籍を理由に「犯罪者予備軍」や「テロリスト予備軍」として扱われることだとか、公的支援から締め出されてしまうといったことは、自分たちが公正に扱われているという感覚を損ない、日本社会に対する愛着を損なうものだろう。そうやって疎外された人々が吐露する日本と日本人に対する不満を捉えて、「ほら見ろやっぱりこいつらは反日じゃないか」と言ってのけるような不公正が、まかり通ってはいないだろうか。
著者について
【著者略歴】
ジェニファー・エバーハート
スタンフォード大学心理学部教授。全米科学アカデミー、米国芸術科学アカデミーに選出され、フォーリン・ポリシーの「世界をリードする100人の思想家」の一人に選出。人種問題の研究における世界の第一人者の一人として知られる。
【訳者略歴】
山岡希美(やまおか・きみ)
翻訳家。16歳まで米国カリフォルニア州で生活。同志社大学心理学部卒。共訳に『リモートワーク』(明石書店)、『教えて! 哲学者たち』(全2巻、大月書店)など。
【解説者略歴】
高史明(たか・ふみあき)
社会心理学者。主たる研究テーマは偏見・ステレオタイプ・差別。特に在日韓国・朝鮮人に対するもの。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。博士(心理学)。現在、神奈川大学非常勤講師。著書に『レイシズムを解剖する』(勁草書房)、共著に『偏見や差別はなぜ起こる?』(ちとせプレス)など。
ジェニファー・エバーハート
スタンフォード大学心理学部教授。全米科学アカデミー、米国芸術科学アカデミーに選出され、フォーリン・ポリシーの「世界をリードする100人の思想家」の一人に選出。人種問題の研究における世界の第一人者の一人として知られる。
【訳者略歴】
山岡希美(やまおか・きみ)
翻訳家。16歳まで米国カリフォルニア州で生活。同志社大学心理学部卒。共訳に『リモートワーク』(明石書店)、『教えて! 哲学者たち』(全2巻、大月書店)など。
【解説者略歴】
高史明(たか・ふみあき)
社会心理学者。主たる研究テーマは偏見・ステレオタイプ・差別。特に在日韓国・朝鮮人に対するもの。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。博士(心理学)。現在、神奈川大学非常勤講師。著書に『レイシズムを解剖する』(勁草書房)、共著に『偏見や差別はなぜ起こる?』(ちとせプレス)など。
登録情報
- 出版社 : 明石書店 (2021/1/8)
- 発売日 : 2021/1/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 376ページ
- ISBN-10 : 4750351237
- ISBN-13 : 978-4750351230
- 寸法 : 13.4 x 2.6 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 75,285位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 96位社会心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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たか ふみあき
社会心理学者。
主たる研究テーマは、偏見・ステレオタイプ・差別。特に、情報社会における、在日韓国・朝鮮人に対するもの。
東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(心理学)。
現在、東洋大学社会学部准教授
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
61グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2021年4月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入翻訳が大変読みやすく、あっという間に読了しました。
大変勉強になる一冊でした。
- 2021年3月10日に日本でレビュー済み著者は、米国スタンフォード大学の心理学部教授である、ジェニファー・エバーハートさんですが、
彼女は黒人であり、ご自身が受けてきた黒人差別の生々しい体験をもとに、「バイアス(偏見)」は
なぜ生じるのか、それがアメリカ社会でどのような影響を及ぼしていて、いまどういう状態にあるのか、
そして、それを乗り越えていくために私たちは何をすることから始めるべきなのかを表した書です。
■バイアスはなぜ生まれるのか
まず理解しなければならないのは、いかに寛容な人であってもバイアスは持っているものであると
いうことです。それは、肌の色、年齢、体重、人種、性別、障がい、身長などのあらゆる特徴に
基づいて持たれ得るものです。
そのうえで忘れてならないのは、本書でいうところの「カテゴリー化」や「ステレオタイプ化」は、
偏見という倫理的な問題である前に、生物学と周りの環境によって発生するものであり、
人間としての自然なプロセスなのだと理解することです。
本書のほぼすべては、肌の色に対するバイアスについて書かれていますが、アメリカの歴史の暗部に
基づく特殊な事象としてとらえるのではなく、バイアスはどの国であれ、誰であれ、自分自身でさえ
無縁ではないものだと気づき、自分のなかのバイアスと真剣に向き合う機会とすべきです。
私たち日本人は、同じアジアの人たちに対してステレオタイプなイメージを持っていないといえば
嘘になりますし、ビジネス社会における女性の立場がなかなか改善されていない現状もそうですし、
私個人でいうと、タトゥーに対して、まずはいったん身構えてしまうところがあります。
これですら、もし、採用面接をしていて、候補者がそこそこ目立つタトゥーを施していたなら、その
人を選ぶだろうかと聞かれるとすれば、まったく気にしませんとは、言えないのが本音です。
■アメリカ社会の黒人差別の現状
2020年5月にミネソタ州ミネアポリスで発生した黒人男性を白人警官が死に至らしめた事件で、
世界的にも大きく取り上げらた「ブラック・ライヴズ・マター(BLM)」は、私たち日本人にも
アメリカの人種差別はどこまで根深いものなのかを再認識させられた出来事ですが、1964年の
「公民権法」制定から60年近く経つ現在でも、コミュニティにおいて、教育において、大学に
おいて、ビジネスにおいても、拭い去れない差別が存在していることが本書で赤裸々に語られて
います。
黒人に対する差別問題とは歴史的な背景は異なりますが、現在も続いている新型コロナ感染問題で、
アジア人が欧米諸国でバイアスを持って見られていて、時には深刻な問題になっていることは覚え
ておくべきです。
■どうやって、バイアスを乗り越えるのか?
違いを見ないようにする(たとえば肌の色なら「カラーブラインド」を採用する)のではなく、
むしろどのように違うのかを認識し、その違いを尊重し合うという多様性の受容の大切さを著者
は提言しています。
そして、真の課題として、バイアスを抑制する方法を学ぶことと、バイアスが活性化しやすいのは
どういう条件の時かを理解する「問い」から始まるのだと説いています。
バイアスとは何かを理解し、現在のバイアスの状況を知り、そしてバイアスを超克するためには、
それなりの方法論と、バイアスを廃していくという意志が必要だということが、力強く語られている
傑作です。
- 2021年3月6日に日本でレビュー済みスタンフォード大学の心理学教授ジェニファー・エバーハートによる研究ついて、非常に分かりやすく書かれた良書です。
研究結果だけではなく本人が大学の卒業日の間際に味わった差別体験なども書かれています。
・・・そう、著者は黒人です。
ジェニファーという名前やスタンフォード大学の心理学教授という経歴から白人を想像していませんでしたか?
それこそが「無意識のバイアス」です。
現在のアメリカの黒人が如何に不利な偏見に満ちた状況に置かれているかが客観的分析結果とともに書かれています。
ニュースで聞く警察による黒人の取り締まりなどの他、求職の際の履歴書でも黒人系の名前だと、それだけでどれだけ不利になるか(ダイバーシティを謳う企業ですら)。
黒人に限らずアジア系のアメリカ人も、履歴書を「白人化」することが当たり前になっています。
著作はアメリカのものですが、日本で現在進みつつあることを連想せずにいられません。
差別の対象となっている人々が逆に”特権”を持っていると、少し調べれば間違いと分かる根拠で思い込むなど。
上記の黒人差別についても「昔のことを未だに」とか、黒人側が暴力的なのだという論調がメディア・ネットの双方で優勢でした。
(私も恥ずかしながら、ここまで現実が酷いとは思っていませんでした)
残念ながら、これといった解決策は明示されていません。
といってもこれは著作の問題ではなくそれだけ難しく根深い問題ということです。
簡単に解決するならば苦労はしません。
まずは知ること。それから始めましょう。
その一歩のために間違いなくお勧めです。
- 2021年6月23日に日本でレビュー済み何ヶ月前かTVで日本人と東南アジア(国名忘れました)のハーフの男性が半年間に何度も職務質問を受けたことをSNS等で訴えたことを取り上げていました
SNSでは職務質問を受けている時の動画も公表されていました
確かアフロヘアーか何かで外観等から判断されて職務質問を受けたということであったと思います
対応した警察官は高圧的な対応ではなく、丁寧な対応をしている感じでしたので、当時個人的には犯罪の防止のの観点からやむを得ないと思っていました
しかし、この本を読んで正しい判断ではなかったと思います
本書は著者のケースも含め、多くのケースを紹介されています
何故繰り返し、警官による人種差別・虐殺が行われるのかそれが根深い問題であることを痛感しました
翻訳はこなれており、非常に読みやすく(原著がわかりやすい表現で記述されていることも影響しているかも知れませんが(私は原著を読んでいません))、読み続ける痛みに耐えられるのであれば、あっという間に読めると思いますが、生半可な気持ちで読メルものではないと思います
ただ、翻訳に文句を言うのではありませんが、副題(以下に翻訳と原文を記載しています)は原文の方がより的確に著者の言いたいことが表現されていると思います
「人はなぜ人種差別をするのか」
”Uncovering the Hidden Prejudice That Shapes What We See, Think, and Do.”
- 2021年7月20日に日本でレビュー済み中高生の時と大人になって駐在員として都合10年強アメリカに住んでました。非白人としての差別も経験してます。
本書は著者の個人的経験だけでなく極めて理性的論理的に人種バイアスを分析してます。新たな学びもありました。
多くの日本人には無縁な話ですが、もし黒人に関わる人種差別を学び、語りたいのであれば必読書です。
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