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- ISBN-104121011597
- ISBN-13978-4121011596
- 出版社中央公論新社
- 発売日1993/11/1
- 言語日本語
- 本の長さ232ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1993/11/1)
- 発売日 : 1993/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 232ページ
- ISBN-10 : 4121011597
- ISBN-13 : 978-4121011596
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- - 108位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 545位中公新書
- - 25,834位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。
一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、2005年4月より早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。
〈主要著書〉
『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『土地の経済学』(日本経済新聞社、1989年、東京海上各務財団優秀図書賞、不動産学会賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)、『1940年体制(新版)』(東洋経済新報社、2002年)、『資本開国論』(ダイヤモンド社、2007年)、『世界経済危機 日本の罪と罰』(ダイヤモンド社、2008年)、『未曾有の経済危機 克服の処方箋』(ダイヤモンド社、2009年)、『経済危機のルーツ』(東洋経済新報社、2010年)、『世界経済が回復するなか、なぜ日本だけが取り残されるのか』(ダイヤモンド社、2010年)等多数。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2007年11月5日に日本でレビュー済みAmazonで購入書類やアイデアの整理方法を論理的に解説した時を越えた名著。整理法自体すら、「整理」してしまった氏の力量に感嘆する。
全ての書類を完全に整理するのではなく、整理・検索・廃棄・分割といった諸問題を全体として最適化するという考え方は、今なお新しい。書類の整理は忙しい人にこそ重要な作業であり、本書の方法には説得力がある。随所に織り込まれた無数の失敗談も面白い。
一方で、紙・電子ベースを問わず、書類やメモの整理というのは古くからのテーマでありながら、情報技術革命によって最適な方法は目まぐるしく変化している。実際、本書のコンピューターによる整理に関する記述は全く歴史の教科書でも読んでいるかのようだ。up-to-date な最も効率的な方法を実践できている人はそうそういないのではないか。
正直、私自身も小学生以来全く整理は苦手である。「家なき子」が氾濫して、書斎はいつもスラム街のようになっている。この本をヒントに、なんとか破綻のない都市計画を立てようという気にさせられた。
- 2024年9月11日に日本でレビュー済み★3.3/累計2164冊目/2024年119冊目/9月4冊目/『「超」整理法: 情報検索と発想の新システム』(中公新書/中央公論新社)/野口 悠紀雄/P.232/1993年/699円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024
1993年の本なので、Googleなどがある現代に比べ「情報検索」においては隔世の感があるものの、基本的な考え方は今でも参考なる。「超整理法」は、使ったものを元の位置に戻さず、最新順に置く方法を言う。実は「超整理法」を知る前から私は「超整理法」を仕事で自然と実践していたので、野口氏の主張はよく分かる。これは洋服やPCフォルダの整理やなどにも応用できる。本の整理が難しい点は私も同意だが、保存する本の数は一定数以上は増やさないようにして管理している。これは野口氏の言う「焼畑方式」と近い?
- 2024年9月25日に日本でレビュー済み整理や分類が苦手で、そのたびに自分って弱いな…と精神論で片付けてしまっていた。だがこの本は"整理や分類はあくまで手段で目的でない"の考えのもと、仕事の流れの一環として半自動にすることを目標にしているので、自分でも実行しやすいと思った。この本は紙媒体に主眼に置いていたので、電子データの整理法についてヒントが得られないか続編も読んでみようと思った。
- 2019年5月19日に日本でレビュー済み「個人の資料整理には時系列の保存が有効である」ということを著者の試行錯誤や先駆者の方法論を交えながら説明した本です。
理論としての整理法を説いているため、1993年の発刊時点からツールが進歩した現代でも変わらず参考になります。読みやすく、45回も重版されているのも納得の内容でした。
- 2022年6月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入佐藤優さんが「生きる知恵が身につく本」として、「超整理法」を上げていたので、読んでみた。
著者の野口悠紀雄さんは図書館における情報整理法、つまり、整理を分類する方法では「分類できない」としている。「象は鼻が長い」という日本語文法論の本が、書店の童話の棚に入れられてしまっていることや、夜寝る間を惜しんで整理し、ついに資料を読む時間をさえ削って資料整理に励む整理マニアの例や、仕事の変化から分類項目が固定できない欠点など、情報の分類は不可能なんだとしている。
結論として、すべての情報を時間順に並べ、時間軸をキーとして検索を行う方式を提案している。「分類せず検索する」が「超整理術」で、それは整理革命と断言している。具体的には、角型2号の封筒(A4の書類が入る)に書類を入れ、封筒の右肩に日付と内容を書き、封筒を縦にして、内容のいかんに関わらず、本棚の左端から順に並べていく。右肩には色別識別マークにより区分し、新しいファイルと使ったファイルを常に左に置くと、右側には使わない「神ファイル」が押し出されることになる。不要になったファイルは随時捨てる、という運用をするだけ。数年間に1度も使わないファイルは右側に集まるので、論文のコピーや、名簿、使用説明書、保証書などがそこに集まることになる。
そして、名刺の超整理法や、本棚超整理法、パソコンでの超整理法などが紹介されている。
1993年の本なので「How To」の解説が古いこともあるが、超整理術を超える野口悠紀雄さんが思いもよらない整理術をまとめてみたいという願望に変わった。ただし、ゲーテやトルストイが立ち机で原稿を書いたというエピソードは参考になった。足に刺激を与えると精神的な活動が活発化することは、経験的に散歩時に思いがけない発想を得ることからも納得できる。こういう不易な部分と、現在のデジタルを活用する方法論のニードは、可処分時間を有効活用する意味でも高い。しかしこの本が、「生きる知恵が身につく本」なんだろうか、という疑問は残ったままだ。
- 2016年1月3日に日本でレビュー済み2016年になっても紙の書類はなくならない。この本では主に紙の書類の整理法について、既存の方法の問題点を指摘し、「押し出しファイリング」という手法を提案している。
全体を通して論理的な展開がなされており、読んでいて非常に納得できた。紙の書類だけでなく名刺や物の整理法についても著者の見解が掲載されており非常に参考になった。
出版年は1993年とすでに20年以上経過しているが、この問題点の指摘と解決のアプローチは未だに有効だと感じた。現代のクラウドやPCの発達を考慮した内容があればさらによかった。
いきなりこの「押し出しファイリング」法を採用するのは難しいかもしれないが、考え方は非場に参考になる。
以下に参考になった箇所を書き出しておく。
1. ポケット一つ原則:一箇所に固めることで、必ずそこにある。なければ存在しない。
2. ケースの規格化
3. ワーキングファイル:現在アクティブなものにだけ限定してやる。
4. 神様ファイル:証明書などほぼ場所が動かないもの。
共有物には「押し出しファイリング」を使ってはいけない。
物については、新種のものが次々に出てくることはないので、場所を固定する。
既存の分類法の問題点
コウモリ問題:どの分類項目に入れてよいかわからなくなる原因。
1. 複数属性
2. 境界領域
3. タテヨコ分類:「ゴルフが嫌いだがうまい人」のように「上手下手」の分類軸と「好き嫌い」という分類軸の共存。
4. その他問題:分類が難しいものがここに大量に入り収集がつかなくなる。
分類の問題点
1. 誤入問題:誤った分類に入れてしまう。
2. 分店時の引き継ぎ
3. 「君の名は」シンドローム:何と言う名前をつけたか忘れる。
時間軸だけが問題が生じない唯一の検索のキー
- 2017年1月1日に日本でレビュー済みこの本はまだITが普及していない時代にかかれた名著でして、
情報を時系列で一カ所に保存し、タグ付けで分類するという技術を解説したもの。
今現在の最新の情報管理システムであるGmailやEvernoteはそのように設計されているため、
かなり時代を先取りした内容になっている。
すでにGmailの操作に慣れている人にとっては概念として珍しい物ではないかもしれませんが、
紙の書類の整理法としては今でも十分に役立ちます。
- 2024年6月3日に日本でレビュー済みAmazonで購入タイトルの通り