これまでに刊行されてきた人間不平等起源論は日本語が難しかったり、フランス語と対応していない訳があった。
こちらの本の場合は、わかりやすい日本語で訳されており、読みやすい。ルソーの言いたいことをわかりやすく伝えるために
訳者が英断を下して、訳文を工夫していることがうかがえる。
特に本邦初訳となる「戦争法原理」は、長い間失われていたルソーの著作だが、それを日本語で読めるところの意義は大きい。
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人間不平等起源論 付「戦争法原理」 (講談社学術文庫 2367) 文庫 – 2016/6/11
ジャン=ジャック・ルソー
(著),
坂倉 裕治
(翻訳)
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体格、体力、手先の器用さなどの「自然」に基づく不平等ではなく、地位、身分の区別、貧富の差といった「人為」によって作り出された不平等は、人間を惨めで不幸にする。そんな不平等の起源と根拠を問い、不幸を回避するための道筋を示す。格差社会が深刻化している今、ますます重要性を帯びるルソーの主著を、原文を感じさせる日本語で新訳! 断片のみが残された作品『戦争法原理』の復元されたテクストを本邦初訳で併録した。
近年ますます注目されるジャン=ジャック・ルソー(1712-78年)の代表作、待望の新訳!
本書は、ディジョン・アカデミーが募集した懸賞論文として1754年に執筆された。懸賞の課題は次のとおりである。「人間たちの間にある不平等の起源はなんであるか、また、それは自然法によって是認されるか」。この問いに感銘を受けたルソーは、森を散策しながら思索をめぐらし、論文の構想を練ったことが知られている。
ルソーが問題にする「不平等」とは、体格、体力、手先の器用さ、知的能力などに見られる「自然にかなった不平等」ではない。そうではなく、地位、身分の区別、貧富の差、支配隷属関係といった、人間自身が約束や合意によって作り出した不平等である。そうした不平等に拍車がかかって歯止めがなくなれば、人間は必ずや惨めで不幸な生を強いられる、とルソーは考えた。これは「格差社会」が深刻になっている現在の日本にとって、まったく他人事でない、きわめて切実な問いにほかならない。
神が造った世界には秩序がいきわたっており、それを損なうのは神の摂理の外にある人為である、とルソーは言う。だから、人間の不幸の原因は、世界を造った神にも、神が造った人間の本性の中にもない。そして、そうである以上、現実に目の前に存在する不幸を避けることは、真剣に望むなら、人間にとって不可能なことではない。これこそが、ルソーが私たちに伝えるメッセージである。
すでに複数の邦訳があるこの偉大な作品を、実力者として知られる訳者が手がける。専門家にしか理解できない詳細に踏み込むことは避け、しかし読みやすさを理由にして原文の意味を歪めることはしない。そんな実直な方針の下で完成した本訳書は、誰にでもルソーの原文を実感できるものに仕上がっている。
なお、『社会契約論』初稿「ジュネーヴ草稿」と同時期の1756年頃に執筆されたものの、断片しか残されていない『戦争法原理』を併録した。これは復元された形では本邦初訳となる貴重なものである。
近年ますます注目されるジャン=ジャック・ルソー(1712-78年)の代表作、待望の新訳!
本書は、ディジョン・アカデミーが募集した懸賞論文として1754年に執筆された。懸賞の課題は次のとおりである。「人間たちの間にある不平等の起源はなんであるか、また、それは自然法によって是認されるか」。この問いに感銘を受けたルソーは、森を散策しながら思索をめぐらし、論文の構想を練ったことが知られている。
ルソーが問題にする「不平等」とは、体格、体力、手先の器用さ、知的能力などに見られる「自然にかなった不平等」ではない。そうではなく、地位、身分の区別、貧富の差、支配隷属関係といった、人間自身が約束や合意によって作り出した不平等である。そうした不平等に拍車がかかって歯止めがなくなれば、人間は必ずや惨めで不幸な生を強いられる、とルソーは考えた。これは「格差社会」が深刻になっている現在の日本にとって、まったく他人事でない、きわめて切実な問いにほかならない。
神が造った世界には秩序がいきわたっており、それを損なうのは神の摂理の外にある人為である、とルソーは言う。だから、人間の不幸の原因は、世界を造った神にも、神が造った人間の本性の中にもない。そして、そうである以上、現実に目の前に存在する不幸を避けることは、真剣に望むなら、人間にとって不可能なことではない。これこそが、ルソーが私たちに伝えるメッセージである。
すでに複数の邦訳があるこの偉大な作品を、実力者として知られる訳者が手がける。専門家にしか理解できない詳細に踏み込むことは避け、しかし読みやすさを理由にして原文の意味を歪めることはしない。そんな実直な方針の下で完成した本訳書は、誰にでもルソーの原文を実感できるものに仕上がっている。
なお、『社会契約論』初稿「ジュネーヴ草稿」と同時期の1756年頃に執筆されたものの、断片しか残されていない『戦争法原理』を併録した。これは復元された形では本邦初訳となる貴重なものである。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/6/11
- 寸法10.8 x 1 x 14.8 cm
- ISBN-10406292367X
- ISBN-13978-4062923675
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商品の説明
著者について
1712-78年。ジュネーヴ生まれ。啓蒙の18世紀に思想家としてのみならず、作家や音楽家としても才能を発揮した。代表作は、本書所収『人間不平等起源論』(1755年)、『新エロイーズ』(1761年)、『社会契約論』(1762年)、『エミール』(同年)、『告白』(1770年完成)。
1965年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学教授。専門は、近代教育思想・フランス思想。主な著書に、『ルソーの教育思想』、『「教育」を問う教育学』(共著)、『書簡を読む』(共著)。
1965年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学教授。専門は、近代教育思想・フランス思想。主な著書に、『ルソーの教育思想』、『「教育」を問う教育学』(共著)、『書簡を読む』(共著)。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/6/11)
- 発売日 : 2016/6/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 406292367X
- ISBN-13 : 978-4062923675
- 寸法 : 10.8 x 1 x 14.8 cm
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2018年4月30日に日本でレビュー済み人間不平等起源論は他の出版社からも刊行されているが、併録されている「戦争法原理」を読みたいと思い購入しました。そこに書かれている、戦争は国家と国家の関係において、主権や社会契約に対する攻撃ということを理解したいと思いました。何度か読み返して理解を深める必要があります。
- 2020年2月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入内容の密度の濃さが凄い。
社会契約論は自然状態(国家が誕生する以前の人間の状態)を仮定して国家と国民の関係(契約)を哲学で考えるものである。
となれば当然『人とは何か?』を問わずには進めない。
ジャンルは政治哲学の枠では収まらない内容である。
- 2020年3月20日に日本でレビュー済み"人と人との差異が、自然の状態においては社会の状態よりもいかに少ないものであるか、また自然の不平等が人類においては制度の不平等によっていかに増大せざるをえないかが理解されるであろう。"1775年発表の本書は【人間社会における不平等の起源】を仮説をもとに大胆に考察し『世紀の奇書』とも評された社会契約論に繋がる一冊。
個人的には『一般意志』といった言葉や、出版禁止などの弾圧を受けた事で知られる『社会契約論』を手にする前段階として本書を手にとりました。
さて、そんな本書は懸賞論文への解答として書かれたもので。動物的な段階からではなく、あくまで【当時の人間像にもとづき自由に仮説を展開し】不平等の進歩を'法律と所有権の設立が第1期、為政者の職の設定が第2期で、最後の第3期は合法的な権力から専制的権利への変化を見いだすであろう"と。いわゆる誰もが平等であった自然状態を好意的に描くも、そこから文明化していく過程で【不平等が合法化、強者と弱者の関係が固定化】されていき【専制政治により不平等は遂に頂点に達した】と考察しているわけですが。まず当時の絶対王政期をフランス王国に仕える一人の立場として、著者がこの本を執筆したことにはやはり驚かされる。
また、人間の自然状態を特に前半において、動物や未文明化社会などと比較して熱く(ちょっとクドイ?)語っているのですが。ヴォルテールからの手紙で冷静に指摘されている様に、論考としての無根拠さはさておき。時代を超えて伝わってくる熱量には読み物として圧倒されるものがありました。
不平等や貧富の発生について。昔の人間はどう考えていたかを改めて知りたい人、また社会契約論に繋がる前提的一冊としてオススメ。