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帝国主義論 (光文社古典新訳文庫) Kindle版

5つ星のうち4.3 91個の評価

自由主義から集中、独占へ、そして世界再分割としての列強間戦争の勃発――急速な発達を遂げ、帝国主義という新しい段階に到達した資本主義の実態を、産業界、金融界の動向から徹底的に分析。20世紀初頭の世界情勢を正確に描くことで、結果として今日のグローバル経済の矛盾、資本主義に忍び寄る危機を浮き彫りにした、レーニンの代表的論文。変貌を続ける資本主義をいまいちど理解するための必読書

商品の説明

出版社からのコメント

■歴史的論文を正確に再現
ソ連崩壊後、社会主義経済を意識する必要のなくなった資本主義は、マルクスの描いた資本主義、つまりレーニンが理解していた資本主義に近づきつつあるようにも見える。今、あらためてレーニンの『帝国主義論』を読む意義が復活しているように思われる。(解説より)

著者について

ウラジーミル・イリイチ・レーニン [1870-1924]
ロシア社会民主労働党・ボリシェヴィキの指導者。1917年10月、史上初の社会主義革命であるロシア革命を成功に導いた。初代人民委員会議議長(首相)。「レーニン」は「レナ川の人」を意味するペンネームで、本名はウラジーミル・イリイチ・ウリヤーノフ。著書に『国家と革命』、『唯物論と経験批判論』など。

[訳者]角田安正
1958年生まれ。防衛大学校教授。ロシア地域研究専攻。在ロシア日本国大使館専門調査員を経て現職。訳書に『国家と革命』(レーニン)、『上からの革命―ソ連体制の終焉』(コッツほか)、共訳書に『世紀の売却―第二のロシア革命の内幕』(フリーランド)がある。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00H6XBKLC
  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2006/10/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 3.1 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 241ページ
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 91個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
91グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年3月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    本書の概要を知りたいと思い「解説」を先ず読み大変に参考になりました特には本書を執筆した際の時代背景や執筆の動機さらにはレーニンの性格などが要領よく説明されています
    「目もくらむような技術的進歩」(※3)によって世界を圧倒する産業資本そして自立化した銀行資本のイメージシステムは巨大化・一体化を実現して独占体を構成することはご存じの通りです
    そして「生産の統合(コンビネーション)」(※4)を進めてこの「統合」体に繋がるあらゆる財とその関係を商品に換えて結合・ネットワーク化を行い資本制経済システムのシステムモジュールを前記独占体は構成できるようになります
    しかし資本制経済システムにおいてはこのシステムモジュールはコロニーとして機能します
     資本制経済システムの基本構成つまり機能レイヤーG,P,Wから成る機能的内部構造とその構造における技術的結合力として機能する価値構成C+V+Mとから前記のシステムモジュールは構成されて社会的再生産過程を構成します
     例えば都市は1つのシステムモジュールであってそこでの生産と消費そしてあらゆるインフラや私たちを一体に構成しています
     さらにこの都市は他の都市や地球惑星システムに係る自然資源に繋がるネットワークを構成し全体として資本制経済システムを構成しています
     この社会的生産力の急速な拡大を進める前記独占体の背景には特には本書の執筆された当時に急速発達した工学(※5)の存在があると考えられます
    自由競争から独占への移行を可能にする「技術的進歩」は工学の発達を基礎にして「技術革新のプロセスが統合」(※6)されて進み
    それは「大量のデータを正確に計算する」(※7)ことを可能にします
    そしてそこでの生産作業とその管理作業とは工学によって成る技術的構成を実装する過程として現れ
    したがいましてそこでの生産作業とその管理作業つまり生産労働は前記実装過程に係る情報処理機能またはその補助機能として現れることになります 
     「・・・自由競争を母胎として育つ独占は、資本主義体制から高次元の社会、経済体制へ至る過渡期の現象」(※8)であると述べるレーニンは前記独占体がもたらしたところの特には前記独占体自身の規模および生産の規模からそれらの私的性質が社会的性質へと換わる社会的総再生産過程を見ているようです
     私たちは私たちの生活は前記生産労働を媒介して広大な世界に繋がっていることを既に実感していますまたこの広大な世界を見通す手段も私たちは手にしています
     この手段は前記独占体の必要によって生まれたとも言えるでしょう
     そして私たちの前には社会的課題と自然的課題とを地球規模において併せて解決する必要があることが示されているとも言えるでしょう

    ※1 system module
    ※2 colony
    ※3 本書 第124頁
    ※4 本書 第51頁 第165頁,combination
    ※5 工学:engineering
    ※6 本書 第51頁
    ※7 本書 第251頁
    ※8 本書 第243頁
  • 2023年5月25日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    レーニンの帝国主義に関する内容がいいと思います
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年3月9日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    レーニンの『帝国主義論』を初めて読んだのは57年前の大学1年のとき。そのときの感激は今でも鮮烈に覚えている。引っ越しで当時の本がなくなったので再度購入し、読み直した。レーニンは国家を階級支配の手段とし、階級なき社会を実現すれば国家は死滅するとする。無政府主義者と共産主義者は国家の廃絶という目的において一致している。しかし、無政府主義者は明日にも国家が廃絶できるようなことを主張するが、国家の廃絶はプロレタリア独裁を通じてのみ可能であるとする。プロレタリア独裁など現在は完全に遠ざかったが、私は国家の克服なくして人類に未来はないと思っている。国家がもたらす害毒はイスラエルを見れば一目瞭然。最近、日本で強まっている国家主義を希釈するためにも読んでもらいたい一冊。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年3月3日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    新訳のためか読みやすいと感じます。
  • 2019年6月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    "すなわち、帝国主義は過度期の資本主義である。いや、もっと正確に言うなら、死に至る資本主義である。"1917年発刊の本書は、第一次世界大戦下において実体的な富の生産という経済的本質を失い、必然や不可避的に詐術や独占、寄生化してしまった資本主義、帝国主義に経済学的分析から警鐘を鳴らしていて、現在でも刺激的。
    
    個人的には、歴史上始めて社会主義革命を成功させたと評価される一方で、1991年のソ連崩壊により否定的見方も存在する著者の本を未読であった事、またGAFAなどの独占的なグローバル企業が影響力を増す現在社会をより理解するのにも参考になるかもと思って本書を手にとりました。
    
    さて、革命前に書かれた正式名称が『資本主義の最高の段階としての帝国主義ー一般向け概説書』である本書は、19世紀後半から20世紀前半にかけて自由競争から始まった資本主義が如何にして【金融独占による帝国主義化】へと至るかについて。著者の亡命先であるスイス、チューリッヒの図書館蔵書を活用して、思った以上に難解な理論書というよりは【誰にでもわかりやすく】(起きていた)第一次世界大戦についても【世界の分割及び再分割をめぐる帝国主義間の闘争】であると指摘しているわけですが。100年前に書かれたとはいえ、現在の資本主義の必然的閉塞、及びかってのイギリスやフランスから【米中を中心とした現在の世界覇権争い】を理解する上でも鮮度を失っていないと感じました。
    
    また。本書で指摘している"分散化が意味しているのは、実際のところ、巨大な独占体が集中化を進め、おのれの役割、意義、実力を強化することなのである"と、決済の仲介を主な業務とするはずの銀行が【なぜ変質化、独占化していくか?】についてのくだりは、GAFAに限らず現在のIT企業の多くが【多角化およびブロックチェーンや電子決済といったフィンテック分野に参入している】理由の説明にもなっていて、こちらも歴史は繰り返す的に近未来を考えるのに役立ちました。
    
    今だから、あえて姿を消した社会主義を考えたい誰かに。また著者よろしく"資本主義社会の「自由」は、依然として古代ギリシャの都市国家のものと変わらない。それは、奴隷主のための「自由」なのだ。"と日々憤りを覚えている誰かにもオススメ。
    33人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年12月3日に日本でレビュー済み
    社会主義関係の本といえば、マルクスにしろ、エンゲルスにしろ、とても難しくて、とても読みにくい。
    用語が難解なこともあるけれども、なんだかこれらの本には、現代史上の思想的・政治的格闘による怨念がとりついているようで、おどろおどろしいところがある。

    ロシア革命の立役者であるレーニンの書物も、もちろんそんな中の一つ。
    有名な「帝国主義論」だから、読むには心してかからなければならない。

    社会主義関係の本に共通なのは、本文が始まる前の「序文」がやたらと長くて煩雑なことで、「フランス語版への序文」とか「ドイツ語版への序文」だとか、「第1版への序文」とか「第2版への序文」とか「第3版への序文」とかいっぱいあって、こっちがまだ右も左も分からないでいるのに、すでに3回は読んでいるはずだという顔をして知らない人名や地名が多数出てくる難解な注釈をたくさんつけてきたりするので、そこでもうメゲてしまうのである。

    序文なんか飛ばしてしまえばいいようなものだが、有名な本なので、一応はじめからキチンと読まなければならないと思うし、それに、訳者には申し訳ないが(注の作成はご苦労様でした)、もう二度と読むことはないだろうから、せめてすべてのページに眼だけは通しておこうと考えて、律儀に最初から読んでしまうのである。

    ところが、本書を読んでびっくりした。
    予想に反して、驚くほど平明なのである。

    本書の「序文」はこうである。

    本書は、一九一六年春にチューリヒで執筆した。執筆の場がチューリヒだっただけに、当然のことながらフランス語と英語の参考文献がいささか不足した。ロシア語の参考文献は、はなはだしく不足した。しかしそれでも、英語で書かれた帝国主義に関する重要文献、すなわちJ・A・ホブソンの『帝国主義論』は利用した。同書の扱いには、細心の注意を払った。それだけの価値があると確信したからである。(p11)

    歯切れのいい文章だ。
    序文は二つしかなくて、すぐに本文だ。
    その出だしはこうである。

    工業が飛躍的な成長を遂げている。また生産が大企業に集中している過程が、いちじるしく急速に進んでいる。そして、それら大企業の規模は拡大の一途をたどっている。
    これは、資本主義の最大の特徴の一つである。この過程を示す遺漏のないデータは、現代の工業統計の中に見出せる。(p34)

    まるで雑誌かなにかの経済記事を読んでいるみたいだ。
    本書はこうした簡潔な文章で書かれている。
    「帝国主義論」の正式な書名は「資本主義の最高の段階としての帝国主義ー一般向け概説書ー」である。概説書と言うからには、レーニンの立場と主張を分かりやすく説明して一般に普及させるのが目的だろうから、もともと原著そのものがやさしく書かれているのだろう。しかし飜訳された日本語の書物がそうなるとはかぎらない。防衛大学校教授の角田安正訳によるこの本は、その点でまったく素晴らしい。もしこれほど分かりやすい飜訳が50年前に出版されていたら、日本のマルクス・レーニン主義者はきっと倍ぐらいに増えていたに違いない。

    こういうふうにスラスラ読めるせいか、レーニンの著作というのは、理論書というより、意外とジャーナリスティックな文章なんだということがわかる。雑誌の経済記事みたいといったけど、たしかに、エコノミストとか文藝春秋とかに連載されていてもおかしくない感じだ。当時のさまざまな社会経済情勢を取り上げ、批判と分析を行い、たたみこむように自説を展開している。論旨の明快さやスピード感はきわめて現代的だ。

    考えてみれば革命の実践家レーニンにとっては、他の人々に自己の革命理論を学んでもらい、それに賛同して革命の戦線に参加してもらうことがなによりも重要だったはずだから、読んでもらいたいのかもらいたくないのか分からないようなヒトリゴト的プチブル的(この言葉を一度使ってみたかった!)文章を書くひまはなかったはずで、とにかく読んで理解してもらうことを目指していて、そして取りあげる対象が現実の社会の出来事ということになれば、スタイルが現代のジャーナリズムに近づくのも当然だろう。
    そして有能な革命家として、優れた扇動家でもあったはずのレーンの文章だから、読んでいるこちらが次第にワクワクどきどきしてきて、いっちょ革命でも起こしてやろうかという気になってくるのも当然だろう。それは大げさだけど(この書物では革命についてはほとんど触れられてない)、たいへん面白い読み物であるのは間違いない。

    ところで、この書物では、レーニンは資本主義の最高の段階として独占的資本主義=帝国主義が現れることを説いている。
    この書物では触れていないが、そこからプロレタリアートによる革命→プロレタリアート独裁という道をたどって社会主義国家の実現をめざすということになるのだろう。

    本書で述べられている、資本主義が最初の自由経済からはじまって、金融独占による帝国主義にまで至る道筋の説明は、きわめて説得的で反論の余地がないように思える。

    ではどうして、それから先が彼の説いたとおりにならなかったのだろう。
    つまり資本主義の最終段階である帝国主義から、社会主義に転化しなかったのだろう。転化するどころか、いまでは社会主義国家は消え去ろうとしている。生き残っているのは、レーニンやマルクスやエンゲルスが見たら恥ずかして首をくくりそうな国家ばかりである。
    すなわち、どの資本主義国家よりも搾取と抑圧と貧富の差が激しいのではないかと疑われる中国。国民はお金儲けが大好きだ。独裁国家のカリカチュアとしての北朝鮮(漫画的なだけに現実の隣人には恐るべき存在である)。それに社会主義国の最長老カストロ議長がひきいるキューバ。

    キューバの内情はよく知らないので除くとして、中国や北朝鮮のような国家ができたのは彼らの著作のせいだと言ったら、三人とも前非を悔いて頭を剃って出家するかもしれない。

    現実の世界がかってレーニンが予測したとおりにならなかったのは、訳者があとがきで書いているように、ソ連という社会主義国が成立し、危機感を抱いた資本主義側が自らを修正して社会主義的要素を取り入れ、延命に成功したせいかもしれない。それは正しいのかもしれないが、では、資本主義の問題はそれで解決したのだろうか?
    資本主義の最終形態が独占であり、それに一定の修正を施したのが現在のわれわれの社会だとして、はたしてこれで終わりなのだろうか。

    まさか現在の状態が人類のめざした最高の段階だという人はいないと思う。
    ではこの次の展開は?
    現在、それを誰か語っているのだろうか?
    26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年5月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    レーニンの考え、レーニンからみた資本主義の問題点が平素な文章でわかりやすく書かれています
    非常に読みやすく読み応えのある本です

    当時の時代背景
    共産主義を求めた人達がいたわけがわかります
    12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年9月8日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    執筆時期は1916年1月から6月とある。今からちょうど100年前には既に資本主義の副作用が始まっていたのか。
    資本が集中すると、自由競争から権力抗争へ。まるで弱肉強食の様相を呈する。現代でもその様子は全く変わっていない。
    いや、更に悪くなるばかりだ。ピケティの「21世紀の資本」でも詳細に論じられている。
    金利生活者が居ること自体はある程度仕方が無いことに思える。が、その人たちを中心に世の中の仕組みが決まっていくのは問題だと思う。
    経済のうねりの中で、政治の力はどれほど及ぶのだろうか。そんな気持ちになってくる。
    22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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