3.11東日本大震災追悼プロジェクト~memorial mum~ 2
アニマルフォレスト さん企画
3.11東日本大震災追悼プロジェクト~memorial mum~
の 続きです
浪江町で見かけた牛
そっと近づいてみました
牛は私を怖がることも無く
じっと佇んでいます
こんなに時間が経っても まだ人間を信じている・・・
今日は浪江町を中心に活動しました
もちろん猫たちに餌をやりながらの活動です
ある牛舎
ここにも悲劇の跡が まだ残っていました
時間の経ったものや
まだ間もないものもありました
飼い主様が苦しんで苦しんで
なんとか生かそうと餌を運ばれたことが想像できます
しかし力が及ばなかった
結果 牛は餓死という
一番苦しい死に方をすることになってしまったのでしょう
もう餓死という死に方だけは させないようにお願いしたいです
この死に方だけは 絶対に絶対に避けてやらねばいけません
去年の四月に初めて行った牛舎を訪れました
誰もいなくなっても
あの時の光景がよみがえります
餌も水も無く
3分の1は死んで
残りの3分の2は 1ヶ月近く 生き延びていたのです
牛舎の裏の用水路
ここには まだ骨が残っていました
彼らは 私たち人間が見捨てたのです
そして苦しみぬいて死んで行きました
ふと足元を見ると
猫の骨
20キロ圏内は
死があらゆるところにあります
死んでいった彼らへの供花
プロジェクトとしては これで終わりますが
弔う気持ちはずっと持ち続けて
これからも活動していきたいと思います
そして今月4月22日
私が写真展でもお世話になっている
ささきちさん 主催で
慰霊祭を企画されました
南相馬と東京の2箇所で開催です
まだまだ厳しい状況は続いていきます
一匹でも多く生かしてやりたい
飼い主さんに会わせてやりたい
そういう思いでボランティアさんは
今日も餌をやり続けています
円で設定されていた20キロ圏内は
川内村や田村市が解除になり 一部形を変えました
これからも解除になるところが出てきます
解除になった地域の住民の皆さん
住むのはまだ難しいと思いますが
一時帰宅されたときには
飼い主さんでなくても少しでも動物たちの餌やりをお願いしたいです
大変だとは思いますが
同じ土地に一緒に住んでいた皆さんの小さい仲間です
どうか手を差し伸べてやってくださるようお願いいたします
余所者が勝手な事を言って申し訳ありません
どうかお許しいただけたらと思います