サイズの決め方
3月10日、追記しました(in red)
机の幅、奥行き、高さの決め方について。
以下、本気で自作するぜ、って人には少しは参考になるかもしれないけど、何となく見てくれてる人にはただの数字の羅列だと思う。まあ、そんな感じで見てやってください。
でもでも、採寸とサイズ決めは本当に大事。逆にいえば、サイズがびしっと決まれば、あとの設計は消化試合とも言える。2つ前のエントリで紹介したCADの作業に入る前に、幅、奥行き、高さだけはしっかり決めておいた方がいいよ!
当然、机の大きさは、それぞれの好みや持っている機材・置きたい機材で変わってくる。あくまで一つの作例として参考程度に。

(1)奥行き=固定天板の奥行き+可動天板の奥行き
固定天板にパソコンとモニターなんかを乗せることが多いと思うので、固定天板の奥行きを長めにとるとよいよ。。。
作例の場合は、可動天板の奥行きが277mm、固定天板の奥行きが396mm。
<奥行きサイズ決定のポイント>
デスクモードのときは、可動天板に腕全体を乗せる感じでパソコンのキーボードが快適に打てること。
デジピモードのときは、可動天板を奥に動かして、デジピのパネル全体にアクセスできること。
→置きたいキーボードのパネル部分の奥行きに依存するとも言える。
ところでなぜこんな半端な数字かというと、天板用のスライドレールの可動幅に合わせてるから。
あともう一つ気をつけるのは、天板を外注する場合のサイズ指定。
作例では、天板の剛性をあげるため、サイドに20mmのアルミフレームを当ててる。
(板の厚みも20mmです)
この分を差し引いて、かつ可動天板を最大限に引き出したときに、可動天板と固定天板とが20mmぶん重なり合うようにしたので、、、
可動天板の木材部分の奥行き=277mm - (20mm x 2) + 20mm=257mm
*すいません、追加訂正です。可動天板は前後両方に20mmの補強フレームを入れているので、-40mmでした。その他赤字部分、微妙に違ってました。。。
固定天板の木材部分の奥行き=396mm - 20mm = 376mm
となっとります。
ちなみに、天板2枚のオーダー見積もりはこんな感じでした。
ヒノキ集成材 厚20
¥8,700(材料代)1470×376 1枚
¥5,550(材料代)1370×257 1枚
¥4,280(塗装代)ウレタンローズウッド色半ツヤ消し(裏面反り止め)
¥2,100(送料+諸手数料)
¥20,630(合計・消費税込み)
作例では、どうしてもダークな色の天板がほしかったので(デジピとの一体感を出したかった)、完全外注にした。けどホームセンターなんかで売ってる安価なパイン集成材なんかを使って切り詰めれば、総額4万くらいで作例と同じ機能の机は作れると思う。
(2)机全体の幅&(3)鍵盤台の幅
これも当然好みで決めればいいけど、作例は可能な限りコンパクトに作りたかったので、デジピのサイズに合わせてぎりぎり小さいサイズにした。
その場合、たとえば作例だとこんな計算で決まっている。
(2)全体の幅 = 置きたいキーボードの幅(1385mm)+ クリアランス5mm + アルミフレームの厚み(40mm)×2 = 1465mm (=固定天板の幅)
(3)鍵盤台の幅 = 置きたいキーボードの幅(1385mm)+ クリアランス5mm ー スライドレールの厚み(13mm)×2 = 1364mm
実は、作例ではクリアランスを5mmしかとらなかったんだけど、スライドレールの遊びが意外と大きくて、ちょっと雑に動かすとデジピが左右のフレームにあたりそうになる。クリアランスは2cmくらい(つまり左右で1cmずつ)くらいとっておけばよかったなあ、と思ってる。
(4)高さ
実は、高さが一番難しいんだよねー。なにげに作業の快適さに深く関わってくるし。
高さを決めるポイントは、
・鍵盤の高さをどれくらいにしたいか。
・デスクの上面の高さをどれくらいにしたいか。
の二つの要素。
88鍵使ってる人は、白鍵のトップをグランドピアノと同じ高さ(約70cmらしい)にしたいと思うかもしれない。
自分もそうなんだけど、白鍵の上面をグランドピアノよりも少し低めの67.5cmくらいに決めて、そこから机の上面を逆算してる。
自分の持ってるキーボードの白鍵のトップからパネルの上端(あるいは飛び出してるボタンの上端)の高さを測ると、大体の机の高さが決まる。実際には、それプラス、クリアランスを5mmほど+可動天板の厚み(20mm)+クリアランス5mm+*天板の厚み(作例では20mm)が本当の固定天板上面の高さになる。ちなみに、(5)上面から鍵盤台上までの高さ、はデジピ(またはシンセ)の高さ+クリアランスの5mm、ということス。*追加しました。
普通のデスクとして快適に使うことを考えると、あんまり高すぎるのはよくない。
白鍵の理想的な高さとパソコンのディスプレイの理想的な高さを天秤にかけながら、最適値を探していく感じ。メジャーと格闘しながら、じっくり決めることをお勧めします。
多分、作例の現物を見ると、写真で見るより低く、コンパクトに感じると思う。
ごめん、なんだか分かりにくいエントリになりましたが、おゆるしを。
これで終わるつもりでしたが、なんだか味気ないので、後1回おまけをやります。
それと、まぢで自作するぜー、でもサイズの決め方がやっぱり分からない、という人はばしばし質問してくれておkです。
机の幅、奥行き、高さの決め方について。
以下、本気で自作するぜ、って人には少しは参考になるかもしれないけど、何となく見てくれてる人にはただの数字の羅列だと思う。まあ、そんな感じで見てやってください。
でもでも、採寸とサイズ決めは本当に大事。逆にいえば、サイズがびしっと決まれば、あとの設計は消化試合とも言える。2つ前のエントリで紹介したCADの作業に入る前に、幅、奥行き、高さだけはしっかり決めておいた方がいいよ!
当然、机の大きさは、それぞれの好みや持っている機材・置きたい機材で変わってくる。あくまで一つの作例として参考程度に。

(1)奥行き=固定天板の奥行き+可動天板の奥行き
固定天板にパソコンとモニターなんかを乗せることが多いと思うので、固定天板の奥行きを長めにとるとよいよ。。。
作例の場合は、可動天板の奥行きが277mm、固定天板の奥行きが396mm。
<奥行きサイズ決定のポイント>
デスクモードのときは、可動天板に腕全体を乗せる感じでパソコンのキーボードが快適に打てること。
デジピモードのときは、可動天板を奥に動かして、デジピのパネル全体にアクセスできること。
→置きたいキーボードのパネル部分の奥行きに依存するとも言える。
ところでなぜこんな半端な数字かというと、天板用のスライドレールの可動幅に合わせてるから。
あともう一つ気をつけるのは、天板を外注する場合のサイズ指定。
作例では、天板の剛性をあげるため、サイドに20mmのアルミフレームを当ててる。
(板の厚みも20mmです)
この分を差し引いて、かつ可動天板を最大限に引き出したときに、可動天板と固定天板とが20mmぶん重なり合うようにしたので、、、
可動天板の木材部分の奥行き=277mm - (20mm x 2) + 20mm=257mm
*すいません、追加訂正です。可動天板は前後両方に20mmの補強フレームを入れているので、-40mmでした。その他赤字部分、微妙に違ってました。。。
固定天板の木材部分の奥行き=396mm - 20mm = 376mm
となっとります。
ちなみに、天板2枚のオーダー見積もりはこんな感じでした。
ヒノキ集成材 厚20
¥8,700(材料代)1470×376 1枚
¥5,550(材料代)1370×257 1枚
¥4,280(塗装代)ウレタンローズウッド色半ツヤ消し(裏面反り止め)
¥2,100(送料+諸手数料)
¥20,630(合計・消費税込み)
作例では、どうしてもダークな色の天板がほしかったので(デジピとの一体感を出したかった)、完全外注にした。けどホームセンターなんかで売ってる安価なパイン集成材なんかを使って切り詰めれば、総額4万くらいで作例と同じ機能の机は作れると思う。
(2)机全体の幅&(3)鍵盤台の幅
これも当然好みで決めればいいけど、作例は可能な限りコンパクトに作りたかったので、デジピのサイズに合わせてぎりぎり小さいサイズにした。
その場合、たとえば作例だとこんな計算で決まっている。
(2)全体の幅 = 置きたいキーボードの幅(1385mm)+ クリアランス5mm + アルミフレームの厚み(40mm)×2 = 1465mm (=固定天板の幅)
(3)鍵盤台の幅 = 置きたいキーボードの幅(1385mm)+ クリアランス5mm ー スライドレールの厚み(13mm)×2 = 1364mm
実は、作例ではクリアランスを5mmしかとらなかったんだけど、スライドレールの遊びが意外と大きくて、ちょっと雑に動かすとデジピが左右のフレームにあたりそうになる。クリアランスは2cmくらい(つまり左右で1cmずつ)くらいとっておけばよかったなあ、と思ってる。
(4)高さ
実は、高さが一番難しいんだよねー。なにげに作業の快適さに深く関わってくるし。
高さを決めるポイントは、
・鍵盤の高さをどれくらいにしたいか。
・デスクの上面の高さをどれくらいにしたいか。
の二つの要素。
88鍵使ってる人は、白鍵のトップをグランドピアノと同じ高さ(約70cmらしい)にしたいと思うかもしれない。
自分もそうなんだけど、白鍵の上面をグランドピアノよりも少し低めの67.5cmくらいに決めて、そこから机の上面を逆算してる。
自分の持ってるキーボードの白鍵のトップからパネルの上端(あるいは飛び出してるボタンの上端)の高さを測ると、大体の机の高さが決まる。実際には、それプラス、クリアランスを5mmほど+可動天板の厚み(20mm)+クリアランス5mm+*天板の厚み(作例では20mm)が本当の固定天板上面の高さになる。ちなみに、(5)上面から鍵盤台上までの高さ、はデジピ(またはシンセ)の高さ+クリアランスの5mm、ということス。*追加しました。
普通のデスクとして快適に使うことを考えると、あんまり高すぎるのはよくない。
白鍵の理想的な高さとパソコンのディスプレイの理想的な高さを天秤にかけながら、最適値を探していく感じ。メジャーと格闘しながら、じっくり決めることをお勧めします。
多分、作例の現物を見ると、写真で見るより低く、コンパクトに感じると思う。
ごめん、なんだか分かりにくいエントリになりましたが、おゆるしを。
これで終わるつもりでしたが、なんだか味気ないので、後1回おまけをやります。
それと、まぢで自作するぜー、でもサイズの決め方がやっぱり分からない、という人はばしばし質問してくれておkです。