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ポール・マッカートニー制作、ミュージカル版『素晴らしき哉、人生!』は「創造上の相違」により中止か? 英紙報道

2024/12/27 16:07掲載
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Paul McCartney
Paul McCartney
2019年、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)は、プロデューサー/演出家のビル・ケンライトと共に、1946年のアメリカ映画『素晴らしき哉、人生!(原題:It's A Wonderful Life)』のミュージカル版を制作していることを発表しました。それから5年。このプロジェクトはどうなったのか? 英タブロイド紙デイリー・メールは、関係者の話として、ポールとビルの間で制作に関する意見の相違があったため、ミュージカル化の計画は中止になったと報じています。

映画『素晴らしき哉、人生!』は、フランク・キャプラ監督がフィリップ・ヴァン・ドレン・スターンの原作を映画化した不朽の名作。すべてが裏目に出る人生に絶望し、自殺しようと思い詰めた主人公ジョージの前に、200歳になっても翼をもらえない2流の老天使が現れ…というストーリー。

2019年の発表では、ミュージカル版は2020年後半に英国で上演され、その後、ブロードウェイでも上演される計画でした。ポールはミュージカル版のために音楽を書いており、ミュージカル版の脚本を担当したリー・ホールと共同で歌詞も書いています。

ポールは2023年、ファンからの質問に答える自身の公式サイトの企画「You Gave Me The Answer」の中で、このミュージカル版のためにポールが書いた曲を聴くことはできますか?という質問にも答えました。

「そうだといいね!ミュージカルはまとめるのが難しいものだけど、ようやく形になりそうな気がする。うまくいけば曲を聴くことができるかもしれない」

ビル・ケンライトは2023年10月に亡くなりました。

デイリー・メール紙は、ある情報筋から聞いた話を報じています。

「ビルは、ポールとのビジネス会議の結果に非常に動揺していました。彼らはミュージアム版『It's A Wonderful Life』の方向性について意見が一致しなかったからです。

ポールは音楽に焦点を当てた作品にしたいと考えていましたが、ビルは舞台上で、よりアクションやセリフを重視することを望んでいました。2人の偉大なレジェンドが、お互いに投資することを決めたショーについて合意できなかったのは残念です。

このプロジェクトは日の目を見ることはないでしょう」

しかし、ポールに近い情報筋によると、ミュージカルはまだ実現する可能性があるという。ポールとビルの代理人はコメントを控えています。