こんな記事を書いたのに、またThinkPadを買ってしまった・・・。米沢産なので安心?(●`ε´●)
実際、今回のThinkPadはほとんどトラブルは無いです。実はもう半年くらい使ってます。
ということで、X1 Carbon Gen3 をFedoraで使ってみた感想。
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このページの記事一覧
- 2016年1月12日火曜日 - ThinkPad X1 Carbon Gen3 + Fedora23
- 2014年5月20日火曜日 - *突然*キーボード*英語*配列*
- 2014年5月19日月曜日 - Fedora20 on Mac Book Air Late 2010
- 2014年4月15日火曜日 - Fedora on T440s
- 2014年4月2日水曜日 - Fedora 19/20 上にリモート開発環境(xrdp & LXDE)を整える
- 2013年12月8日日曜日 - 書評:独習Linux専科(中井悦司 著)
- 2013年7月4日木曜日 - Fedora19 リリース
- 2013年3月23日土曜日 - Dropbox: Unable to monitor filesystem
- 2013年1月28日月曜日 - 設定メモ Fedora18 on x121e
- 2013年1月23日水曜日 - Update Fedora 17 → 18 wtih Fedup
- 2013年1月22日火曜日 - x121e bios update from 1.16 to 1.17 on Fedora without Optical Drive
- - Fedora15以降の70-persistent-net.rules
- - Fedora15, 16, 17,18 で ethX 命名形式のNICを使う
- 2013年1月1日火曜日 - Fedora17 + NVIDIA
- 2012年9月29日土曜日 - Linux | Chrome | Flash | 重い | 遅い
- 2012年9月10日月曜日 - Upgrade Fedora16 to 17 with "preupgrade"
- 2012年9月4日火曜日 - screenrc
- 2012年8月18日土曜日 - fedora17 への mysql server と qpid のインストール
- - fedora17 のランレベル変更
- 2012年6月3日日曜日 - x121e 起動時にWiFiが有効にならない
*突然*キーボード*英語*配列*
Tweet
Red Hat Enterprise Linux, CentOS, Fedora 関係なく起こります。
OSを再起動したら突然、キーボードの配列が英語モードになってる現象。特にメディアからインストールした直後の環境を yum update すると起きる気がします。
多分何かのパッケージがアップデートされる時に pre/post スクリプトが走って設定が変更されてしまうんだと思います。
直すのは簡単で、system-config-keyboard を起動して、再度日本語キーボードを選択してやればOKです。
このコマンドは yum install system-config-keyboard でインストールできます。
MacBook AirにFedoraをインストールしたら久々に発生したのでメモです。
OSを再起動したら突然、キーボードの配列が英語モードになってる現象。特にメディアからインストールした直後の環境を yum update すると起きる気がします。
多分何かのパッケージがアップデートされる時に pre/post スクリプトが走って設定が変更されてしまうんだと思います。
直すのは簡単で、system-config-keyboard を起動して、再度日本語キーボードを選択してやればOKです。
このコマンドは yum install system-config-keyboard でインストールできます。
MacBook AirにFedoraをインストールしたら久々に発生したのでメモです。
Fedora20 on Mac Book Air Late 2010
Tweet
ちょいと古めのMBA2010を借りたのですが、Mac OS X の使い勝手に慣れる事ができず、我慢できず半日で Fedora20 をインストールしてしまいました。
インストール自体は簡単で、
・USBドライブを接続し
・FedoraのメディアをDVDへ焼いものを突っ込んで
・起動時に Option キーを押しっぱなし
・ブートメニューが出てきたら「UEFI」を選択
・Linuxインストーラーが起動 → あとは普通にインストール
パーティションは以下のようにした(Mac OSは削除
インストール直後の状態で、モニタ出力、WiFiは問題なく使えています。
スピーカーとカメラも使えます。内蔵マイクは認識して使えるのですが、ゲインが低い?のか拾った音がやけに小さいです。こちらは後で調査します。
キーマップは jp106 として認識され、英数・かなキーは機能していません。
ファンクションキーはそのまま押すと、音量UP/Down、輝度UP/DOWNとなりちゃんと動きます。普通のF1,2として使う場合は、Fnキーと合わせて押すと使えます。
Zenkaku_Hankaku がないのは不便なので、以下のように割り当てました。また、Alt_Lの位置が使いにくいので、英数キーもAlt_Lとして機能するように設定してあります。
~/.xmodmaprc
最後の pointer は、タッチパッドを Natural Scrolling
ちなみに option キーは キーコード64でデフォルトはAlt_Lにマップされ、左commondキーは133でSuper_Lになります。別のキーにマップする場合はこのコードを操作してください。
F18以降は$HOME/.xmodmaprc を自動で読み込まなくなっていまるので、 gnome-session-properties から セッション起動時に読み込まれるコマンドを追加してあげてください。
タッチパッドは予想外にちゃんと機能します。2本クリックで右クリック、3本クリックで真ん中クリックとなります。2本スライドでUP/DOWNスクロールしてくれます。ただしデフォルトではMacとは逆方向のスクロールになるので、上記の pointer 設定をいれると Mac と同じように動作します。
ふたを閉じるとスリープして、開けると復活するのもMBAと同じように挙動します。
あとは、MiniDisplayポートの出力が試したいのですが、デバイスを持っていないので今度試すことにします。
まだ1日ほど設定の入れ込みを含めて使っただけですが、個人的にはかなり良いです。ThinkPad がノートPCとして終わってしまったので、後継機としてMBAは十分ありな選択肢な気がします。
インストール自体は簡単で、
・USBドライブを接続し
・FedoraのメディアをDVDへ焼いものを突っ込んで
・起動時に Option キーを押しっぱなし
・ブートメニューが出てきたら「UEFI」を選択
・Linuxインストーラーが起動 → あとは普通にインストール
パーティションは以下のようにした(Mac OSは削除
Device Start End Size Type /dev/sda1 2048 411647 200M Apple HFS/HFS+ /dev/sda2 411648 1435647 500M Microsoft basic data /dev/sda3 1435648 9627647 3.9G Linux swap /dev/sda4 9627648 214427647 97.7G Microsoft basic data
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda1 200M 15M 186M 8% /boot/efi /dev/sda2 477M 96M 352M 22% /boot /dev/sda4 96G 7.4G 84G 9% /sda2,sda4 のパーティションが変ですが、ext4 で普通に使えてます。
インストール直後の状態で、モニタ出力、WiFiは問題なく使えています。
スピーカーとカメラも使えます。内蔵マイクは認識して使えるのですが、ゲインが低い?のか拾った音がやけに小さいです。こちらは後で調査します。
キーマップは jp106 として認識され、英数・かなキーは機能していません。
ファンクションキーはそのまま押すと、音量UP/Down、輝度UP/DOWNとなりちゃんと動きます。普通のF1,2として使う場合は、Fnキーと合わせて押すと使えます。
Zenkaku_Hankaku がないのは不便なので、以下のように割り当てました。また、Alt_Lの位置が使いにくいので、英数キーもAlt_Lとして機能するように設定してあります。
~/.xmodmaprc
keycode 130 = Zenkaku_Hankaku keycode 131 = Alt_L pointer = 1 2 3 5 4 7 6 8 9 10 11 12
最後の pointer は、タッチパッドを Natural Scrolling
ちなみに option キーは キーコード64でデフォルトはAlt_Lにマップされ、左commondキーは133でSuper_Lになります。別のキーにマップする場合はこのコードを操作してください。
F18以降は$HOME/.xmodmaprc を自動で読み込まなくなっていまるので、 gnome-session-properties から セッション起動時に読み込まれるコマンドを追加してあげてください。
タッチパッドは予想外にちゃんと機能します。2本クリックで右クリック、3本クリックで真ん中クリックとなります。2本スライドでUP/DOWNスクロールしてくれます。ただしデフォルトではMacとは逆方向のスクロールになるので、上記の pointer 設定をいれると Mac と同じように動作します。
ふたを閉じるとスリープして、開けると復活するのもMBAと同じように挙動します。
あとは、MiniDisplayポートの出力が試したいのですが、デバイスを持っていないので今度試すことにします。
まだ1日ほど設定の入れ込みを含めて使っただけですが、個人的にはかなり良いです。ThinkPad がノートPCとして終わってしまったので、後継機としてMBAは十分ありな選択肢な気がします。
Fedora on T440s
Tweet
メイン機としていたT440sが半死状態になりました。
OS起動時に高確率でHDD(標準搭載のSAMSUNG MZ7TD256)を認識しません。特に再起動時に高確率で発生します。通常起動した際も最初のブートローダーの立ち上がり前に1~2分待たされてしまいます。
T440sはスペック的にかなりのお気に入りなのですが、ThinkPadとは思えない品質の悪さです。
今回はSSDの不良っぽく、検索してみるとHDD交換になる可能性が高そうなので、eService(Lenovoのサポートリクエスト窓口)に修理依頼をしつつ、手元からなくなる前にFedoraをインストールして遊んでみることにします。
T440sのスペックは以下です。
・Windows8.1 64bit
・Core-i5 4200U
・8GB memory
・T440s 14.0FHD WWAN(1920x1080 none touch panel)
・Wireless LAN: Intel 7260 BT BGN
・720p HD Camera
・NVIDIA Geforce GT 730M(Optimus)
・指紋センサー
・UEFI+Secure Boot(デフォルト)
nVidia Optimus と 指紋センサーはFedora20では認識されません。T440sをLinux機として使いたい人はこの二つをつける必要はないと思います。内蔵のIntel統合ビデオチップでも十分な性能です。
Win8.1/T440sは標準の状態で以下のようなパーティション状態になっています。Win8の場合は、末尾の回復パーティション、OEMパーティションが存在していません。GPT形式です。
Windows標準ツールでは表示されませんが、実際はMSRパーティションというものがあり、こんな感じになっています。
1. 回復パーティション
2. EFIパーティション
3. MSRパーティション
4. 標準パーティション ← Windowsの本体はここ
5. 回復パーティション
6. OEMパーティション
デュアルブート構成する場合は、4つ目標準パーティションを縮小して空き領域を作ります。縮小はWindowsの管理ツールから行えます。リカバリメディアを作成 or 手配している場合は回復パーティションとOEMパーティションは削除しても問題ありません。削除は diskpart コマンドを使います。
Fedora20をインストールするときは / のみ作成し、既存のEFIパーティションを /boot/efi へマウントするように設定します。/boot や swap はあってもなくてもいいです。既存パーティションは再初期化しないように注意してください。
GrubからWindowsをブートする方法は上手くいきませんでした。ですがUEFIの場合は、UEFIブートローダーからOSを選択できます。UEFIでは、EFIパーティションに配置されているブートイメージを登録することで、起動するOSを選択できるようになります。
登録されている情報を操作するには、Linux から efibootmgr コマンドを利用します。
特筆すべきことはありません。EFIパーティションを作成して、/boot/efi にマウントするだけで後は普通のインストールと変わりません。
BIOSの設定で、Secure Boot を OFF にする事で、Legacy Bootモードに変更できるようになります。このモードではEFIパーティションは不要で、従来のように /boot からカーネルを起動するようになります。
Linuxオンリーで使う場合はこのモードが一番扱いやすいと思います。Linuxの場合は高速スタートアップも利かないので、UEFIもレガシーブートも起動速度に差はほとんど無いように感じました。
OS起動時に高確率でHDD(標準搭載のSAMSUNG MZ7TD256)を認識しません。特に再起動時に高確率で発生します。通常起動した際も最初のブートローダーの立ち上がり前に1~2分待たされてしまいます。
T440sはスペック的にかなりのお気に入りなのですが、ThinkPadとは思えない品質の悪さです。
今回はSSDの不良っぽく、検索してみるとHDD交換になる可能性が高そうなので、eService(Lenovoのサポートリクエスト窓口)に修理依頼をしつつ、手元からなくなる前にFedoraをインストールして遊んでみることにします。
T440sのスペックは以下です。
・Windows8.1 64bit
・Core-i5 4200U
・8GB memory
・T440s 14.0FHD WWAN(1920x1080 none touch panel)
・Wireless LAN: Intel 7260 BT BGN
・720p HD Camera
・NVIDIA Geforce GT 730M(Optimus)
・指紋センサー
・UEFI+Secure Boot(デフォルト)
nVidia Optimus と 指紋センサーはFedora20では認識されません。T440sをLinux機として使いたい人はこの二つをつける必要はないと思います。内蔵のIntel統合ビデオチップでも十分な性能です。
デュアルブート(Win8.1 & Fedora20) + UEFI + Secure boot
Win8.1/T440sは標準の状態で以下のようなパーティション状態になっています。Win8の場合は、末尾の回復パーティション、OEMパーティションが存在していません。GPT形式です。
Windows標準ツールでは表示されませんが、実際はMSRパーティションというものがあり、こんな感じになっています。
1. 回復パーティション
2. EFIパーティション
3. MSRパーティション
4. 標準パーティション ← Windowsの本体はここ
5. 回復パーティション
6. OEMパーティション
デュアルブート構成する場合は、4つ目標準パーティションを縮小して空き領域を作ります。縮小はWindowsの管理ツールから行えます。リカバリメディアを作成 or 手配している場合は回復パーティションとOEMパーティションは削除しても問題ありません。削除は diskpart コマンドを使います。
Fedora20をインストールするときは / のみ作成し、既存のEFIパーティションを /boot/efi へマウントするように設定します。/boot や swap はあってもなくてもいいです。既存パーティションは再初期化しないように注意してください。
GrubからWindowsをブートする方法は上手くいきませんでした。ですがUEFIの場合は、UEFIブートローダーからOSを選択できます。UEFIでは、EFIパーティションに配置されているブートイメージを登録することで、起動するOSを選択できるようになります。
登録されている情報を操作するには、Linux から efibootmgr コマンドを利用します。
シングルブート(Fedora20) + UEFI + Secure boot
特筆すべきことはありません。EFIパーティションを作成して、/boot/efi にマウントするだけで後は普通のインストールと変わりません。
シングルブート(Fedora20) + Legacy Boot
BIOSの設定で、Secure Boot を OFF にする事で、Legacy Bootモードに変更できるようになります。このモードではEFIパーティションは不要で、従来のように /boot からカーネルを起動するようになります。
Linuxオンリーで使う場合はこのモードが一番扱いやすいと思います。Linuxの場合は高速スタートアップも利かないので、UEFIもレガシーブートも起動速度に差はほとんど無いように感じました。
Fedora 19/20 上にリモート開発環境(xrdp & LXDE)を整える
Tweet
リモート作業はいろいろな手法がありますが、これは以下の状況を想定しています。
* 作業端末はWindowsを使わざるを得ない。
* 開発物の連携対象がリモートにあり、開発環境は近い場所に置きたい。
* 開発環境はLinuxじゃないと無理。
* どうしてもXが起動したい(軟弱
* 接続先の回線が細い。
→ xrdp & LXDE
xrdpを使うのは、Windows側に特別なクライアントが必要ないことと、X接続やVNC、Spiceに比べて操作が軽快です。
LXDEはいわずと知れた軽量デスクトップです。xrdp経由だとリッチなエフェクトを備えたGNOME3はオーバースペックすぎます。
まず必要なソフトウェアをインストールしますが全部標準リポジトリに含まれていますので簡単です。
xrdpには日本語キーマップファイルが含まれていませんので このリンク先 からkm-xxxxx.ini ファイルを取得します。
取得したファイルを以下の名前で /etc/xrdp 以下へコピーしておきます(同じファイルを違う名前で4つ配置します
xrdpサービスを起動しつつ、3389ポートを開けます。
これでWindowsからリモートデスクトップで接続する事が出来るようになりました。
しかしこのままではGNOME3が起動してしまいます。
検索してみると /etc/xrdp/startwm.sh を次のように書きかえる、というのが見つかりますが、Fedoraの場合上手くいきませんでした。
原因は、startvm.sh → (ファイルがあれば)/etc/X11/xinit/xinitrc → (ファイルがあれば)/etc/X11/xinit/Xclients という順序でファイルが呼び出されていきますが、最後の /etc/X11/xinit/Xclients が呼ばれると、どんな設定になっていても GNOME3 or KDE のどちらかが起動するようになっています。
このファイルを書き換えてもいいのですが、パッケージに含まれるファイルを編集してしまうとアップデート時の対応が面倒になるので、今回は以下で対処しました。
/etc/lxdm/Xsession にはLXDEを起動するためのスクリプトが含まれており、本来はコンソールのログインマネージャから呼ばれます。これをホームディレクトリに、.Xclients という名前でコピーしておくと、 /etc/X11/xinit/xinitrc の中からこのスクリプトが呼び出されるようになり、LXDEが起動できるようになります。
やめたいときはこのファイルを削除するればOKです。
(参考)km-xxxx の中身
* 作業端末はWindowsを使わざるを得ない。
* 開発物の連携対象がリモートにあり、開発環境は近い場所に置きたい。
* 開発環境はLinuxじゃないと無理。
* どうしてもXが起動したい(軟弱
* 接続先の回線が細い。
→ xrdp & LXDE
xrdpを使うのは、Windows側に特別なクライアントが必要ないことと、X接続やVNC、Spiceに比べて操作が軽快です。
LXDEはいわずと知れた軽量デスクトップです。xrdp経由だとリッチなエフェクトを備えたGNOME3はオーバースペックすぎます。
まず必要なソフトウェアをインストールしますが全部標準リポジトリに含まれていますので簡単です。
$ sudo yum install xrdp $ LANG=C yum groupinstall "LXDE Desktop"
xrdpには日本語キーマップファイルが含まれていませんので このリンク先 からkm-xxxxx.ini ファイルを取得します。
取得したファイルを以下の名前で /etc/xrdp 以下へコピーしておきます(同じファイルを違う名前で4つ配置します
km-0411.ini km-e0010411.ini km-e0200411.ini km-e0210411.ini
xrdpサービスを起動しつつ、3389ポートを開けます。
$ sudo systemctl start xrdp.service $ sudo systemctl enable xrdp.service $ sudo firewall-cmd --add-port=3389/tcp --permanent
これでWindowsからリモートデスクトップで接続する事が出来るようになりました。
しかしこのままではGNOME3が起動してしまいます。
検索してみると /etc/xrdp/startwm.sh を次のように書きかえる、というのが見つかりますが、Fedoraの場合上手くいきませんでした。
SESSIONS="gnome-session blackbox fluxbox startxfce4 startkde xterm" ↓ SESSIONS="lxsession gnome-session blackbox fluxbox startxfce4 startkde xterm"
原因は、startvm.sh → (ファイルがあれば)/etc/X11/xinit/xinitrc → (ファイルがあれば)/etc/X11/xinit/Xclients という順序でファイルが呼び出されていきますが、最後の /etc/X11/xinit/Xclients が呼ばれると、どんな設定になっていても GNOME3 or KDE のどちらかが起動するようになっています。
このファイルを書き換えてもいいのですが、パッケージに含まれるファイルを編集してしまうとアップデート時の対応が面倒になるので、今回は以下で対処しました。
$ cp /etc/lxdm/Xsession ~/.Xclients
/etc/lxdm/Xsession にはLXDEを起動するためのスクリプトが含まれており、本来はコンソールのログインマネージャから呼ばれます。これをホームディレクトリに、.Xclients という名前でコピーしておくと、 /etc/X11/xinit/xinitrc の中からこのスクリプトが呼び出されるようになり、LXDEが起動できるようになります。
やめたいときはこのファイルを削除するればOKです。
(参考)km-xxxx の中身
書評:独習Linux専科(中井悦司 著)
Tweet
献本いただきました。ありがとうございます(下書きにしたまま公開を忘れてました、すみません。
「独習Linux専科」サーバ構築/運用/管理 ――あなたに伝えたい技と知恵と鉄則 (Software Design plus)
著者の中井さんは「10年シリーズ」「プロのためのLinuxシステム」の著者でもあり、こちらも大変有益な本です。
本書は前2シリーズに比べるとライトな内容に仕上がっています。これからLinuxを始めたい若手のエンジニアや、今までネットワーク中心やってきたエンジニア、もしくはアプリ開発を中心やってきたけど、これからLinuxを覚えたい、といった方々に向けて書かれている本です。原理原則を中心としてなぜ?なぜ?と解説している前2シリーズに比べると、実際の動作に着眼して操作と設定に基づく解説がなされているため、システムがイメージしやすく入門書としては最適かと思います。
本書を4章までを実際に操作しながら読み進めると、Linuxを使った基礎的なシステム構築できるようになれると思います。ここからさらなるスキルアップを目指したい方は「10年シリーズ」「プロのためのLinuxシステム」へとステップアップしていく事で、体系的にLinuxのについて学習していくことができる、といった具合です。
また本書で学習し、RedHat社が提供する認定プログラムの基礎コースであるRHSCや、LPICに挑戦するのも良い選択だと思います。
5章ではLinux/計算機の基礎的な動作原理にも触れており、文系の方でSEをやられている方にはこの章は良い参考資料です。
ぜひとも本書を入り口にして、Linuxシステムの世界へ入門してみてください。
【補足】
本書のおいて sl コマンドを「ジョークコマンド」として紹介していますが、実はどんでもない誤解(え!?)です。
稼働中の仮想環境をライブマイグレーション or ストレージマイグレーション するようなデモを実施する際にコンソールに sl コマンドをループで走らせておくと、「ほらオンラインで切り替わりますよね?」とドヤ顔するのに最適です。実に実用的なコマンドですね。
参考:「信頼と実績の sl コマンドでインパクトのあるデモシナリオを構築する @LightningX(嘘 」
「独習Linux専科」サーバ構築/運用/管理 ――あなたに伝えたい技と知恵と鉄則 (Software Design plus)
著者の中井さんは「10年シリーズ」「プロのためのLinuxシステム」の著者でもあり、こちらも大変有益な本です。
本書は前2シリーズに比べるとライトな内容に仕上がっています。これからLinuxを始めたい若手のエンジニアや、今までネットワーク中心やってきたエンジニア、もしくはアプリ開発を中心やってきたけど、これからLinuxを覚えたい、といった方々に向けて書かれている本です。原理原則を中心としてなぜ?なぜ?と解説している前2シリーズに比べると、実際の動作に着眼して操作と設定に基づく解説がなされているため、システムがイメージしやすく入門書としては最適かと思います。
本書を4章までを実際に操作しながら読み進めると、Linuxを使った基礎的なシステム構築できるようになれると思います。ここからさらなるスキルアップを目指したい方は「10年シリーズ」「プロのためのLinuxシステム」へとステップアップしていく事で、体系的にLinuxのについて学習していくことができる、といった具合です。
また本書で学習し、RedHat社が提供する認定プログラムの基礎コースであるRHSCや、LPICに挑戦するのも良い選択だと思います。
5章ではLinux/計算機の基礎的な動作原理にも触れており、文系の方でSEをやられている方にはこの章は良い参考資料です。
ぜひとも本書を入り口にして、Linuxシステムの世界へ入門してみてください。
【補足】
本書のおいて sl コマンドを「ジョークコマンド」として紹介していますが、実はどんでもない誤解(え!?)です。
稼働中の仮想環境をライブマイグレーション or ストレージマイグレーション するようなデモを実施する際にコンソールに sl コマンドをループで走らせておくと、「ほらオンラインで切り替わりますよね?」とドヤ顔するのに最適です。実に実用的なコマンドですね。
参考:「信頼と実績の sl コマンドでインパクトのあるデモシナリオを構築する @LightningX(嘘 」
Fedora19 リリース
Tweet
いろいろあったF18も終わり、いよいよF19がリリースされました。
気になるリリース項目としては・・・
・MariaDB
・OpenShift Origin が利用可能
・OpenStack Grizzly が利用可能
・open-vm-tools(VMware Toolsのオープン版)が利用可能
・livirt/kvm のブロックストレージマイグレーション対応
・Yum 対応の LVM スナップショット
などなど。リリースノートはこちら。
参考までにインストール画面を紹介。
気になるリリース項目としては・・・
・MariaDB
・OpenShift Origin が利用可能
・OpenStack Grizzly が利用可能
・open-vm-tools(VMware Toolsのオープン版)が利用可能
・livirt/kvm のブロックストレージマイグレーション対応
・Yum 対応の LVM スナップショット
などなど。リリースノートはこちら。
参考までにインストール画面を紹介。
Dropbox: Unable to monitor filesystem
Tweet
Linux の Dropbox で表示される警告。
これはDropboxにファイルを突っ込みすぎてる状態。
Unable to monitor filesystem Please run: echo 100000 | sudo tee /proc/sys/fs/inotify/max_user_watches and restart Dropbox to correct the problem.
これはDropboxにファイルを突っ込みすぎてる状態。
Update Fedora 17 → 18 wtih Fedup
Tweet
Fedora18へのアップグレードを行ってみる。1時間弱くらい必要。
元々の環境はF16 → F17 とアップデートした環境。
事前準備
$ sudo yum install fedup
$ sudo yum update -y
$ sudo yum clean all
$ sudo reboot
アップグレードの準備。このコマンドで必要なパッケージ類がローカルにDLされる。
$ sudo fedup-cli --network 18 --debuglog fedupdebug.log
再起動後、grub menu の「System update」を選択するとアップグレード開始
特にエラーなく無事アップデートは終了。
$ sudo yum check
いくつかのパッケージが依存関係の解決に失敗しているが、これはリカバリ可能。
しかし他にfc17で残ったパッケージにかなりコアなものが含まれてるのでこのまま使うかは微妙。。。
元々の環境はF16 → F17 とアップデートした環境。
事前準備
$ sudo yum install fedup
$ sudo yum update -y
$ sudo yum clean all
$ sudo reboot
アップグレードの準備。このコマンドで必要なパッケージ類がローカルにDLされる。
$ sudo fedup-cli --network 18 --debuglog fedupdebug.log
setting up system for upgrade Finished. Reboot to start upgrade. NOTE: Some repos could not be contacted: Dropbox If you start the upgrade now, packages from these repos will not be installed.
再起動後、grub menu の「System update」を選択するとアップグレード開始
特にエラーなく無事アップデートは終了。
$ sudo yum check
いくつかのパッケージが依存関係の解決に失敗しているが、これはリカバリ可能。
しかし他にfc17で残ったパッケージにかなりコアなものが含まれてるのでこのまま使うかは微妙。。。
x121e bios update from 1.16 to 1.17 on Fedora without Optical Drive
Tweet
biosのニューバージョンが出てましたのでFedora17上で、かつ光学ドライブを使わずにアップデートしてみます。
基本的には前と同じ。
x121e bios update on Fedora16 without optical drives
基本的には前と同じ。
x121e bios update on Fedora16 without optical drives
時刻:
1:25
Fedora15以降の70-persistent-net.rules
Tweet
Fedora15以降、70-persistent-net.rules は生成されなくなっている。
元々、このファイルを作っていた /lib/udev/write_net_rules がなくなったのが原因。
でも自分でこのファイルを作ってやれば、今まで通り起動時に適当なIF名を定義できるようになる。
# vim /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
元々、このファイルを作っていた /lib/udev/write_net_rules がなくなったのが原因。
でも自分でこのファイルを作ってやれば、今まで通り起動時に適当なIF名を定義できるようになる。
# vim /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="08:00:27:f0:a8:17", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="internal0"
時刻:
1:09
Fedora15, 16, 17,18 で ethX 命名形式のNICを使う
Tweet
Fedora15以降からNICの命名規則に biosdevname という形式が使われるようになっています。
・オンボードNICはemX (Xはポート番号)
・PCIカード上のpXpY (Xはスロット番号、Yはポート番号)
という感じで命名されます。
昔ながらのethX形式にしたい場合は、カーネルの起動オプションに biosdevname=0 を追記します。
grub2の場合は起動オプションの与え方が少し変わっています。
# vim /etc/default/grub
-------------------------
GRUB_CMDLINE_LINUX="xxxxx biosdevname=0"
-------------------------
編集したらgrub.cfgを生成します。
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
# reboot
これで従来通りのデバイス名になります。
・オンボードNICはemX (Xはポート番号)
・PCIカード上のpXpY (Xはスロット番号、Yはポート番号)
という感じで命名されます。
昔ながらのethX形式にしたい場合は、カーネルの起動オプションに biosdevname=0 を追記します。
grub2の場合は起動オプションの与え方が少し変わっています。
# vim /etc/default/grub
-------------------------
GRUB_CMDLINE_LINUX="xxxxx biosdevname=0"
-------------------------
編集したらgrub.cfgを生成します。
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
# reboot
これで従来通りのデバイス名になります。
Fedora17 + NVIDIA
Tweet
新年最初のエントリー
自宅PCを今までWinで使ってきた・・・が、ほとんどiTunesのためのようなものだった。最近はiOSのバージョンアップに伴い、ほとんどの事がiOS側でできるようになってきたので、メインマシンもLinuxへ移行していく。
で、メインマシンはNVIDIAのGPUを搭載したグラフィックボードを使っているが、Fedoraが標準で持っている、xorg-x11-drv-nouveau はいまいちパフォーマンスがよろしくない。X上でウインドサイズを変えたりするとモッサリ感があったので、ちゃんとしたドライバへ変更して、パフォーマンスの向上を狙ってみる。
自宅PCを今までWinで使ってきた・・・が、ほとんどiTunesのためのようなものだった。最近はiOSのバージョンアップに伴い、ほとんどの事がiOS側でできるようになってきたので、メインマシンもLinuxへ移行していく。
で、メインマシンはNVIDIAのGPUを搭載したグラフィックボードを使っているが、Fedoraが標準で持っている、xorg-x11-drv-nouveau はいまいちパフォーマンスがよろしくない。X上でウインドサイズを変えたりするとモッサリ感があったので、ちゃんとしたドライバへ変更して、パフォーマンスの向上を狙ってみる。
Linux | Chrome | Flash | 重い | 遅い
Tweet
最近、x121e + Fedora17 の Chrome がすごく重く、特にFlashの再生(youtube, nico)に時間がかかっていた。
どうもキャッシュが溜まっているのが原因のようなので、一回クリーンな状態にしてみた。
事前にアカウントの同期をして、設定を含めた全てをgoogleにバックアップしておく。
# yum remove google-chrome-stable
$ rm -Rf ~/.cache/google-chrome/
$ rm -Rf ~/.config/google-chrome
# yum install google-chrome-stable
これで起動後にアカウントの同期を行えばOK。
めちゃ軽くなった。
どうもキャッシュが溜まっているのが原因のようなので、一回クリーンな状態にしてみた。
事前にアカウントの同期をして、設定を含めた全てをgoogleにバックアップしておく。
# yum remove google-chrome-stable
$ rm -Rf ~/.cache/google-chrome/
$ rm -Rf ~/.config/google-chrome
# yum install google-chrome-stable
これで起動後にアカウントの同期を行えばOK。
めちゃ軽くなった。
Upgrade Fedora16 to 17 with "preupgrade"
Tweet
よーやくメインのノートPCをF17へアップグレードしました。
preupgrade を使っての直接アップデートです。
# yum update -y
# yum install preupgrade
# preupgrade
アップグレード後に大きな問題は無し。
気になった点をピックアップ。
・Emacs24にアップグレードされたら
(tool-bar-mode nil)
(menu-bar-mode nil)
(scroll-bar-mode nil)
が全部効かなくなって、nil → 0 にしたら効いた。
・日本語入力がなんか変
Mozcがデフォルトにできないので、毎回マウスポチポチでデフォルトにしてやってる。
IME ON/OFF状態をウインド間で保持するのがデフォルトみたいで、ややうざい。
・tscdの起動に失敗
とりあえず無効。
systemctl status tcsd.service
そのうち調査する。
preupgrade を使っての直接アップデートです。
# yum update -y
# yum install preupgrade
# preupgrade
アップグレード後に大きな問題は無し。
気になった点をピックアップ。
・Emacs24にアップグレードされたら
(tool-bar-mode nil)
(menu-bar-mode nil)
(scroll-bar-mode nil)
が全部効かなくなって、nil → 0 にしたら効いた。
・日本語入力がなんか変
IME ON/OFF状態をウインド間で保持するのがデフォルトみたいで、ややうざい。
・tscdの起動に失敗
tcsd - daemon that manages Trusted Computing resources
tcsd is a user space daemon that should be (according to the TSS spec) the only portal to the TPM device driver. At boot time, tcsd should be started, it should open the TPM device driver and from that point on, all requests to the TPM should go through the TSS stack. The tcsd manages TPM resources and handles requests from TSP's both local and remote.
とりあえず無効。
systemctl status tcsd.service
そのうち調査する。
fedora17 への mysql server と qpid のインストール
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MySQL
■インストール
$ sudo yum install mysql-server
■起動
$ sudo systemctl start mysqld.service
$ sudo systemctl enable mysqld.service
QPID
■インストール
$ sudo yum install qpid-cpp-server qpid-tools
■起動
$ sudo chkconfig qpidd on
$ sudo /etc/init.d/qpidd start
時刻:
10:22
fedora17 のランレベル変更
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今までFedoraを使うときはランレベル5で使ってきたのであまりきにしていなかったんだけど、Python2.7を使ったを使った環境が欲しかったのでKVMにFedora17をインストールした。
この場合、GUIは不要なのでランレベル3で使いたいんだけど、RHEL系とは違いinittabでの定義ではなくて少し調べてしまったのでメモ。
ランレベルの定義はこのファイルによって行われる。
/etc/systemd/system/default.target
この実体は
/etc/systemd/system/default.target -> /lib/systemd/system/runlevel5.target
ランレベルは予め定義されているターゲットファイルへリンク先変えてやれば良い。
$ ls /lib/systemd/system/runlevel?.target
ランレベル3へ変更にするには、/lib/systemd/system/runlevel3.target へリンクすればよいでの、
$ sudo rm /etc/systemd/system/default.target
$ sudo ln -s /lib/systemd/system/runlevel3.target /etc/systemd/system/default.target
後はリブートして終了。
この場合、GUIは不要なのでランレベル3で使いたいんだけど、RHEL系とは違いinittabでの定義ではなくて少し調べてしまったのでメモ。
ランレベルの定義はこのファイルによって行われる。
/etc/systemd/system/default.target
この実体は
/etc/systemd/system/default.target -> /lib/systemd/system/runlevel5.target
ランレベルは予め定義されているターゲットファイルへリンク先変えてやれば良い。
$ ls /lib/systemd/system/runlevel?.target
/lib/systemd/system/runlevel0.target /lib/systemd/system/runlevel1.target /lib/systemd/system/runlevel2.target /lib/systemd/system/runlevel3.target /lib/systemd/system/runlevel4.target /lib/systemd/system/runlevel5.target /lib/systemd/system/runlevel6.target
ランレベル3へ変更にするには、/lib/systemd/system/runlevel3.target へリンクすればよいでの、
$ sudo rm /etc/systemd/system/default.target
$ sudo ln -s /lib/systemd/system/runlevel3.target /etc/systemd/system/default.target
後はリブートして終了。
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