
2023/03/02 - 2023/03/02
1225位(同エリア1402件中)
しなちくさん
この旅行記スケジュールを元に
(個人的に)東北エリアの中でしばらく残ってしまっていたJR只見線の完乗。
色々な事情から急遽の遠征となりましたが、普段味わうことのない雪景色に雄大な只見川や近接する集落の様子などをお伝えできればと思います!
最後までよろしくお願いいたします。
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急遽計画された今回の乗りつぶし旅。
首都圏在住で距離的にはそこまでないのに、現地までのアクセスの関係から心理的には九州位遠くにあるのではと感じてしまう只見線。
冬場は雪が多いし夏にでも行くか、、、と思っていた矢先、3/1に「気温上昇による落屑防止のため当面の間運休」との知らせが。後述しますが、災害により長期間運休→廃止危機という状況も経験している中で、(これがきっかけとなるわけではありませんが)やっぱり行けるときに行かなければ!と血が騒ぎ急遽の遠征に至ったわけであります。
新宿より会津バスの「夢街道会津15号」へ乗車。18きっぷの運用開始後ではありましたが、時間の都合上高速バスをチョイス。乗り換えもなく新幹線よりも割安な値段で移動できるからか、乗車率も良く始発のバスタ新宿以外でもそこそこの乗車が見られました。会津バス 乗り物
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只見線で全線を通して運行されるのは1日わずか3往復。
そして、仕事の都合上その日のうちに18きっぷで日帰りをすることができるのは若松発の1番列車のみということで今晩はホテルへと泊まることにしました。會津つるやホテル 宿・ホテル
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値段を最優先で調べたため、西若松駅の方が近いこちらのホテル。
当日予約でしたが5,000円いかないくらいでリーズナブルに宿泊することができました。
部屋に着いたのが夜の22時前。翌朝は5時台にはでなければならないので即就寝です。。。 -
というわけで、かなりの急ぎ足になりましたが。。。
場面は翌朝3/2 朝5時台。
1両編成の小出行がホームにて出発を待っていました。
平日とはいえ、そこそこ乗車があるだろうと踏んで30分以上前から待っていましたがやはり正解。車内はボックスと窓を背にしたロングシートとありましたが、ボックスシートは全て埋まりロングシートにも座り切れない?と思うほどの人の数だったのです。
途中駅での乗降も多少なりともあるのでしょうが、もし始発の若松で座れないとなると、終着小出までの4時間半、、、(震え声会津若松駅 駅
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列車は時刻通り会津若松を6:08に出発。
会津盆地を軽快に走り抜けていきます。
車内は95%が旅行客、残りが地域住民といったところでしょうか?
平日でしたが、高校生の姿はあまりなく、、、登校するにはまだ少し早いですよね(苦笑) -
会津盆地を走っていた列車は、会津坂下駅を過ぎると一気にギアが入り山の中へと入りこんでいきます。
雪の量が一気に増え、それまで車輪までにも満たなかった降雪が一気に支線の高さまでやってくるほど。「雪国らしくていいなぁ~」と思う反面、「除雪が大変なんだろうなぁ、、、」と思うところではあります、、、 -
車窓にはこれでもかというほど現れる只見川の景色。
雪山の景色は「美しい」と思う人がいる一方、「つまらん」と思う人もいそうな気が、、、只見川 自然・景勝地
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こちらは会津西方駅を過ぎて少ししたあたりの鉄橋。
道路などの人工物が写っているとなんだかアクセントとなって良い写真になりそうな感じもあります(あくまで個人的な感想ですが) -
会津若松を出て1時間20分ほど。
列車は会津宮下駅へ到着。
ここで会津若松行の列車を待ちます。
空には分厚い雲がかかっていますが、晴れ間が差しそうでささないですね、、、会津宮下駅 駅
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乗っている車両をパチリ。
18きっぷシーズンではありますが、しっかり(?)1両編成です(苦笑)JR只見線 乗り物
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味のある駅名板。
いつから使われているのでしょうか? -
・・・とここまでとんとん拍子に進んでしまいましたが()
さきほどとは反対側の様子。
駅の周りは完全に木々に囲まれ、他には何もないように感じます。
昔は栄えていたのでしょうか・・・? -
5分ほどで対向列車が到着。
駅舎内にあるスタンプを押していると、係員が乗り場へと向かう石段をふさいでおり「え???乗り遅れ???」と思いましたが、列車進入に伴い線路に卸させないようにするための措置とのことで、到着後にはもとに戻され無事に車内へと戻ることができました(一安心) -
そういえば高所にある展望台から只見線と只見川を俯瞰で撮影できる第一只見川橋梁でどこだ・・・?と思い出し調べてみたのですが、まさかの会津宮下駅より東側!すでに通り過ぎていた。。。
列車内からはどんな感じで見えるのかなと楽しみにしていたのですが、どこを見ていてもそれらしき場所は見えなかったので今回は諦めることにしました() -
雪景色に飽きてきたところで列車は二度目の小休止ポイントである会津川口駅へ到着。
全線を通して走る列車は1日3本のみですが、会津若松~会津川口と只見~小出は区間運転の列車もあり少ないながらも利用者はいる様子。一方、この先会津川口~只見は3本/日しかない正真正銘の秘境路線となります。。。
ここで対向ホームにやってきたのは小出発の1番列車。
2両編成ですが、車内はガラガラとまでは言わないものの1両編成のこちらの方が乗客は多いように見受けらます。この先会津坂下等で多くの乗車があるのかもしれません。。。会津川口駅 駅
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雪がちらついてきました。
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2011年の新潟・福島豪雨でも甚大な被害を受けたのがこの会津川口~只見間。橋梁の流出や土砂崩れなどがありJR東日本は以前から乗客数が少なかったこの区間の廃止・バス転換を提案。しかし、地元住民・自治体との議論が重ねられ復活を果たしたという内容を知っている鉄道ファンは多い。
ただ、赤字運営になることは確実視されていたため上下分離(自治体が線路などの設備を保有し鉄道会社が運行)というシステムが取られ現在に至っています。
会津若松~ここまではキハ40型が引退する際に足を運んだことがありましたが、ここから先は未知の世界。どのような景色がひろがっているのか楽しみです! -
列車は変わらず只見川に沿って東進を続けます。
あれ、、、さっきよりも開けてきたような、、、? -
会津川口を出てからの途中駅では一切乗降がないまま福島県側の最西端である只見駅に到着。
沿線には住宅もいくらか見られ、地域住民と思われる方が歩いている姿も見られましたが、やはり鉄道は利用されないのでしょか・・・ 一部では鉄路復旧よりもJR提案のバス代行の方が赤字幅の圧縮・今後の地域振興を考えるうえでも有効だといった意見もあったようで、寂しい限りであります。。。只見駅 駅
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会津若松からここまで3時間。
ワンマン運転を担当した乗務員はここで交代し、ここからは運転士・車掌の2名体制で小出へと向かいます。 -
正真正銘の3往復/日。
・・・ってあれ?小出方面も3往復だけ?
(大変失礼いたしました、小出側の区間運転は一つ先の大白川からのようです) -
列車は20分少々停車し、六十六里越えへ。
福島・新潟の県境にあるこの峠は豪雪地帯となっており、併走する国道は冬季通行止めになるため只見線の重要度というのは高いと思われるのですが、その只見線も雪害防止のため運休になるのでもはや打つ手立てはないのではと思ってしまうところです。
30分ほどかけて只見から県境を超えて新潟県側最初の駅である大白川へ。
もう少し山間部が続きましたがその後は越後平野へと歩を進め、地元住民の乗降もちらほら。マニアばかりの車内の様子は少しずつ変わっていったのでした(笑) -
そして列車は定刻10:41に終着・小出に到着。
長かった只見線の旅もおしまいです。
この列車と入れ違いで除雪でもするのでしょうか、保線に使われる機械車が只見方面へと入っていきました。
この2日後から只見~大白川間は雪害防止のための運休となりました。
もちろん雪解けが進めば運転再開されるのでしょうが、先にも触れた併走する国道も冬季通行止めとなっている以上、地元住民はどのようにして動くのか気になるところです。
今回は急遽の遠征で18きっぷシーズンという混み合う時期になってしまいましたが、今度はシーズンを外して新緑や紅葉が綺麗な時期に来てみたいなと思いました。。。小出駅 駅
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最後に車内の座席を少しばかり。
基本は向かい合わせにして座るボックスシートでお手洗い横などは窓を背にして座るロングシートとなっています。2人用の席が人気ですが、荷物などを置いていると他の人が座れないので他の乗客がいる際は配慮したいところですね。 -
ここ小出はJR常設線との接続駅。
新幹線も通っていないので、新潟方面か水上方面へと向かうこととなるのですが、多くの人が新潟方面への列車を待っていました。
私はここから在来線を乗りついで首都圏方面へと帰ることにします。
拙い文章に写真ばかりのオンパレードでしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。JR上越線 乗り物
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