中国配車アプリ最大手「滴滴」、24年は増収増益 海外事業もGTV2兆円弱に急拡大

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業注目記事

中国配車アプリ最大手「滴滴」、24年は増収増益 海外事業もGTV2兆円弱に急拡大

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国配車アプリ最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)は3月18日、2024年12月期決算を発表した。国内事業は着実に利益を伸ばし、海外事業も急拡大した。

12月期通期の売上高は前の期比7.5%増の2068億元(約4兆3000億円)、純損益は12億7500万元(約270億円)の黒字となった。前の期は47億5200万元(約1000億円)の赤字だった。調整後EBITA(金利・税金・償却前利益)は20億8500万元(約440億円)の赤字となった。

同時に発表した10~12月期の調整後EBITAは3億元(約63億円)の黒字だった。中国事業は22億元(約460億円)の黒字、海外事業は7億元(約150億円)の赤字だったが、赤字幅は前年同期比で36.45%縮小した。

2024年の国内配車件数(運転代行などを含む)は前年比14.6%増の123億9200万件、取引総額(GTV)は11.3%増の3014億元(約6兆3000億円)。海外の配車件数などは35.8%増の36億1300万件、GTVは29.2%増の913億元(約1兆9000億円)だった。

滴滴の程維・会長兼最高経営責任者(CEO)は、2025年は主力事業の強化に加え、自動運転と人工知能(AI)の活用を推進していく方針を明らかにした。

中国ネット配車最大手「滴滴(DiDi)」、23年売上高は37%増の4兆円 赤字から大きく回復

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録