中国CATL、24年は初の減収も純利益15%増 電池材料の価格下落が一因

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中国CATL、24年は初の減収も純利益15%増 電池材料の価格下落が一因

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車載電池の世界最大手、中国の寧徳時代(CATL)がこのほど発表した2024年12月期決算は、売上高が前の期比9.7%減の3620億元(約7兆6000億円)だった。年間売上高が減少したのは、同社が業績を開示するようになった14年以来初めて。しかし、収益力には影響がなく、純利益は15%増の507億元(約1兆円)となった。

車載電池搭載量の世界シェアは37.9%で首位を維持した。現時点で、CATLの車載電池は1700万台以上の車両に搭載されている。また、蓄電池出荷量の世界シェアも36.5%に達した。

世界の車載電池搭載量、中国CATLが8年連続首位 シェアは37.9%に拡大

CATLの説明によると、電池の販売量は伸びたものの、炭酸リチウムなど原材料価格の値下がりに合わせて製品価格を調整したため、売上高が減少した。一方、技術開発能力と製品競争力の強化が純利益の増加につながったという。

中国CATL、車載電池事業に大ナタか。“血みどろ”の2025年EV市場に備え

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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