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女友達も彼女もいないお前らに
言われたくないってよー
お前も悲惨だろうなw

伊奈学園に入ってからまもなく、私にも好きな人ができました

それは同じクラスの人で、パソコンの授業のときだけ隣になるAさんでした。

当時はパソコンの授業って男女ペアで一台使っていて、

ネットなんてまだなかった時代ですから、丸暗記した命令用語を入れて

パソコンに命令を実行させるといった、単純な作業だったのかな?

ただ私は中学時代パソコン授業がありましたので、ある程度はわかっていたので

その時一緒だったAさんに教えるようにしていっしょに授業をしていました

はじめAさんと話したとき、ちょっと暗めのはおとなしそうなひとだなぁ

という印象だったんですが、実際何度か話していて

「そこ文字がぬけてるよ」とか「これであってるかな?」とか

なんとなく声をかけられるたびに、そのしぐさや声をすごくかわいく感じてました

おとなしいけどすごく気を使ってくれていて、それなのに天然ボケするところがあって

それをごまかす時の笑った時の笑顔もすごくかわいくて・・・・

その子の普通のしぐさなのに何度も「ドキッ」させられていました

そしていつのまにか、目はAさんの姿をそっと追いかけていました

心の中で「ドキドキ」しながら・・・

ふりむいたAさんに気づかれないよう目を慌ててそらして、またきずかれないように

そーっと顔を見てﾄﾞｷﾄﾞｷして･･･

なんてことをしてたころはもう重症でしたね･･･（笑）

同じクラスの子でしたが普段の授業の席は遠くて話すことはほとんどなく

また、用もないのに話し掛ける勇気なんてとてもありませんでした

でしたのでAさんと隣になれる週2時間のこの授業が

唯一話をすることのできる機会でした。

そして高校に入って初めての一番の楽しい時間でした

彼女からはほとんど話をしなかったので、積極的に話し掛けてましたね。

彼女のことを少しでも知りたくていろいろ聞いてたようなきがします

また、授業がほとんどわからないAさんにいいとこ見せようとして

頑張って打ち込むも命令用語のスペルを間違えて、

それを彼女にボソッと指摘される･･･（笑）そんな楽しい日々？をくらしていました

そんな感じで月日の経過とともに、ますますAさんを好きになっていきました

本当、話せるだけで１週間が天国で本当うれしかったんですよねぇ

初めて、それが他人にばれたのは、学実の企画部で恋愛の話になったときでしたね

他のクラスの子しかいなかったのでどうせわかんないだろうと

「同じクラスに好きな人いるよ～」といってたら

そしたらいいタイミングで同じ企画部で同じクラスのSさんが登場して

問い詰められるはめに････（＾＾；；）

「じゃあAさん？」･･･2回目に出たその子の名前に

真っ赤になって否定することができませんでした。

「ぇぇ～ほんとうに？本当にそうなの？」ってすごく驚かれたをよくおぼえてます。

「Aさんにこのこといってもいい？」と冗談でいわれて

こっちは思いっきり慌てて口止めしたの覚えてます

その子とSさんは、部活まで一緒でしたので

ばれるの怖かったんですよねぇ。

しかしもちろんSさんだけでなく、学実の子にもばれて

違うクラスの子にまで冷やかされる始末。

わざわざ姿を確認して「かわいい子じゃない」とか言われ

「Aさん～がすきだからデートに誘えばいいのに･･･」と言われたことも

ま、でもそのSさんからはいろいろその子のことを、教えてもらっていたのも事実です

～が好きとか、どんな風に学校きてるとか。感謝はしてます

そしてこれが告白のきっかけになりました

その年の7月になり何を考えたか、自分の中で思い切って

告白しようという気持ちが高まります。

正直すごいあせってました

Sさんにばれたことで、みんなにもばれるんじゃないかという

恐怖感があったためです。

実は、正直過去に同じようなことがあって

思いっきりばらされた経験があって、めちゃくちゃになったことがあって

それが嫌だったんです

もちろん、Sさんは信用してたんですが・・・

その時、ばらされる前にだめもとで･･･とまじめに考えてました

で、あるきっかけがあって実行に移す気になります

それはSさんのファイルに部活の名簿が書かれていたのを

見かけたことです

Sさん、ごめんなさい。内緒でAさんの情報書き写していました

直接告白する勇気はなかった自分に、

彼女の電話番号というものが手にはいり・・・

それが告白のきっかけです

ある日、Aさんが帰ってきているだろう時間に、

忙しい学実を抜け出し近くの公衆電話へ・・・

初めてかけるAさんの電話番号に手が震えて、

心臓が高鳴りする音がはっきりわかりました

数回のコール音の後、出たのはAさんのお母さん

Aさんに代わってもらったあと・・・Aさんの言葉が受話器から聞こえたとき

心臓がこれまで以上に音が大きくなり･･･

受話器をもつ手がはっきり大きく震えていました

そしてただ一言「Aさんのことが好きです」と言うつもりだったのに

出た言葉というのは「あの・・・」「え・・・と」という言葉だけ

受話器から聞こえるAさんの声に思いっきり意識して声も出なくなってました。

「どうしたの？情報（授業の名前）とかでなんかわかんないことでもでた？」

と普通に話すAさんに対し、

「えーとそうじゃなくて･･･あの・・・・そのぉ・・・」と緊張で何もいえなかった自分

一分間はこんな状態でした

「Aさんのことが好きです」

といえたのは、どれぐらい後だったでしょうか?

Aさんの最初の反応は

「じゃんけんで負けた人が告白するやつとかじゃなくて?」って言葉

こっちが苦労して出した言葉は、本気にされてませんでした

本気だってことを必死に説明してたようなきがします

その後なにを話したか全然覚えていません、

それぐらい緊張してました。

後で返事をくれるってことと、こっちから電話をまたすることぐらいだったかなぁ・・・

それを約束してその場は電話を切りました

正直その場でふられると思っていたので

考えてくれるといってくれただけでも嬉しかったです

でも返事がきくのがとても怖くて、

次の日電話はかけられませんでした

自分の中じゃほぼふられるだろうなぁ･･･って思ってたので

その日の夜、律儀に彼女から電話をかけてくれました

その運悪く？PTA名簿が配られ

向こうもこっちの番号を知ったんです

もちろん内容はこの前の返事･･･

「好きとか嫌いじゃなくて高校生で付き合うの早いと思うんです。

だから、今までどおり友達ということで･･･」

これが彼女の返事でした

その日思いっきり泣きました。ふられたんだな･･･って

でも・・・すごく真剣に考えてくれた彼女に感謝しました

今でも忘れられない出来事です

次の日、彼女とは目を合わせられませんでした。

どう対応していいのかわかんなかったので・・・

ただ、そんな自分にいつもどおりに話しかけてくれたのは彼女でした

毎週一回の授業の時間そんなことはなかったかのように

普通に話をしていました

気を使わせちゃったのかもしれないです

そしてその後も普通に会話できました。

その気使いがすごく嬉しかったです

正直それでますます好きになってました。で、諦めきれませんでした

その後、その授業は席替えがあって話す機会が減りました

2年にはいってからは学系も別だったので

さらに話すことが少なくなりました

廊下や登校時にあうことは何度もあったのですが

勇気がなくていつも声をかけられず見ているだけでした…

それでいろいろ気を引こうと迷惑かけるようなことしてましたね・・・

用もないのに電話したり・・・、手紙を書いたり･･･

誕生日にはプレゼントを贈ってましたし･･･

告白する前以上にやることがエスカレートしてましたね

自分のことを好きになってほしい一心で

他の人にばれないようばれないよう注意しながら、いろいろやってました

そんな状態でしたから一度、席が隣になることがあったときは

すごく嬉しくて、思い切った行動をしてたようです

不自然なほどに話し掛けてて、

周りから見ればバレバレだったらしいです

ま、修学旅行で追求受けましたしね

本当いろんなとこで迷惑かけっぱなしでした

今あえるなら謝りたいぐらいです（とてもいえないですけどね）

でも彼女は嫌な顔一つされたことがありませんでした。

それどころか年賀状を二回いただいたくらいです

それも一枚はメッセージ付きです。

ぎっしりメッセージが書いてあって・・・

すごく嬉しかったですね･･･

今を思えばすごく律儀でやさしい人で

こっちがすることに対して、いつも気を使ってくれてたように感じます

明らかに私が傷つかないように行動してくれてましたし

こっちが諦めないことで罪悪感さえ感じたぐらいです

結局、最後まで好きではいましたが

彼女にはのらりくらりと逃げられたような感じです

でも、いつも普通に話し掛けてくれたし、笑顔が絶えない人だったし

最後までこっちの想いを真剣に受け止めてくれました

　　　　　　　今でも忘れられない高校時代唯一の恋です。

　　　　　　　本当彼女を好きになってよかったと思ってます

　　　　　　　　　　今ごろはどうしてるでしょうねぇ･･･