ディナモ・ザグレブのマケドニア代表MFアデミ [写真]=Getty Images
ディナモ・ザグレブは20日、ドーピング検査で陽性反応を示したマケドニア代表MFアリヤン・アデミが、UEFA(欧州サッカー連盟)の懲戒委員会から4年間の出場停止処分を科されたと、クラブ公式サイトで発表した。
現在24歳のアデミは、9月16日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のアーセナル戦にフル出場し2-1の勝利に貢献。しかし、試合後のドーピング検査で陽性反応が出たため、暫定的に出場停止処分を下されていた。
4年間の出場停止を通達された同選手は、「感情を表現できないよ。僕はなにも間違ったことをしていないし、有罪ではない。この処分には言葉も出ないよ。サポートしてくれたみんなに感謝したい。だけど、僕にとって本当につらい時期だ。理解してくれることを願っているよ」とコメントした。
チームを率いるゾラン・マミッチ監督は、「UEFAの決定を理解できないね。サッカー界ではドーピングに関して厳しい規定があるから、私たちは注意を怠ってはならない。だが、4年間の出場停止は愚かだ。アーセナルやバイエルン、マンチェスターなどのビッグクラブだったらUEFAはどんな処分を下していただろうか? これは私たちクラブにとって屈辱的なことだ」と処分に対し不満を露わにした。
さらに同監督は、「私たちはショックを受けている。この処分に対し不服申立てを行うつもりだ。彼のために戦う。なぜならアデミは素晴らしい若手選手で、我らの副キャプテンだ。この件は私たちにとって大きな汚点となる。彼、クラブ、そしてクロアチアのサッカーを守っていきたい」と、同選手へのサポートを明言した。
By サッカーキング編集部
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