Google App Engineは年内に正式サービスへ昇格。Go言語のサポートも
グーグルは、同社のクラウドサービスであるGoogle App Engineのプレビューを年内に終了し、正式サービスへと昇格させる予定であることをブログGoogle App Engine Blogにポストしたエントリ「The Year Ahead for Google App Engine!」で明らかにしました。
2008年にプレビューサービスが始まったGoogle App Engineは、これまで多くのフィードバックを得てきたため、プレビューを卒業する準備ができたと書いています。
We are now confident that App Engine is almost ready to graduate from Preview status, and we are pleased to announce that graduation will be taking place later this year.
私たちはApp EngineがPreviewステータスを卒業間近であることに自信を持っています。そして今年後半にはそうなることをアナウンスします。
新バージョンでGoプログラミング言語のサポート
合わせてGoogle App Engineの新しい料金体系と、新バージョン1.5も発表されました。新料金体系は以下の3つから構成されます。
- Free Apps
現在の無料版とほぼ同じだが、制約がややきびしくなる。 - Paid Apps
現在の有料版とほぼ同じだが、99.95%のSLAを保証し、1アプリあたり月額9ドルからになる。 - Premier Accounts
新しく追加されたもので、アプリケーションごとではなく、利用量に合わせた料金体系で、さらに月額500ドルの追加料金で有償サポートが用意される。
Google App Engine 1.5では、インスタンスの起動状態を長時間維持できる「Backends」機能が追加されたほか、High Replication Datastoreがデフォルトとなり安全性が高まっているとのこと。
さらに、これまでGoogle App EngineではPython、Javaに対応していましたが、グーグルが開発したGoプログラミング言語のサポートが実験的に開始されます。Goで書かれたプログラムはネイティブコードに変換されて実行されるため、CPUを積極的に利用するアプリケーションで有効だと説明されています。
日本時間で今晩1時30分から、グーグルのイベントGoogle I/Oの2日目の基調講演が行われます。1日目の基調講演はAndroidがテーマでしたので、今日はクラウドやHTML5などがテーマになる見通しです。そこでまた何か新たな発表が行われるかもしれません。
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