福島事故、放射性物質はチェルノブイリの6分の1
放出量90万テラベクレル、推定の2倍
東京電力は24日、昨年3月の福島第1原子力発電所事故で大気中に放出した放射性物質の推定量が、ヨウ素換算で90万テラ(テラは1兆)ベクレルと従来推定の約2倍になったと発表した。1986年のチェルノブイリ原発事故の520万テラベクレルの約6分の1にあたる。
事故後に原発周辺のモニタリングポストで測定された放射線量や気象データ、土壌の汚染の状態から放出量を推定した。経済産業省原子力安全・保安院が2月に別の手法で推定した放出量は48万テラベクレルだった。
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