「あさま」名称残して 長野知事、JR東に要望
長野県の阿部守一知事は31日、JR東日本本社を訪れ、2015年春に北陸新幹線が長野―金沢間で延伸開業後も、利便性が低下しないよう長野発着の列車を設定し、現在東京―長野(長野新幹線)を走る「あさま」を列車名として残すことを求める要望書を冨田哲郎社長に提出した。
鷲沢正一長野市長らも同席。長野新幹線の呼称が定着しているとして、長野の表記を残し、県内の新幹線駅に止まる列車の本数増などダイヤ編成への配慮も併せて求めた。
北陸新幹線は1973年に整備計画が決まり、97年10月、長野新幹線として高崎―長野で先行開業した。15年春に延伸後は東京―金沢を最速約2時間半で結ぶ予定。
JR東日本、西日本は北陸新幹線の列車名を6月末まで募集。選考の上、今秋以降に公表する。〔共同〕