ポータルサイトを見ればほとんどの新聞記事が読める今の時代、スマホで新聞記事をチェックすれば十分と考えている人も多いと思います。私もその一人なのですが、スマホでチェックすることの弊害は、「自分の興味のある分野しか見なくなる」ということ。自分のフィルターが掛かってしまうので、どうしてもチェックする分野が偏ってしまいます。
中でも「天声人語」や「春秋」といったコラムはほとんど読まなくなってしまいました。デジタル版でも読めることは読めるのですが、紙の新聞とは違ってウェブ上では見つけにくいところにあるので、読まず終いになってしまうということが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、各新聞社のコラム(第1面にあるコラム)だけを読めるiOS用アプリを紹介します。全国紙だけではなく地方紙のものも取得してくれる便利なビューアーです。
アプリ名は『たて書きコラム』です。このアプリでは、新聞社60社の第1面にあるコラムをまとめて読むことができます。読める新聞のコラムは以下の通り(一部)。
■全国紙・天声人語 (朝日新聞)
・余録 (毎日新聞)
・春秋 (日本経済新聞)
・産経抄(産經新聞)
■ブロック紙・卓上四季(北海道新聞)
・河北春秋 (河北新報)
・筆洗(東京新聞)
・春秋 (西日本新聞)
■地方紙・臥牛山(函館新聞)
・三山春秋(上毛新聞)
・正平調(神戸新聞)
・大弦小弦 (沖縄タイムス)
コラム閲覧中に新聞の名前をタップすると、ツイートやメール送信ができます(コラムの文の一部と、各新聞のデジタル版へのURLが付きます)。
文字の大きさを変えることも可能。自分の好きな大きさに変えてみてください。新聞のリストはデフォルトでは全国紙 >地方紙の順番になっていますが、この順序も自分で変更できます。
なお、読めるコラムはその日のものだけ。あくまでも「毎日の習慣」として、コラムを読んだりノートに書き写したりするためのアプリのようです。しかしながら、新聞各社のコラムを比較しながら読めるこのアプリは情報収集ツールとして重宝しそう。地方紙にも対応しているので、地元のコラムをチェックしたいという人にもおすすめです。
ダウンロードはこちらからできます(無料)。RSSリーダーとセットでチェックすれば、紙の新聞をチェックするのとほぼ同程度の情報量を得ることができると思います。
(安齋慎平)
Photo by khf_fjs.