MacでWindowsを使っているけど、思うように動かないとか、iPadやiPhoneなどのiOSデバイスで、Windowsを使わなければならないという時は、バーチャルマシンアプリ『Parallels』のメーカーが出している『Parallels Mobile』を使ってみてはいかがでしょう。
Parallels Mobileは、リモートデスクトップや、サーバにするためのデスクトップソフト、VNCクライアントが、がっちりと一緒になったようなアプリです。
まず最初に、自分のパソコンとiOSデバイスの両方から、Parallelsのアカウントにサインインします(Parallels Desktop 6を最初に起動した時に登録するアカウント)。そうすると、すべてのポートを転送しなくてもよくなります。一度すべてのデバイスを同期しておけば、バーチャルマシンの一覧を見ることが可能です。
iOSデバイスで再生ボタンをタップすると、iOSデバイスもしくはローカルマシン上で選んだ、バーチャルマシンが起動します。
バーチャルマシンが起動して動き始めたら、ピンチイン/ピンチアウトでズーム、タップでクリック、スワイプでスクリーンを移動といった具合に、マルチタッチスクリーンを使っているのと同じように操作できます。
Parallels Mobileが使えるということは、iOSデバイスでFlashムービーが見られるということでもあります。あまりいい方法とは言えませんが、一応見られるということです。ともかく、iOSデバイスで簡単にWindowsが動かせるというのは、必要な人にとってはかなり便利だと思います。
Parallels Mobileは、すべてのiOSデバイスに対応した無料のアプリです。ただし『Parallels Desktop 6 for Mac』(新規購入なら80ドル、アップグレードなら50ドル)が必要です。
Parallels Mobile [iTunes App Store]
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)